
欧米チームは本当に終わってしまったのか?
今年のG2vsTESの試合を見直して、その後T1とTESの試合も見た。G2は俺たち欧米勢の最高のチームだが、それでも中国チームにボコられ、その中国チームもまた韓国のチームにボコボコにされる。
俺はCloud9のファンだったし、もっと前はMoscow5とかAlex ichとかのファンで、そのころ欧米勢も結構強かった。
でも、それ以来2019のG2を除いて、毎年が悲惨なものだ。お前らの中には、「欧米の最強チームでもLCK5位か6位といい勝負だろう」とか、さらにはもっと弱いだろうとかいう奴もいる。
俺の疑問は、本当にそうなのか?ってことだ。地位ごとのプレイヤーの数とか戦力差、そういった様々な要素は理解しているが、
「自分の地域の最強チームが他の地域の6位チームなどと同等」というのはあまりにもひどい話だろう。
反応
- たぶん、中韓と欧米でそれぞれ平均を取ってくれば差は計り知れない。もうとんでもない。
ただ、それぞれのベストチームを比較したときは、差は大きい。確かに大きいが、ただ「大きい」だけだ。
- これが現実を良く表しているような気がする。
- いや、そんなわけない。トップチーム間の差こそ最も大きい。
- 大きいだろ。そりゃまあ。
- 俺が言いたいのは、欧米勢はゲーム中盤のマクロで格付けされているってことだ。それに、集団戦でのシナジーという面でも俺たちは負けている。ゲーム序盤に限っては結構いい所にいる。ただ、基本的な俺たちのウィンコンディションは序盤で差をつけて、そしてゲームをお祭り寄りのアクションが多いカオスなものにする。
そして、LPLよりもLCKとの差はかなり大きい。T1があやうくWorlds出場を逃しかけるような地域についていくのは大変だ。
- 大きなことを見逃している。個人のスキルとそれがゲームにもたらす影響だ。中韓チームには、チームの状況に関わらず「ここぞ」というところで勝利できるプレイヤーがいて、求められている時にキャリーできる。欧米ではそんな選手はまれだ。
- 2019年を除いたWorldsの結果を見てくればいいじゃん。なんでそんな質問が出てくるんだ?答えは明らかだろ。
- ミッド差以外の何でもない。ほかのポジションは変われるかもしれないけど、トップとミッドが国際戦でのいつも問題の場所だ。
他のレーンなら中韓とやりあえるプレイヤーは何人か欧米にもいるかもしれない。でも、ミッドはCapsしかいない。そして中韓のキャスターやアナリストもそれを知っている。だからG2がティアリストの中でトップ8しか取れないんだ。
- そうともいえるし、そうでもないと言える。欧米と中韓の差は、基本的にはそんなに大きくない。
理論上は欧米のチームも中韓とやりあえるだけのハンドスキルと頭脳を持っている。ただ、本当の問題は一貫したパフォーマンスが出せない事と、練習にある。
中韓のプロは欧米のプロと比較して、全ての行動でわずかに上回っている。そして、試合数も欧米より多い。1.5倍とかじゃないのか?それに、スクリムやソロキューなどを含めるとさらにかもしれない。
2018-2019の間、韓国チームがどれだけ脆弱なのかを目にした。準備不足のメタになると、中国はもちろん俺たち欧米チームにだって叩きのめされていた。
両者の間に、長い伝統的な差はないよ。中韓プロが優れているのは単なる偶然じゃない。欧米プロが真剣に取り組めば、容易に戦えるようになるだろう。
ただ、文化と環境が問題だ。本来欧米に対してはわずかな優位しかないのに、圧倒的な練習量であらゆる面で常に上回っている。レーンコントロール、ワード、集団戦、ローテーションなど。
こうした小さな優位性がゲーム内では雪だるま式に拡大。西が東に苦戦する根本的な理由となっているね。
- これが答えなんじゃないのかな。あんまり欧米vs中韓の試合を見ていないんだけど、最初の20分間は「あれ?もしかしてこれ勝てるんじゃね?」と思わされる。でも、小さな差がとてつもなく大きくなって負けるんだな。
毎年、希望を見せるシーンは少なからずあるものの、結果にはなかなか結び付かない欧米勢の国際戦。読者諸賢の感想もぜひお聞かせ願いたい。
担当:いちずなイブリン
Source:Is the gap between the West and the East that big?
欧米もなんちゅうか、惜しいでござる。
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