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【LoL】最初の5ウェーブで勝負が決まる? 知らないと損する序盤ウェーブ管理の基本

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プロコーチが教える!序盤を左右する「最初の5ウェーブ」完全ガイド

  • 両JGが自分に来る → 2ウェーブ目をファストクラッシュ。3ウェーブ目前にワードで安全確保。
  • 弱サイド(敵JGが来る) → 積極的にプッシュしてスロークラッシュ。バウンスでタワー前に戻して安全。
  • 強サイド(味方JGが来る) → 積極的にプッシュしてスロークラッシュ。敵を前に出させてガンクの布石に。
  • 両JGが逆サイド → 孤島状態。最初の3ウェーブだけワード必須、以降は基本自由に(基本はプッシュ)。
  • ミッドレーン → できればレベル1でラプターにワード。2〜3ウェーブ間に必ずワードを置き、安全サイドに寄ってプレイ。

いつもためになる解説動画でソロキュー戦士を支える Coach Rogue。

本記事では、彼が公開した「最初の5ウェーブをどう扱うか」に関する動画をベースに、そのエッセンスを整理して紹介する。

序盤の動き方は勝敗に直結する要素の一つだが、体系的に理解できているプレイヤーは実は多くない。今回の記事を通して、きっとあなたも最初の5ウェーブを思い通りにコントロールできるようになり、ソロキューでの安定感を大きく高められるだろう。

最初の5ウェーブを制する者が序盤を制する

プロシーンでは、試合が始まる前からすでに戦いは始まっている。ロード画面が終わる前のわずかな時間に、各チームは最初の4〜5分間の動きを細かく計画している。ジャングラーのルート、どのレーンがプッシュするか、どのタイミングでカニファイトが起こるか。

もちろん、ソロキューで同じことをやるのは現実的ではない。しかし「最初の5ウェーブの扱い方」を理解しているだけで、常に正しい判断ができる。序盤の事故を防ぎ、有利を築くために、この知識は全プレイヤーにとって武器になる。

ファストクラッシュとスロークラッシュの違い

ファストクラッシュは、2ウェーブ目を積極的に処理して敵タワーに押し込む方法。タワーが味方ミニオンを処理するため、3ウェーブ目は中央でリセットされる。これによって再び積極的にプッシュでき、ジャングラーをサポートしやすい。

スロークラッシュは、2ウェーブ目をゆっくり処理し、3ウェーブ目が到着する直前に押し込む方法。敵ミニオンがタワー前で停滞し、バウンスが発生してウェーブが自分側に返ってくる(バウンスウェーブ)。ウィークサイドなら安全に下がれるし、ストロングサイドなら敵を前に引き付けガンクを仕掛けやすい状況を作れる。

つまり同じテクニックでも、「守り」と「攻め」の両方に使えるのがスロークラッシュの強みだ。

Coach Rogueは、味方ジャングラーが自分のサイドに向けたクリアルートを選択している場合をストロングサイド、その逆をウィークサイドと定義している。

両ジャングラーが自分のレーンに向かう場合

この場合に重要なのは、1ウェーブ目から積極的にプッシュすること。2ウェーブ目をファストクラッシュで押し込み、3ウェーブ目前にワードを置く。

こうすることでレーンは中央にリセットされ、再びプッシュしなおせる。自分は味方ジャングラーのカニファイトやインベードをヘルプできるし、味方ジャングラーが近くにいるため前に出ても安全だ。

「敵ジャングラーが来ているならプッシュは危険では?」と思うかもしれないが、実際には逆。視界を確保していればリスクは低く、むしろプッシュさせると味方ジャングラーが孤立して不利になる。ここでは「お互いを守り合う」関係を作るのが理想である。

敵JGがこちらに向かい味方JGが逆サイドに向かう場合(ウィークサイド)

まずはクイズだ。

味方ジャングラーが自分から離れていくクリアルートを取っている場合、1ウェーブ目はどうするのが正解だろうか?

A. 積極的にプッシュする
B. 相手にウェーブをプッシュさせて引く

正解は……「A. 積極的にプッシュする」だ。

一見すると「B」が安全策に思えるかもしれない。しかし実際には逆で、プッシュを譲ると敵ジャングラーと敵レーナーが同時に主導権を握ってしまう。こうなってしまうと相手がやりたい放題の時間を許すことになる。

正しくは積極的にプッシュし、2ウェーブ目をスロークラッシュで処理してバウンスウェーブを作る。これでウェーブは自分のタワーに戻り、敵ジャングラーが近くにいてもガンクされにくくなる。

味方JGがこちらに向かい敵JGが逆サイドに向かう場合(ストロングサイド)

ストロングサイドでは、同じく積極的にプッシュしてスロークラッシュし、バウンスウェーブを作る。すると敵レーナーはCSを取るために前に出ざるを得ず、ガンクされやすい位置に引きずり出される。ここに味方JGを合わせれば、キルを取りやすい。

さらにリコール管理も重要だ。味方JGは一度こちらに来た後リコールし、再び逆サイドに戻り、2周目のクリアを開始する。敵もまた然りで、リコール後にこちらのサイドから2周目をスタートする。

そのタイミングで自分もリコールを済ませておけば、ストロングサイドからウィークサイドに切り替わる瞬間の事故を避けられる。

両ジャングラーが逆サイドに向かう場合

この場合は基本的に「孤島」となる。ジャングラーの干渉がなく、基本的に自分のマッチアップに集中できる。

ただし例外がある。最初の3ウェーブ以内はジャングラーが近くにいるため、ガンクされる可能性がある点だ。これを防ぐには、レーンに入る前にワードを置いておくこと。これだけで序盤の不意のガンクを確実に防げる。

3ウェーブを過ぎれば本当に孤島となり、以降は基本的に自由にプレイできる。原則としては積極的にプッシュして主導権を握るのが有利になりやすい。

ミッドレーンの序盤立ち回り

ミッドはジャングルの通り道にあるため、序盤の立ち回りが特に重要になる。

可能であればレベル1で敵ラプターにワードを置き、敵JGのスタート位置を把握したい。無理なら2〜3ウェーブの間に必ずワードを設置する。

ワードを置く位置は、敵JGのスタート位置が分からないならラプター。分かっているなら味方JGのクリアルートが向かう先側に置き、そこをセーフサイドとしてプレイする。ミッドを縦に割る線を引いたイメージで、セーフサイドに寄って立ち回ればガンクリスクを最小化できる。

一部のマッチアップ、特に相手がメレーチャンピオンの場合、スロークラッシュでバウンスウェーブを作ることでレベル3のオールインを避けられる。これは応用テクニックだが覚えておくと便利だ。

ミッドの序盤で最も大事なのは、ワードとセーフサイド管理である。これを徹底するだけで多くの無駄なデスを防げる。

Coach Rogueについて

この動画の作成者であるCoach Rogueは、元プロプレイヤーとして7年間にわたりリーグ・オブ・レジェンドの競技シーンで活躍し、現在はフルタイムのコーチ兼コンテンツクリエイターとして活動している。

すべてのランク帯(アイアン〜チャレンジャー)に対応した個人コーチングを行っており、その実績と指導内容は、約1,000時間以上におよぶPatreon上の録画アーカイブにまとめられている。これらのセッションはロール別・ランク別に整理されており、プロチームへのコーチングセッションも含まれている。

YouTubeでは、実戦で役立つマクロの知識やメカニクス、コンボをわかりやすく紹介しており、今回の記事もその動画からの内容をもとに構成されている。詳細なコーチング情報などは、Coach Rogue氏のYouTubeチャンネル
および動画概要欄のリンクから確認できる。


最初の5ウェーブをどう扱うかで、その後の展開は大きく変わる。読者諸賢が知る有用なウェーブ管理の知識やテクニックも、ぜひお聞かせ願いたい。

 

管理忍

持ちつ持たれつでござる。

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コメント

  1. まとめると

    ・1ウェーブ目はどんなときもプッシュ
    ・2ウェーブ目は、片方のジャングラーしか来ないときはスロークラッシュでバウンスウェーブを作る(ガンク合わせにもガンク回避にも使えるため)
    ・両方のジャングラーが来るときはファストクラッシュで前に出る(ジャングラーを助けてあげるため)
    ・どちらのジャングラーも来ないときは自由
    ・ミッドはラプターにワードを置きたいが、もう敵ジャングラーの位置がわかっているときは味方ジャングラーの向かう側に置けばいい

    ということやね

  2. 低ランクほどワードさえ炊いてればガンクをいなしやすくいなしたときのリターンがでかい