【LoL】アメリカ人(と日本人のハーフ)が紐解くCGAの歴史

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本記事はLoL忍者に寄稿された英語原稿を和訳したもの。

Riot Games

本記事英語版執筆者であるKMTことKevin Millerは、LoLフリーランスコーチ兼コンテンツクリエーター。元V3 Esports CEO。アメリカ人と日本人のハーフ。

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序文

Crest Gaming Act(以下、CGA)の歴史は起伏に富んでおり、さらなる成長の可能性をも秘めた非常に興味深いものだと思う。CGAのチームとしての成功や失敗から学べることはきっとたくさんあるはずだ。彼らのストーリーが、成功を目指して努力する人々への刺激となれば幸いである。

CGA: 成功への足がかり

CGAは、2020年のLJLサマースプリットのレギュラーシーズンを3位で終えた。CGAがどのように最初の第一歩を踏み出し、そしてどのようにここまでたどり着いたのかを振り返ると、これは驚くべき偉業である。多くの選手の入れ替えを経て、CGAはトップチームの一員に加わろうとしている。では、彼らの足跡を振り返ってみよう。

底辺からのスタート(2016~2017)

2016年の終わりに、CGAはリーグ・オブ・レジェンドのロスターを結成した。唯一印象に残っている選手はHachamechaだ。Hachamechaは、CGAの勝利と敗北の歴史を一貫して味わった選手だと言えるだろう。2016年のアマチュアeスポーツ大会「Logicool G CUP」で優勝を果たした後、彼らはLJLへの出場権獲得を目指した。幾度かのメンバー変更を経て、レギュラーシーズンを2位で終えることが出来たものの、昇格戦では予選敗退となってしまった。あと一歩のところで惜しくも目標達成できないのは、CGAの一貫した傾向とも言えるだろう。




スター選手の誕生(2017)

しばらくの苦闘ののちに、Napがチームに加入したことで、CGAは輝きを放ちはじめた。Napは一貫して強力なトップレーナーである。彼のチョ=ガスは特に有名だ。前トップレーナーのQooは、その後サポートを務め、最終的にコーチに転向した。このことをきっかけとして、CGAの組織には劇的な変化が起こった。HachamechaとNapのデュオは、共に素晴らしいプレーを見せ、チームを勝利に導くための労を厭わなかった。だが、2人の優れた選手を擁するだけでは、十分では無かった。CGAは、2017年を通じて苦戦することとなった。外国人選手のいないチームは、LJLで勝利することは難しいのだ。CGAもそのことは理解していただろう。そのため、資金を投じて韓国人選手を日本に連れてくることを試みたはずだ。

Nap

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勝利のための変化(2018)

CGAの日本人選手は、明らかに変更が必要だった。スター選手であるトップとジャングルを維持することは理に適っているが、ミッドにはさらなる火力が、サポートにはさらなる指導が必要だった。その頃、元Rascal JesterのミッドレーナーLavieは、新たなチームを探していた。Lavieは、同じ韓国出身のサポートであるShieldと共に、CGAを選んだ。当時、Shiledは韓国の2部リーグでなかなか成功を収められず、変化を求めていた。Nap、Hachamecha、Lavie、Alps、Shield、そしてコーチのQoo。これでLJLに昇格するために必要なメンバーは揃ったと言えるだろう。

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CGAは2018年のLJLサマープロモーションマッチに出場し、7th Heavenを破り、2018年LJLサマースプリットの出場権を見事獲得した。だが、彼らにとって初めてのLJLのスプリットは、苦い経験となった。LJLの伝統通り、新たに昇格したチームであるCGAは、6位に転落したのだ。そのため、再びプロモーションマッチでBowQen Blackbucks(以下、BQB)と戦い、LJL出場権を守らなければならなかった。だがCGAは難なくBQBを3-0で降し、LJLの座を守り抜いた。

LJL 2018 Promotion Series Day1 Game4 7h vs CGA




再構築か、再装填か(2019)

伝統的なスポーツには、強化において2つのコンセプトがある。再構築と再装填である。再構築は、チームを解体し0からやり直すことを含んだ考え方であり、再装填は、スターティングメンバーの移籍や引退に備えて、強力な2軍を持つことなどを含んだ考え方である。

多くのLJLチームがそうであるように、CGAも再構築を余儀なくされた。スター選手であるトップレーナーとジャングラーを残留させ、新たな韓国人選手としてミッドにLuna(現在はAria)、ボットにArtを獲得した。また、選手のロール変更を行うことは、LJLでは非常に一般的なことであるが、CGAも元トップレーナーのGrendelをサポートへと変更し、期待に満ちたロスターを仕上げた。

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2019年のCGAの成績は、レギュラーシーズン2位を2度、プレーオフ3位を2度というものだった。これは8チーム中3チームしかプレーオフに進出できなかった時代の話である。CGAはサマースプリットの間、奇妙なロールスワップや選手の入れ替えといったロスター上の問題を抱えていたが、それでも2019年はCGAにとって全体的に良い年だったと言えるだろう。破れはしたものの、BO5を二度経験できたのは、前年最下位だったことを考えると、それほど悪い結果ではなかったと言える。

そして現在へ(2020)

過去のCGAを恐れる人はいなかっただろう。CGAは日本人ジャングラーを抱える(これは非常に珍しいことである)、精彩を欠いたチームだった。2019年を通じた戦いでCGAは少しずつ尊敬を集め、いつか優勝トロフィーを掲げることができるかも知れないと期待するファンを獲得した。

2020年は複雑な心境で見守る年となっている。HachamechaとArtというキープレイヤーを失い、CGAは後任の選手を見つけるのに苦労しているようだ。春には新人ジャングラーのYoshi、夏には同じく新人ジャングラーのYunikaを獲得したが、どちらも今のところ凡庸な選手で、LJLに適応するのに苦戦していた。2020年春、CGAは底辺へと沈んだ。レギュラーシーズンは6位、プレーオフは4位という結果に終わった。

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CGAの未来(2020~2021/未来)

CGAの2020年サマースプリットのパフォーマンスは、わずかに改善されていた。レギュラーシーズンでは一時的に2位に上昇したこともあったが、その後の不調により3位という結果に終わった。

現在のCGAは、総じて強いチームだと言える。だが、経験不足の選手を抱えている点が問題である。よい日本人選手を見つけるのは困難であり、獲得できるのは非常に稀なことだ。世界のトップクラスの選手に比肩しうる日本人選手はほとんどいない。CGAは、韓国人選手と対等に戦える日本人ジャングラーをスターターに据えるのに苦労しているようだ。

CGAは、アカデミーチームを持つことで大きなメリットを得ることができると思う。そうすることで、新しい日本人選手を育て、経験を積ませ、必要に応じて後任を探すことができるようになるのではないだろうか。

Riot Games

私はCGAの将来にとても期待している。現在のCGAがLJLで優勝することはないかもしれないが、少しの調整を経れば、2021年のLJLで優勝しても驚かないだろう。ロスターを組成するのは非常に難しいことだが、CGAは持っているリソースを活用してスカウトを行い、競争力のあるチームを作ることに成功している。

私はYoshiとYunikaの成長を楽しみにしている。私の新人に対するルールは、1年間の猶予を与えることだ。世界中のトップクラスの選手のほとんどは、1年後にステップアップしてパフォーマンスを発揮することができている。ジャングルは、ソロキューからプロへの転向が非常に難しいポジションである。YoshiとYunikaに時間を与えれば、CGAは若く才能ある選手を擁することで、さらなる恩恵を受けることができるだろう。

 

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本記事はLoL忍者に寄稿された英語原稿を和訳したもの。 本記事の英語版執筆者であるJoushiことJoshua Howardは、アメリカ合衆国ワシントン州シアトルを拠点とする解説者、アナリスト。高校生からアカデミーのプレイヤーまで、あらゆる人をプロプレイヤーのように感じさせることをモットーとしている。 Twit
管理忍

次回のLJLプレーオフは8月16日(日)開催でござる。

コメント

  1. 正直いまのjgよりはちゃめちゃの方がまだゲーム動かしてたとは思う

    3
  2. 新人がBugiとBlankと対面させられるのは同情を禁じ得ないでござる

    25
  3. はちゃめちゃはようやっとる

    5
  4. 爆弾魔捕まえた

    1
  5. ワイルドカード地域なのにBugiやBlankみたいなワールドクラスのjgと対面させられるリーグって他にあるのかな…

    1
  6. 勝利のための変化でBQBがそのすぐしたの行ではBBQになってるように見えるんですが、BBQ行きたいですね

  7. 6殿
    ご指摘ありがとうなり。

  8. CSの頃のnapはオラフとチョガスで大暴れしてたイメージでござる

    2
  9. Twitterのリンクがアイコンのリンクになってるでござ

  10. Yoshiは酷かったけどYunikaは日本人では今一番じゃないか
    これから伸びる可能性も考えると有望な選手だと思う

    8
  11. 9殿
    ご指摘ありがとうなり。これからもよろしくお願いするなり。

  12. 今年からLoL始めてシーズン前のGangoインタビューでCGAファンになったので
    以前のCGAのことを知れて嬉しいでござる
    管理忍さん通訳有難う&Thanks for the article, KMT!

    4
  13. yunikaはリソースを必要としないチャンプのときの試合はいい動きしてるよな。
    adcがリソース食ってる割りに仕事してないとき多いのに、ただjgがゴミって言われるのどうかと思うわ。まぁリソース食うチャンプのときはゴミだけど。

  14. 2017のCGAじゃ無くてCG(?)の時に昇格戦でteemoをミスピックした時はこんなに強いチームになるとは思ってなかった

    3
  15. はちゃさん好きだから褒められてて嬉しいよ。今後も頑張ってほしい。
    YunikaとYoshiはお互いに得意なチャンピオンプールが違うと思うから、二人が切磋琢磨して成長すればLJLにとってもCGAにとって良い流れになると思う。
    Bugi,BlankというLJLでは規格外のjgと対面するのも、成長という面では悪くないはず。
    その分視聴者にボコスカに言われる事もあったろうけどね。

    5
  16. アリアだけのチームなのは明白
    アクシズにも負けてたしミクロで勝つしか方法がない

    1
  17. Yunikaは成長してほしいけど直近の試合見ると流石に実績のあるKRJGとは歴然とした差があったな

  18. yoshiもyunikaも新人だしパフォーマンス考えると試合数重ねれば今よりは良くなると思う
    ただ日本人jgが厳しいのってjg教えられる人間がLJLに全くいない所だと思ってるから1年間使ったら飛躍的に伸びるとかはあんまり期待できない気がするなぁ

  19. gangoすき
    つよいし

    1
  20. hachamechaはレーナーが強かったからキャリーの下支え的な動きでよかったけど
    移籍先でレーナー弱いのに同じことやってて案の定な感じ
    CGAならあのスタイルで欠点減らしてけば悪くなさそうだったけど、なんで移籍したんだっけ

  21. それこそコーチとしてはちゃめちゃを招聘したら強くなれそう
    まだまだ先の話だろうけど

  22. 外国人プレイヤーに投資する資金が持つのかというのがこのチームだけじゃないけど大きいね

  23. yunikaは伸びしろを感じた。あと声が可愛い。

    1
  24. グレンデルってもともとサポートプレイヤーで「元TOPレーナー」ではないでしょ。
    TOPやってたのがNapの代理だっただけ。
    TOPJGSUPの3人がサポーティブに動いてMIDADを支えてた時期が一番強く感じた。
    ユーミも強かったし。

  25. 初期のCGAは結構はちゃめちゃキャリーしてたんだけどなあ。APグラガスとか強かった気がする。負けてたけど

    2
  26. CGAはhacha-napのチームだと思ってたから別れた時はショックだったな
    後はlavie。今どこに居るんだろう?

  27. はちゃめちゃ20分前後でドラゴンかバロン近くのブッシュに隠れてるのバレてキャッチされて死ぬのいつになったら治るんだろうな

  28. napはこれでも過小評価されてる選手だと思うでござる
    CS時代を鑑みればキャリーも出来る万能選手でござる

    2
  29. ユニカは伸びしろも何も元2部選手やからな。2部のプロ経験すらなかったヨシと同レベルだったら流石にマズイ

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  30. >>28
    そう考えると、この記事を書いた人からすると2人は同レベルに見えたわけだから、評価を鵜呑みにするなら、ゆにかはかなり焦らないといけないことになるな

  31. グレンデルは元TopレーナーでSupに転向していた。しかしNapが出れない&当時のサブTopのAtyamomoがTopやりたくないといったからTopに復帰することになったという裏がある。

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  32. よく知らなかったチームを応援したくなる素晴らしい記事でござる
    わがままを言うとLJL全チームのこういう分析を読みたいでござる

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  33. Luna ArtのKRキャリーラインは見応え合った
    チームを一人でキャリーしきるプレイヤーが二人もいたの本当凄い

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