ひたすら勝利する男 Chovy
- Chovyは2022〜2024年の3年間、世界主要リージョンのミッドレーナーの中で最も高い勝率を記録し続けており、特に2024年は78.5%という驚異的な数値を叩き出している。
- FakerやKnightなど他のトップ選手と比較してもChovyの勝率は突出しており、LCK国内に限れば78.7%で完全に歴代1位。国内外ともに「勝つ能力」で頭ひとつ抜けている。
- 海外コミュニティはChovyを「Faker以降で最高の才能」「勝率だけで見れば史上2位」と高く評価。一方で、Worlds優勝の有無が最終的な評価を左右するという冷静な意見も多い。
2022年からGen.Gに加入して以降、Chovyは常に勝率上位を維持し続けている。特に直近3年の記録は、FakerやKnightといった名選手をも上回る驚異的な数字を叩き出している。
海外コミュニティで注目を集めているこのスタッツ比較の投稿を紹介。
Chovyが2022にGenGに加入してから、俺たちはChovyの安定した黄金時代を見てきた。
KDAとか分間CSはさんざん語られているけれど、俺はもっとChovyについてシンプルなトピックで語りたいと思う:
それは、ゲームで勝つ能力だ。
今日は、各年間で20試合以上プレイしているメジャーリージョンのミッドレーナーを見ていきたいと思う。
年間最高勝率
まず、2022年。Chovyは最高勝率のミッドレーナーで、76%だ。2位はFakerの74.3%で、Yagaoは67.9%。
次は2023。Knightが76.9%で1位だが、2位はChovyで71.4%。次いでFakerの68.7%。
そして2024。Chovyは78.5%で1位。続くのはKnightで71.2%。3位はCremeで68.7%。この年のFakerは勝率は5位(64.2%)だが、Worldsチャンピオンになった。
しかしChovyは1回負けるごとに次の3.66試合には勝つ期待値だ。Fakerはこの数字は1.79しかない。
Chovyの78.5%は2021のShowMakerよりも高く、DoinBの2019FPXよりも高い。
Scoutの伝説的なデビュー年の2016/79%に次ぐ歴代の大記録だ。(歴代1位はC9 Haiの2013年、88.4% ただし60ゲーム)
トップ選手との比較
どの年においても最高勝率を達成するのはそれだけで快挙なのだが、この3年間を総合して考えるとChovy、Knight、Fakerの差は大きくなる。13人のトップ層ミッドレーナーを見てみよう。
Player | スコア | 勝敗 | 勝/敗 |
---|---|---|---|
Chovy | 280-94 | 74.9% | 2.98 |
knight | 283-118 | 70.6% | 2.40 |
Faker | 312-142 | 68.7% | 2.20 |
Caps | 203-101 | 66.8% | 2.01 |
Yagao | 262-148 | 63.9% | 1.76 |
Scout | 205-137 | 59.9% | 1.50 |
Xiaohu | 239-163 | 59.5% | 1.47 |
Creme | 196-137 | 58.9% | 1.43 |
Zeka | 216-153 | 58.5% | 1.41 |
jojopyun | 129-95 | 57.6% | 1.36 |
ShowMaker | 198-147 | 57.4% | 1.36 |
Rookie | 175-137 | 56.1% | 1.28 |
Bdd | 171-145 | 54.1% | 1.18 |
トップ4人はもう明白だと思う。しかし特に、Chovyと他3人の差は大きいんだ。Knightが追い付くには69ゲーム連勝しなければいけない。Fakerもあと111連勝しないと。
考えられる反論
これに対しては、「ChovyはFakerやKnight程、Worldsのファイナルでプレイしていないから当然だ」という反論が考えられるが、これは正しくない。
セミファイナルとファイナルでぎりぎり2-3で勝ち、最後に3連敗でファイナルに負けたという最悪の場合を仮定しても、Chovyの勝率は71.6%のままだ。
国内において史上最高
国内においては、もはや歴史に残るレベルだ。韓国国内のゲーム(LCK&KeSPA)では、完全にFakerよりも数字は上回っているのだ。
Player | 勝敗 | 勝敗率 | 勝/敗 |
---|---|---|---|
Chovy | 236-64 | 78.7% | 3.69 |
Faker | 223-105 | 68% | 2.12 |
Showmaker | 184-132 | 58.2% | 1.39 |
Zeka | 191-140 | 57.7% | 1.36 |
Bdd | 165-139 | 54.3% | 1.19 |
Clozer | 117-159 | 42.4% | 0.73 |
2025の結果は含めていないけど、ここまでのところ75%の勝率らしい。
もう1人の史上最高のミッドレーナーであるRookieは、勝率だけなら問題にもならない。はっきり言ってこれは不公平な議論だ。俺は敵の強さも無視したし、Chovyの最高シーズンを勝手に3つ選んだしな。
でも、Chovyは誰よりも数字を残していることは間違いない。これに匹敵するのは、Fakerを史上最高選手として確定させた2015-2017のSKTか、伝説的なEDGの2015-2016だろう。それ以外では物足りないな。
まぁ、こんなこと言っても結局、WorldsではFakerがもう一度優勝するだけだから、意味はないのかもしれないけど。それはまた別の話だよ。
反応
- CloudTemparが言っていたけど、Chovyの最低パフォーマンスでさえ、LCKミッドの最高到達点の80%よりも上にいるそうだよ。
- いや、本当にChovyが悪かった試合は片手で数えられるほどしかない。足りないのはマジでWorldsにおける勝利だけだ。
- ChovyはFaker以降における間違いなく最高の才能だと思う。安定してあれだけ良いパフォーマンスを見せるのは現実離れしている。
いずれくるWorlds優勝の時がまだ来ていないということだけが問題だ。
- 一回も優勝せずに引退する姿が全く想像できないもんな。本当にうまいよ。
- いや、あり得るかもしれんぞ。UziはADCだが、ひとつも優勝せずに終わってしまった。まぁ公平に言うとケガのせいでもあるんだが。
- 俺はUziは好きだけど、Chovyと比べるようなものではないと思う。Fakerを抜きにしたら、Chovyしか史上最高はいないと言い切れる。完璧なプレイヤーに最も近いんだ。
- 史上2番目のプレイヤーであることは全く疑いようがない。もしかしたら何人かのADC、またはCanyonの方が上だという意見はあるのかもしれないけど、それは全部ChovyがWorldsを優勝した瞬間に消える意見だ。いずれ来る勝利の日、Fakerの次に名前が刻まれることは確定しているだろう。
- Chovyが史上最高のミッドレーナーの1人であることを否定することは全くできないが、でもスタッツだけではLoLプロシーンの物語をすべて表すことはできない。
タイトルってのはやっぱり、プレイオフの結果で決めるものだからね。
- Chovyは間違いないく史上最高の1人だけど、最近の彼のチームメイトを見てみると、文字通りLCKでトップ2/3に入る選手ばかりだ。
Viper、Tarzan、Lehends、Deft、Rulerが他のチームでどれだけうまくやっていたかを考えれば明らかだ。
逆にFakerはデビュー以来、相当数の選手と一緒にプレイした(そのうちの何人かはめちゃ上手かった)。
ここが大きく違うところかな。
Chovyはまだまだ若く、これから伝説を残すことは間違いない選手である。読者諸賢の感想もぜひお聞かせ願いたい。
担当:いちずなイブリン
Source:Chovy’s ridiculous win rate on GenG
ちょびっとも弱点がないでござる。
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