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【LoL】Faker「リーグ・オブ・レジェンドのプロ選手の平均年齢は今後上がると思っている。偏見を打ち破るためには勝ち続けるしかない」

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以下、Korizonより、LCKプレスカンファレンスにおけるFakerのインタビューを紹介。

――勝利おめでとうございます。また、勝利数400を達成し、LCKでの記録を更新されましたね。おめでとうございます。今回の勝利についてはもちろん、400試合勝利という記録を樹立したことについても、お気持ちをお聞かせください。

 

Faker:はい。T1もBROも、最高の状態だったとは言えなかったと思いますが……それでも、勝利自体は嬉しいですね。400試合勝利の記録更新についても、私が初めてですから、意味のある記録だと感じています。

 

――プロゲーマーとして9年目ですね。1つのリーグで9年間プレイするというのは、簡単な決断ではないと思います。この9年で、海外リーグから多くのオファーがあったことは想像に難くありません。T1に、そしてLCKに残った理由を教えていただけないでしょうか。

 

Faker:韓国には私を応援してくれるたくさんのファンがいます。それに、1つのリーグで9年間プレイするという経験は、とても価値があるものだと信じています。それが、私が留まる理由なのでしょう。もちろん、それだけでは無いと思いますが……。そうですね、今私が言ったことが主な理由です。そして私の目標は、何年経っても良い結果を出し続けることです。

 

――Faker選手は現在、通算600試合に出場し、そのうち400試合で勝利しています。これは他の選手よりもはるかに先を行く記録です。この記録はいつか誰かに破られると思いますか? この記録が誰かに破られることを望んでいるのでしょうか。

 

Faker:一人の選手の試合数、勝利数……こうした記録は、いつか必ず破られるでしょう。eスポーツという産業は、どんどん成長していますから。そして、リーグ・オブ・レジェンドはこれからもずっと続いていくと私は予想しています。だから、私の記録は必ず破られるでしょう。数年後かもしれませんし、10年後かもしれません。eスポーツ業界が成長と拡大を続ける中で、そうしたことは避けられないことでしょう。

 

――Faker選手はT1のロスターの中ではベテランだと思います。他の選手は若手ばかりだと言ってよいでしょう。2004年生まれのZeus選手もいます。最近、Zeus選手にインタビューしたのですが、Faker選手は中盤から終盤にかけて、チーム全体を落ち着かせてくれる重要な役割を果たしてくれていると言っていました。自分よりも若い選手のことをどう感じているかお聞きしてもよいでしょうか。また、そのような若い選手たちの中で、全体を落ち着かせる柱としての役割をどのようにして果たしているのでしょうか。

 

Faker:年齢に関しては、当初、自分と若い選手たちの間に目に見える年齢差は感じられないと思っていました。確かに、生物学的に言えば、私たちの年齢差は大きいですね。でも、お互い気楽に付き合えるように努力しています。若い選手たちから見れば、私はベテランですから、近寄りがたいと思われるかもしれませんね……。でも、ゲーム中は落ち着いていると思ってくれているのかもしれません。

 

――本日の勝利で、T1はスプリングスプリットでの勝率を50%まで回復しました。これでLCKの上位勢に加わったわけですが、まだまだ道のりは遠いですね。スプリングスプリットの第二ラウンドで、T1はどこまで取り戻せるとお考えですか。

 

Faker:まだチーム全体としてのミスが多いですね。シナジーも足りません。それでも第二ラウンドではもっと良い結果が出ると思っています。第一ラウンドに比べれば。第一ラウンドで負けてしまった競合チーム、DKとGEN.Gに勝てるよう頑張ります。やはり最終的にはスプリングスプリットは優勝したいですね。その目標に向かって頑張ります。

 

――現在の順位を見ると、LCKは「ゲーム・オブ・スローンズ」のようです。これほど激しい競争になると予想していましたか?

 

Faker:今年は、期待されていた強豪チームが揺らいでいます。ですから、現在の順位がこのようになったのでしょう。明確に1位のチームはありません。外から見ると、これは良いことです。そして、年々、各チームはこれまで以上にお互いを分析しています。1チームだけでリーグを支配するのは難しくなっていくと思います。

 

――多くの人の頭の中にある疑問は、T1はスターティングロスターを安定させることができるのか、ということだと思います。T1の継続的なロスター変更について、ご意見をお聞かせいただけますでしょうか。

 

Faker:この2シリーズは同じスターティングロスターでした。それがT1の10マンロスターの特徴であり、10人のうち一人ひとりが、非常に優れた選手なのです。私の考えでは、T1がロスターを固定するのはまだ早いかもしれません。また、それを決めるのはDaenyヘッドコーチです。ですから、私が詳しく説明することはありません。それに……まだ、スプリングスプリットです。10マンロスターは今の所順調です。最終的にどうなるのかは分かりません。

 

――別のプレスカンファレンスで、Daenyヘッドコーチとの意見の相違について言及されていましたね。意見の相違について、詳しく教えていただけないでしょうか。T1の戦略についてはなく、チームの方向性についての相違なのかもしれませんが……。

 

Faker:以前申し上げたのは、チームの方向性についての相違です。

 

――それを詳しく説明していただけないでしょうか。

 

Faker:今申し上げられるのは、チームの方向性、可能性についての意見の違いがあるということだけです。そして、この件に関する一般的な認識や、ファンの皆さんが構築した意見に対する正確な洞察は、私は持ち合わせていません。でも、色々と憶測は飛び交います。でも、憶測ではなく、可能であれば……私たちはまだチーム内に意見の相違が存在します。でも、もし可能であれば……今のところは、察していただきたいと思うのです。私は非常に頭の固い頑固者ですし、Daenyヘッドコーチもそうですから、私たちには意見の対立があるかもしれません。そして、私たちはまだ物事を試す過程にあるのです。これから、状況は改善されていくでしょう。現時点では、選手たちはDaenyヘッドコーチのリーダーシップに本当に従っています。チームの方向性については、一致団結していると思います。私の見通しはポジティブです。それに、T1の新しいコーチングスタッフは、リーグ・オブ・レジェンドにとても情熱を持っています。彼らは良い分析をしてくれています。私自身も、チームのために分析を積極的に行ってきました。今は、こうしたことをひとつにまとめようとするプロセスの最中にあるのです。私は、ファンの皆さんが信頼を持ち続けてくれることを願っています。それに……誰が正しい、誰が間違っているという議論をするのではなく、今はもう少しだけ我慢して欲しいのです……。誰か個人を憎むのではなく、私たちを信じて欲しいと思います。

 

――Faker選手は、リーグ・オブ・レジェンドで最も多くの栄誉を獲得した選手だと思います。今後達成したい功績はありますか?

 

Faker:最近は、少なくとも以前に比べれば……年をとったからでしょうか? でも、成績と年齢はあまり関係ないと思っています。それを証明するためにも、もっと多くのトーナメントで優勝したいと思っています。それが私の目標です。

 

――LCKだけでなく、LCSやLECの最近のインタビューでは、年齢とパフォーマンスの関係に対する偏見は実際よりも強いものだと選手たちが言っています。そして多くの選手が、自分たち自身が良いパフォーマンスをして、年齢とパフォーマンスに関する偏見を壊したいと思っていると言っています。Faker選手、選手の年齢とメカニクス、パフォーマンスの関係についてどうお考えでしょうか。また、この件に関して、一般的な観客の意見をどう考えていますか? そして、そうした意見をどのように変えていきたいとお考えですか? 是非詳しく教えていただきたいです。

 

Faker:これからお話することは、ほとんどが私の個人的な経験に基づいてしまいますが……この件に関するいくつかの科学的研究結果も目にしましたが、あくまでも私の個人的な経験に基づいた話です。年をとったからといって、メカニクスの衰えはほとんど無いと思っています。しかし、私も年をとります。プロゲーマーとして9年目になりますからね。私はほとんどの時間、椅子に座って過ごしています。健康面で、常に全盛期であるわけではないのは分かります。でも、それを除けば、大きな関係は無いと思います。自分が努力していれば、改善し続けることができます。そして、リーグ・オブ・レジェンドの選手生命の短さについてですが……個人的には、リーグ・オブ・レジェンドのプロ選手の平均年齢は今後上がると思っています。その理由についてですが、今のところ正確な理由は思い出せません。個人的にそうなるのではないかと思っています。偏見を打ち破るためにプロゲーマーとしてできることは、より多くのトーナメントに勝つことです。それしかありません。私にできるのは、もっと勝つために、もっと全力で努力することだけです。

 

――目標はLCKで再び優勝することとのことですが、スプリングスプリットも折り返しに近づいています。LCKのほぼすべてのチームと一度対戦していますが、優勝の大きな妨げとなるチームはどのチームだと思いますか? そうでなくても、注目しているチーム、興味をそそられるチームはありますか?

 

Faker:私個人としては、全チームと対戦したわけではないのですが……でも、どのチームにも勝てると思います。私の目には……。もちろん、昨年もそうでした。でも、今年はさらにチャンスがあると信じています。まだまだ足りない部分はあります。でも、私たちのパフォーマンスを微調整して、チームのシナジーをさらに高めていければ……LCKのどのチームにも十二分に勝てると思います。

 

――Faker選手は非常に長い間リーグ・オブ・レジェンドをプレイしています。LoLはまだ楽しいですか?

 

Faker:最近になって、またリーグ・オブ・レジェンドに……えーっと、興味を持っています。最近はLoLが楽しいですね。以前、LoLがつまらないと感じていた時期もありましたが、最近はプレイするのが楽しくなってきました。私にとって、LoLは楽しいゲームです。

 

管理忍

Faker殿にとってLoLは楽しいゲームでござる。

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LoL忍者

コメント

  1. lol界の生ける伝説でござる

    11
    1
  2. 俺にとってもFakerは楽しいおもちゃだよ。

    4
    1
    • きも

      49
      1
      • 当たり強。
        どうしたん・・・

        5
        1
        • 人をおもちゃ呼ばわりはさすがに気持ち悪い超えてドン引きだわ

          39
          • マジかよRiot最低だな

        • 最初のコメントが他人を不快にしfakerを侮辱するものだと思えないなら「どうしたん」はお前の方だよ……。どんな人間環境で育ってきたんだ。

          25
    • 社会のおもちゃちわすw

      12
  3. わかった。信じる

  4. いつみても人格者やなあ

  5. パイセンのインタビューほんとすこ

    • POGインタビューもなかなかだった
      https://twitter.com/AshleyKang/status/1357987304057409537

      FakerからGumayusiにハッピーバースデーメッセージ。
      Faker: グマ、お誕生日おめでとう、私はあなたが将来トラブルを起こさないことを願っています、あなたがさらに良いボットレーナーになることを願っています

  6. 上がると思っている→同世代は止めないでくれ
    偏見→老害だとは思わないでくれ

    孤独が伝わってくるインタビューだな
    支える人やついてくる人はいるけど隣に立ってくれる人がいないのが何より辛そう

    • やっぱBengiとかWolfが引退しちゃって感じるものとかあるんだろうな
      Bangもまだまだ頑張ってほしい

    • 何故そんなネガティブに受け取るのか

    • おまえ優しいヤツじゃね?

  7. 黎明期にデビューした大人が年齢による衰えよりも若い頃から練習方法が確立されてた世代に純粋な実力で抜かれるのはどの世界にもある話
    ただそろそろ始めるのが早かっただけの世代は全員引退しちゃった

    • どの競技世界でも最初にトップになれるの素質がめちゃくちゃあるやつじゃなくて、そこそこの素質を持って大して流行ってもいない競技に全力注ぎこめるおかしなヤツだからなあ
      流行ってくるとめちゃくちゃ素質あるやつが後から入ってくるのだ

  8. 他地域はともかくKRは兵役ってタイムリミットがあるからなおさら若くないと投資すらされないのが厳しい

  9. いつまでもパイセンでいて欲しい

    • 応援してる

  10. 他ゲーをやることでまたLOLを面白いと思うようになったのかな
    みんなLOLに飽きたらPOGOをやろう

  11. 50年後そこにはアジールで251年の新チャンプをしばき倒すfakerがいた

  12. やっぱり、プレイの上手い下手も大事だけど、年上のお兄ちゃんがどっしり構えていてくれてるだけでチーム全体としての安心感とか大分違うんだろうな。

    Cerosもそういう効果があったのかな。

  13. 若いのにしっかりしてるなあ
    いつまでも応援してる

  14. Fakerのファン忍者であり続けるでござる

  15. >>
    誰が正しい、誰が間違っているという議論をするのではなく、今はもう少しだけ我慢して欲しいのです……。誰か個人を憎むのではなく、私たちを信じて欲しいと思います。

    神がこう仰ってるのだから無駄な争いはやめような

    • この言葉はマジで全ての現代人に知らせるべきだと思うよ

  16. 個人的にはFakerが衰えたってよりは周りのレベルが上がったって感じがする。まぁ他のスポーツでも技術と戦術とスポーツ医学が確立された現代の名選手の方が過去のレジェンドよりも強いってのはよくある事だしなぁ。

  17. LCKとLPLが若すぎるだけでは
    他リージョンは別に10年たったな感じだが

  18. そもそもゲーム自体が10年だから、年齢はまだわからんでしょ
    長年トップでモチベーションの問題はあるにせよ

  19. どこぞの格ゲーおじさんが若いやつと同じ反応速度を実現したから肉体的な面でのリミットは案外普通のスポーツと同じか多少長いのかもしれん
    でも兵役のある韓国人選手が先頭に立ち続ける限り寿命が長くなることはなさそう

  20. リアルスポーツで最も動体視力が重視されていると言われる卓球でもlolみたいに20代前半で引退するのが当たり前みたいな風潮はないしな
    今後の成熟に従って平均年齢が上がる可能性はある

  21. 400勝……プロ野球だと金田だな

  22. 個人配信で延々クソみたいなホッピングゲームをやってるの笑う
    あれが続けられるならLoLへの情熱は失われないな

  23. 正直Fakerが辞めたらプロしーんの興味イッキに下がる