以下、Jaxon.ggより、Fnatic Hylissangへのインタビューを紹介。インタビュー実施はMisfits戦の後。
――チームには高いプレッシャーがかかっていると思いますが、どんな雰囲気なのでしょうか。
Hylissang:チームの雰囲気はかなり良かったと思う。ただ、僕の立場からすると、もう少しナーをうまく食い止めて役に立てたかもしれないから、そこはちょっと悔しいね。そうすればBwipoももう少しうまくやれたと思うし、もしかしたら勝てたかもしれない。
少し悔しい思いはあるけど、チームのことはとても誇りに思っている。こうした荒れた試合でも何度も何度も立ち直り、ドラフトやシリーズを通して起こったことを考えれば、勝てないような状況でも勝つことができたかからね。
それ以外で言えば、僕たちは冷静だったし、パフォーマンスを発揮できたと思う。次の試合に向けて落ち着いて試合に臨めたと思うよ。
――G2戦やTES戦など、プレッシャーのかかる場面を数多く経験しているベテランとして、そうした場面をどう感じますか。どんな準備をしているのでしょうか。
Hylissang:うーん、水分補給をしっかり行い、空腹になりすぎないことかな(笑) まぁ、それはさておき、第5試合にもなると、敵が何を予測していて、チームが僕に何を期待しているかが分かるんだ。だから、大抵はとても自信がある。
確かに、僕はプレッシャーのかかる状況を何度も経験している。だからこそ、こうした第5試合のような状況になっても、自信を持てるんだ。僕は普段から自信があるけどね。
――他の試合では少数戦向きの構成を選んでいましたが、この試合ではスケール構成でしたね。
Hylissang:サイド選択権は僕たちが持っていたんだけど、明らかにレッドサイドの方がカウンターピックができるんだ。MSFはファーストピックでスレッシュをピックしたから、そこにカウンターを当てようと思った。だからこのピックにしたんだ(訳注:FNCはサポートにモルガナをピック)。 MSFのバンに対抗して、スクリムで練習した戦略で応じようと考えた。だからこういう構成になったんだと思う。
――モルガナがとうとう刺さりましたね。
Hylissang:そうだね、ただ、僕が特別活躍したとは思ってないけどね。実際、レーンではかなり打ちのめされた。でも、ひょっとするとそれが勝利の鍵だったのかもしれない。5枚のタワープレートと40CS差で勝つ必要はない。潔く負けて、キャリーされればいいんだ。多分、それが鍵だね。
まぁ冗談はさておき、僕が思うに、Nisqyがとんでもないプレイをしていたね。というか、この状況下で誰もがいいプレイをしていた。
ボットレーンのレベル1のトレードはかなり負けていたし、MSFは僕たちの青バフにインベードしてきたし、ボットとジャングルはかなり荒れていた。でも、最終的にミッドとトップが頑張ってキャリーしてくれたんだ。とても嬉しかったよ。もう、良いことしか言えないね。
――第4試合ではたくさんのポーズがありました。集中力にどのような影響があったのか、集中力を回復するためにどういう手順を踏んでいるのでしょうか。
Hylissang:正直言うと、ミームみたいなことをしてた。もちろん、ポーズは両チームに影響することだ。今回は僕たちのほうが少し有利だったかもしれないな(笑) バグが起きて、僕たちがポーズして、これがバクかどうか判断しなくちゃいけなかった。
僕はバグだと思ったけど、彼らの意見はバグではないというものだった。仕方ないからプレイを続けていたんだけど、また同じことが起きてしまった。そしてライズについて非常に重要なことを学んだんだ。それはとても小さなことだけど、再現性があるのか、バグなのかは分からない。
何が起こったかというと、ライズがウルトを展開していて、僕はライズのウルトの中をクリックしていた。そして最後の1ミリ秒でライズのウルトの外側をクリックした。でも、僕の体はライズのウルトの中にいたんだよ。それなのに、ゲームは僕がライズのウルトから出たいと判断したんだな。
つまり、体はライズのウルトの中にいたのに、テレポートしなかったんだ。それでポーズした。ブラウムの盾とソラリのロケットでチームの前にポジションを取らないと致命的だからね。
今回も同じようなことが起きてしまい、とても悔しい思いをした。意図したポジションを取れなかったら、次は試合に負けてしまうかもしれないからね。
それ以外では、集中しているよ。明確なコミュニケーションが取れているから、ポーズの前に何が起こっていたかをよりよく認識し、よりよく記憶しているなら、当然ながらよいスタートを切ることができる。
ポーズのおかげで何かを得られたかも知れないが、誰でも得られるようなものかもしれないし、ポーズ中にしか得られないようなものでもないと思う。
お互いに同じ境遇だから、アンフェアだとは言わない。どちらも同じ試合をしているんだからね。
――Twitterでは、「ポースがかかると勢いがなくなる」という意見もありましたが、このような高いレベルだと違うのでしょうね。プロ選手は集中していて、実はそれほど重要ではないのでしょうか。
Hylissang:いや、勢いは失われるよ。でも、元の勢いのまま復帰できれば、試合は元の場所に戻ってくる。勢いを奪われるようなクロノブレイクではなかった。両チームにとって、同じゲームのカット、同じゲームのスタートだったんだ。もし、ポーズの後にテンションが低くなって、あまり話さなくなったとしたら、それは選手たちの責任であって、ポーズのせいではないんだ。
――第2試合では、序盤リードしていましたが、最終的には負けてしまいましたね。原因となったミスはなんだと思いますか。
Hylissang:まず、同じドラフトで戦うことで意見が一致した。しかし実際には、ドラフトはMSFにとってかなり有利だったんじゃないかって思うんだ。それが最初のミスだね。僕たちは自分たちのドラフトが良いと信じていたんだ。
でも、実際にはそうじゃなかったと思う。YamatoCannonコーチにどうこう言いたいわけじゃない。みんな信じていただけなんだ。しかし、同じ内容のドラフトをやりなおしたようなもので、戦うのはかなり難しいと感じた。
その後のミスは、リードしていたのに、スノーボールしきれなかったことだね。確か、ボットの2v2で、サモナースペルを落とさせたのに、行き過ぎて死んでしまった。僕はミッドにロームしてキルに繋げたけど、MSFはサモナースペルが無いにも関わらずうまくやったので、それもマズかった。
結局は僕たちがひどい試合をしてしまったんだと思う。タイミングも状況も良くなかった。MSFはドラフトで切り替えようとしてきたのに、僕らはエンゲージも少なかったし、ピックアップを狙うのも難しかったんだ。
――第2試合で負けたことで、第3試合でエンジンがかかったのでしょうか。ものすごい圧勝でしたよね。
Hylissang:ラカンをピックするたびに、ドラフトにミスがあったんじゃないかって思っていたので、かなり安心感できた。ラカンでうまくゲームをコントロールすることができたんだ。良かった〜って思ったけど、チャンピオンがバンされたなら、チームとしてもっとうまく対応できないとね。ボットレーンがターゲットバンされたなら、他の場所で価値を発揮しなくちゃいけない。第5試合みたいに、パワーピックのツイステッド・フェイトを出してうまく行ったように、僕たちにはもっと良い仕事ができると思う。
――Bwipo選手は、今回は違うロールでWorldsに挑戦するわけですが、Hylissang選手とBwipo選手のパートナーシップがどのように発展してきたのか教えていただけますか。
Hylissang:最初からってこと? OK(笑)
当時のBwipoはシャイな男で、Fnaticに来たときは部屋の隅っこでソロキューしていた。僕たちはスクリムをして、当時サブだったBwipoはソロキュー。そして最終的にBwipoがトップレーンのポジションを引き継いだ。前任のsOAZが、Bwipoがステージでどんなプレイをするか見たかったからだ。sOAZはBwipoにチャンスを与えたかった。僕もBwipoのキャラは好きだったし、話をしていたらすぐに仲良くなった。
その後、Bwipoがトップでプレイするようになってからは、試合に対する考え方が素晴らしいし、僕と似ているところもあるなって思った。Bwipoのすることすべてが僕には理解できて、とても楽しかった。Bwipoのアクションのすべては、僕にとって意味があるものだ。僕は常にBwipoを理解し、自分の意見を伝えている。Bwipoも同じように試合を観ている。
一緒に仕事をしていても、ゲーム以外の時間を過ごしていても、とても楽なんだ。僕たちは良い友人だし、とても良い関係だ。Bwipoはとても情熱的で、ユーモアのセンスもある。
Bwipoの人柄を知ると、絆を持たないわけにはいかない。また、彼は素晴らしい選手でもある。そして今、Bwipoがジャングルをやっているのは、僕にとってすごく楽なことなんだ。1スプリットはボットレーンでも一緒にプレイしていたから、とてもやりやすいね。
――さて、Worldsについてですが、次はG2との対戦になりますね。今回はFNC対G2の決勝戦はありませんが、今回の対戦は、以前の対戦と同じように感じているでしょうか。
Hylissang:興味深い質問だね。シンプルに答えよう。今のG2は、例えばPerkzがいた頃のG2とは全く違うチームだ。CapsとPerkzは非常に強力なデュオだった。彼らは常にハングリーで、常に反撃を考えているタイプの選手だ。どれだけリードしていても、負けてしまう可能性があることを知っていたからだ。
今のG2は少し落ち着いてて、教科書どおりにプレイし、リスクを侵さない。Rekklesが参加したことで、彼のプレイスタイルの一部がG2にもたらされたわけだけど、それは大きく異なるものだと僕は思う。彼らのプレイスタイルは全然違うものなんだ。
ブルガリア出身でござる。
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コメント
これじゃうちの姫さんが馬鹿みたいじゃん。。。
ひでぇよひりさん
確かに、僕はプレッシャーのかかる状況を何度も経験している。だからこそ、こうした第5試合のような状況になっても、自信を持てるんだ。
いついかなる時でも自信満々のオールインで「Hylissang」か「ひりさん」のどちらかを完遂する男
LoLにお通しという概念を持ち込んだ男
HylissangとBwipoがいる限りFNCファンであることを逃れられない
W I D E B W I P O
W I D E H Y L I S S A N G
W I D E F N A T I C
フナにパークス来てたらワールズベスト4くらい行ってたなw
失礼ながら見えてる景色違うレベルのプレイングから想像つかないほど受け答えしっかりしてて草
>チームが僕に何を期待しているかが分かるんだ。
Hylissangが言うと何故かギャグになる
ヒリ お前には何も期待してねーよwww
ひりパイク本気でいかれた動きしてて良さも悪さも全てが主役だったわ
皆俺に夢中とはあのこと
いやマジでヒリサンのパイクは毎回楽しませてくれる。てかこのじゃじゃ馬の横で最高のパフォーマンスをしてるupsetやばすぎる
> つまり、体はライズのウルトの中にいたのに、テレポートしなかったんだ。
ゼロストもしかしてお前もこれだったのか?
自分を信じきれなかったせいでポーズできなかったゼロストポータル好き
暗にRekklesはパワースパイクまで何もしない臆病なプレイヤーだから序盤負けるしG2っぽいこともできないって言ってるじゃん
事実そのとおり
Rekklesのこのワールズ逃し方は相当メンタルに来るよな
ずっとG2に阻まれて、自分がG2の一員になったらこうなった。G2はどこまでRekklesの敵なんだ
capsもワールズのがしたのはこれが初めてか?準優勝2回とベスト4。jankosも5年連続ベスト4以上だったんだっけ
相方がヒリの時は引っ張られる形でうまくいってたんだけどな
mikyxもperkzに合わせてたのか、ダメトレ下手くそで消極的だし
ずっとヒリみたいなサポと組んでたからより受動的になっちゃった感
でもRekklesは自分の時間が来たらいつも素晴らしい活躍をしてるよ。
moyashiとかZenitみたいに生き残るけど全くダメージ出さないタイプのadcと違って、集団戦で最後まで綺麗な立ち位置でダメージ出し続ける。レーンは消極的かもしれないけどそれだけで批判されるような選手ではないよ
ライズのRの判定はよくわからん時あるわ
範囲内で同じくらいの場所にいても一人だけ取り残される事もあるし
G2が強かった時は失敗もするけどその後にいろんな手段ですぐ取り返しに来るからやっぱり対戦相手も怖かったんだろうね
ひりビーポの関係いいですね
管理忍もしかしてFNCファンボでござるな?
全試合見た超暇人だけど去年のDWG優勝とSNの躍進で一部のチームがまたリスクをおかさず地力とマクロで差を広げていくKRスタイル寄りに戻ってしまった。元からMADがそれで結果出してたのもあるけど。
それでG2も中国コーチの招集もあり選手達のLOL理解度の完全な統一による即満場一致の意思決定から生まれる高速マクロと5人で500%の本当のオールインを仕掛ける集団戦を失ってしまった
例えばmikyxがG2の5人目ではなくなに長文書いてんだろおれ
正気に戻るな 最後まで書け
全試合FnaがFnaするか、FnaがFnaしちゃったかのどっちかだったな…
G2が仕掛けて有利取るような場面がほとんどなくてFna側が勝手に勝つか負けるかしてただけ