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「俺の名はブランド。チームではサポートをやっている」
- Redditでブランドサポートを題材にしたインタビュー風のネタ投稿が注目を集めた。すべてを「火」で押し通そうとするブランドサポートの主張を皮肉を込めて描いている。
- メイジ系サポートに対するADCの「やり場のない感情」を語るコメントも多数。共感をよぶリアルな体験談がスレッドをさらに盛り上げた。
- 「なぜブランドがサポートに定着したのか?」について、アイテム仕様の歴史を交えて詳しく説明する知識系コメントも登場。
ADCをやっていて、サポートがメイジをピックしてきたとき、なんとも言えない気持ちになったことはないだろうか?
その代表格とも言えるのが、ブランドだ。
そんなブランドサポートに対する“やり場のない気持ち”を、インタビュー風に皮肉たっぷりで表現した投稿がRedditで話題になっている。
一方で、ブランドがなぜサポート枠で使われるようになったのか、そのルーツを昔のアイテム仕様にまでさかのぼって丁寧に解説するプレイヤーも現れた。思わず「なるほど」と唸るような内容だ。
そんな海外コミュニティの盛り上がりを、ちょっと覗いてみよう。
インタビュアー:ご自身のロールは?
ブランド:サポートだ。
インタビュアー:チームにはどのように貢献されていますか?
ブランド:敵を燃やすことだな。
インタビュアー:チームにユーティリティの提供などはされていますか?
ブランド:火だな。
インタビュアー:いえ、その、ダメージ以外で何か――
ブランド:ああ、スタンはできるぞ。
インタビュアー:どうやってスタンさせるのですか?
ブランド:火で。
インタビュアー:えっ?
ブランド:ただし、相手がすでに燃えてればな。
インタビュアー:それは一体どういう理屈ですか?
ブランド:燃えてる相手に、さらに火をつけることはできないだろ。
まあ、スキルを3つ当てたら話は別だけどな。インタビュアー:かなり不確実な方法のように思えますが……相手が燃えていなかったらどうされるのですか?
ブランド:それがな、相手は常に燃えてるんだよ。
インタビュアー:どうしてそんなことが……?
ブランド:ミニオンの隣に立ってたら、そいつが燃えてれば、そいつも燃える。
インタビュアー:では、スキル構成について伺ってもよろしいでしょうか。Qはどういう効果ですか?
ブランド:スタン。
インタビュアー:Wは?
ブランド:燃やす。
インタビュアー:Eは?
ブランド:全員燃やす。
インタビュアー:Rは?
ブランド:俺も燃える。でももう燃えてるから問題ない。
インタビュアー:パッシブはどういったものですか?
ブランド:相手が燃え続けるようになってて、すでに燃えてたら、周りも一緒に燃える。
インタビュアー:それでは、やはりダメージ担当のチャンピオンでいらっしゃるのですね?
ブランド:そりゃそうだ。
ADCよりダメージ出すこともあるし、何ならチーム全員より出すこともあるぞ。インタビュアー:そのようなお力があるなら、ミッドやAPCで活躍された方がいいのでは?
ブランド:何言ってんだ、お前バカか?
インタビュアー:えっ……では、他にどちらのレーンに行かれているのでしょう?
ブランド:ジャングルだろ、当然だ。
インタビュアー:なるほど……その理由は?
ブランド:ジャングルのモンスターって燃えると思うか?
インタビュアー:はい、燃えると思いますが……。
ブランド:じゃあ、それで十分だろ。
インタビュアー:ADCと一緒にボットレーンを担当される場合、キルを取ってしまうことに対してご懸念ありませんか?
ブランド:キルを“取ってしまう”だって?
インタビュアー:はい、ADCの方が怒ったりするのではないかと……。
ブランド:おいおい、俺がキルを取らなかったら、「戦犯」ってレポートされるぞ。
インタビュアー:それでは、集団戦の際などは、ご自身のためにプレイされる形になるのでしょうか?
やはりゴールドを多くお持ちですし……。ブランド:いや、俺は突っ込んで、敵全員燃やして、だいたい即死する。
インタビュアー:えっ?
ブランド:で、だいたい10秒後くらいにダブルキルが入る。
インタビュアー:???
ブランド:生きてるときより、死んでるときの方がキル取ってる気がするな。
反応
- ブランドも一応ユーティリティは持ってるよ。
「キルこそ最強のCC」って話は、客観的に見れば間違ってない。
ただ、その“キルCC”を成立させるにはコストが高いのが難点なんだよな。
一般的に、サポートに求められるのは「少ないゴールドとレベルでもちゃんと機能すること」。
タンク系はその点コストがかかる。耐久力のための防具が必要だし、強力な集団戦ウルトを使うにはレベルも欲しい。
でもレオナみたいなチャンプは、レベル3でもう役割が完成してる。
ブランドもレオナと同じで、リソースが少なくても動けるし、
お金もレベルもなくても“キルCC”をしっかり決めてくるのが強み。
- ちょうどさっきブランドサポートと組んだ直後にこれ読んで笑った。
レーニングフェーズはめちゃくちゃ、CS取れないし、キルは全部あいつが持ってった。
俺、ADCなのにアシスト18だったんだが。
なんて日だよ。
- めっちゃ正確で笑う。ブランドは死んでも、ライアンドリーが敵に残ってて、結局そいつも後から死ぬんだよな。
- だからジャングルでバフされるんだろうな。
レーンにいると相手するのが面倒すぎるから、ジャングラーにしとけばいいやって感じ。
……それで解決ってこと?
- ADCをやるとき、メイジ系サポートが有能だった場合、自分は付き添いになるってことを理解しなきゃいけない。
タム・ケンチとセナのボットレーンで、タムケンがファームしながら実はセナを支えてる――あの構図に近い。
だからジンとかアッシュ、ヴァルスをピックして、サポートが暴れるのを横で見守ればいい。
で、敵がじわじわ燃えてくのを眺める、と。
- LoLだと「サポート」って呼ばれてるけど、他のゲームと同じ意味で受け取るとズレるんだよな。
本来の意味に近いのは“エンチャンター”で、LoLにおけるサポートは、どっちかっていうと「ノーファームでデュオレーンにいるロール」ってくらいの意味。
なぜブランドがサポートで使われるようになったのか?
- もし真面目な答えを求めてるなら、こんな経緯があるよ。
昔、フロストファング(いまのサポート用ゴールド獲得アイテム)がリワークされたとき、
スキルか通常攻撃を当てるとゴールドがもらえるというパッシブが追加された。
10秒に1チャージ、最大3チャージまで溜まる仕組みだった。
当時のプレイヤーは、このパッシブがブランドのパッシブでも発動することを発見して、
30秒に1回スキルを当てるだけで最大効率でゴールドが稼げるようになった。
ブランドは元々ミッドで大活躍するようなチャンプじゃなかったから、
この運用がしばらくサポートブランドの定番として生き残ることになった。
しかも、ブランドは他のメイジアイテムに比べて安価な「リーライクリスタルセプター」と相性が良く、
ずっと高いキルプレッシャーを維持できてた。
その後、ゴールド獲得パッシブにクールダウンがついて、少しずつペースは落ちたけど、
1回のスキルで複数回発動できる仕様は残っていた。
この頃にはもう「ブランド=サポート寄りのチャンプ」という前提でバランス調整されるようになってた。
いまでは、1スキルにつき1回しかパッシブ発動しない仕様になり、
しかもブランドのパッシブでは発動しなくなった。
とはいえ、ブランドのキットは依然として移動スキルなし・CCは状況依存・耐久力も低いと
現代のミッドメイジと比べるとかなり置いてけぼり気味。
その一方で、スキルが複数人に当たるほど火力が跳ね上がる性質があるから、
敵が密集しやすいボットレーンや集団戦と相性が良く、
いまでも“サポート枠”として使われることが多い。
――ざっくり言うと、こういう流れ。
数字や仕様は昔の記憶とアイテムデータをもとに書いてるから、
もし間違ってたら指摘してくれると助かる。
- このRedditでSランク級の投稿を見るの、何年ぶりだろうってレベル。
Source: Brand support doesn’t make sense on paper.
Likkrit殿のせいでござる。
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コメント
サポートやると
↑だけどタンクサポートでカウンターピック取れてレーンの有利を取らないといけないのに弱気でCSだけ取ってるADCがいて他レーン全て負けたらどうにもならない経験をすると自分がキャリーできるメイジサポの方が良いなという気持ちになる
素直にタンクよりメイジサポの方が面白いって言え