上の動画の韓国語⇒英語(⇒日本語)。
Worldsの紹介動画だ。各チームの詳細には触れず、グループとしての話をする。各チームの分析は後ほど。今回は簡単に各チームの紹介をするだけにする(約47分)。各チームの詳細な分析は、グループが確定してからになると思う。
Worldsのフォーマット変更に関してはこちら(英語)。
プレイインステージ
グループA
Legacy Esports (OPL)
このチームはOPLの王様だと思って欲しい。OPLでは基本的に全てを制し、春の大会では1位を獲得し、OPLの代表となった。堅実なチームであり、堅実な成績を残している。あまり攻撃的ではないが、敵のミスをきちんと咎める。DAMWONに似ているかもしれない。ボットの役割は、ちゃんとすることだけで、トップサイド重視のチームだ。いや、まぁDAMWONとの比較についてはあまり深刻に受け止めないでくれ。トップ中心のチームということが言いたかっただけなんだ。だが現実的に言えば、このチームがグループを抜けるのは簡単じゃないと思う。
Papara SuperMassive (トルコ)
トルコはきっと馴染みのある名前だろう。韓国人選手も多く、今はKakaoとSnowFlowerがいる。他にもZeitnot,、Bolulu、Armut(訳注: 〜という比較的有名な選手)がいる。また、コーチはGBMだ。悪くないチームだが、1位の可能性は低いな。
INTZ (CBLoL)
ブラジルはアグレッシブな地域だ。ファイトや少数戦が好きだが、ミスも多い。悪い言い方をすれば、ちょっとお祭り騒ぎしすぎとも言える。強いとは言いにくい。
Team Liquid (LCS)
TLと言えば、ImpactとCoreJJさんが有名だ。CoreJJさんは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたし、今でもTLでそれを続けてくれている。だが、TLのプレイスタイルを一言で言うと、非常に守備的だ。とてもスローで、スライムみたいにぬるぬるしたチームだ。正直言うと、TLについて良い話はあまり聞かない。強いチームに負け、弱いチームに勝つチームだ。
MAD Lions (LEC)
MADはボットデュオやShadowが話題になることが多い。うん、MADは強いチームだ。良いときには驚くようなプレイを見せてくれる。しかし、安定感が無いんだよな。個人的にはTLよりMADの方が上だと思うよ。
グループB
LGD Gaming (LPL)
LGDはLPLの第4シードだ。その事実だけを見れば、抜け出すに十分だろう。LPLは地域的にも優れているから、LPLのチームというだけで抜け出すに値する。だけど、他のLPLチームと比較すると、彼らはそれほど優れたチームではない。安定感がないんだな。でも抜け出してくるだろう。
PSG Talon (PCS)
PCSは、台湾、香港、東南アジアで構成された地域だ。メジャーなようで、メジャーじゃない。残念なことに、PSGのRiverとTankはプレイインに参加できない。コーチ陣も参加できないと聞いている。フルロスターで戦うためには、プレイインステージを突破しなくちゃいけない。
V3 Esports (LJL)
LJLは日本のリージョンだから、DFMが出てくると思った人も多いだろう。だが、出てきたのはV3だった。韓国人選手もいる。元Flash WolvesのBugiは決勝で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。PireanとBlankがいるから、Sengoku Gamingを期待した人もいるだろうが、出てきたのはV3だ。
正直言って、LJLは強いリーグとは言い難い。試合を観ていると、ゲームスピードが本当に遅いか、全体的に課題が多いかのどちらかだ。メジャーリージョンとの間には大きな違いがあると思う。
Unicorns of Love (LCL)
マイナーリージョンのチームにしてはまぁまぁなパフォーマンスを見せてくれた。見覚えがある選手もいるかもしれない。UOLは本当に「悪くない」チーム。文字通りね。決断力もあるし、タワーダイブにも挑戦する。だけどいくつかミスをして、それがメジャーリージョンとの大きな差を作っている。でも、2位にはなる力がある。
Rainbow7 (LLA)
大苦戦したチームだ。というか、ずっと苦労している。語るには長すぎるから、後でね。
グループステージ
グループA
プレイインから出てくるチームを抜きにすれば、G2とSuningに有利だと思う。
G2 Esports (LEC)
G2で一番恐ろしいのは、決勝戦のフォーム(訳注:仕上がり具合、コンディションというような意味合い)。いつもSKTの決勝戦のフォームの話をしていると思うけど、G2は時間の経過とともに強くなっていくチームなんだ。G2はカメレオンのようなもので、自分たちが勝ち進むたびに適応して強くなるんだ。本当に怖いチームだけど、最初の頃は安定感がない。だから、もしG2が悪いグループに入ってしまった場合、君たちが思っている以上に危険なことなんだ。このグループはG2がフォームを整えるトレーニングとしては最適だと思う。
Suning (LPL)
本当に手強いチーム。認めたくないものだが、LPLはどのチームも強い。WorldsでLPLのチームを否定することはできない。90%の確率でG2とSuningが上がってくるだろう。じゃあ10%は何かというと、TLがこのグループに入ってきて、遅いペースで堅実な試合をした場合。だけど、それは10%に過ぎない。
再びTLの話題
うーん、TLっていい意味でも悪い意味でも昔のSKTを彷彿とさせるんだよなあ。遅いゲームペースで、でもいい意味で爆発することができて、集団戦が上手く、コントロールデッキをプレイしていて、メタの変化についていけないという意味だ。
LCKとLCSのライバル関係の話題
前にも言ったと思うけど、LECとLPLが世界のトップにいることは少し認めるよ。だけど、LCSがLCKより上になることは絶対に許さない。もしそうなったら……もう我慢できない。それは僕たちが守らなければならない最後の誇りだ。それが僕のWorldsの目標。4大リージョンの中では必ず3位以上にならなくちゃ……
NAのことを否定しすぎているっていう意見もあるけど、別に否定しているわけじゃなくて、試合を見ていればよく分かるというだけなんだ。全地域を観ていた人は誰もが僕の意見に賛成するわけじゃないと思うんだけど、NAに足りないものはたくさんあると思うんだよ。
CloudTemplarのチーム評価方法の話題
簡単な話だよ。そのチームを観て、どれだけハードだと感じたかで決めている。NAのチームには合わないんだ。
Machi Gaming (PCS)
TLの夢と希望を少しハードにするかも知れないMachiの話をしよう。Geminiは僕が何度か触れたことがある選手だけど、メカニクスに優れた、本当に素晴らしい才能を持ったジャングラーだよ。PCSの第一シードとして、一定のクォリティはあるが、他の2チームには少し物足りない。
グループB
このグループには、DWG、JDG、Rogue、そして最悪の事態を想定してTLもこのグループに入ってくると仮定してみよう。このグループは非常に難しい。例えば、僕の世界トップ3のチームは、DWG、JDG、TESだ。トップ4だと、G2がここに加わる。これは別に不人気な意見ではないと思うし、多くの人のトップ4チームのテンプレになっていると思う。トップ3のチームから2チームも同じグループにいるのは、事態をかなり難しくする。
Rogue
Rogueもこのグループか。LPLとLECのチームに触れないわけにはいかない。僕が見た感じ、Rogueはかなり強いチームだ。ゲーム中盤にいきなりスローすることもあるけど、レーニングフェーズはしっかりしている。トップの彼もね。XD
Finn(Rogueのトップレーナー)の話題
いい試合もあったし、いい選手だったんだけど、最近は結構ひどい。CSもかなり悪かった。幸いなことに、チームメイトがFinnをカバーしてくれるし、タンクチャンピオンは結構上手い。他のチームメイトはとても優秀。
だから、Rogueのトップは苦しむだろうね。Nuguriとも対戦しなくちゃいけないし。もうあちこちで言われていることだから、詳しくは話さないけどね。でも、もしFinnが耐え抜くことができれば、Rogueのボットレーンはキャリーできる。Rogueはかなり怖いチームだ。TLの可能性も加えなきゃいけないし、このチームは本当にタイト。
JD Gaming (LPL)
JDGはKanaviのワンマンチームであり、JDGはKanaviに依存していると表現するアナリストが多くいるが、僕は個人的にはそうは思わない。確かにKanaviは主な脅威であり、チームプレーはKanaviを中心に展開されている。こういう言われ方がされるようになったのは、ミッドが弱いと思われていたからだと思う。ミッドレーナーのYagaoは、素晴らしいパフォーマンスを見せているにもかかわらず、しばしばKnightと比較される。あとRookieね。だから、Yagaoの存在感が薄いと思われがちで、Kanaviにスポットライトが当たることが多いわけ。特定の選手が注目されると、他の選手はあまり注目されなくなることが多いから。
まあ、とはいうものの、Yagaoが若干物足りないことには同意する。いいと思うけど、Knightと比較すると、どうしても、ね。
Zoomも重要な選手だ。Kanaviのジャングルクリアパスは、最初トップレーンに向かうことが多い。それでファーストブラッドを取って、そのままスノーボールしていく。JDGには弱いレーンがなく、素晴らしいマクロがある。あとLvMaoの存在だ。
LvMao(JDGのサポート)についての話題
MSCのとき、LCKのジャングラーとサポートがLPLに比べて物足りないと言ったのを覚えてる?LPLのジャングラーとサポートのプレイメイキングは本当に素晴らしいんだ。JDGはとにかく素晴らしいチームだよ。
グループC
Gen.Gは最悪のグループに入ったとは言えない。なぜかって?TSMがいるからだよ!まぁ冗談はさておき、僕はTSMとLECに敬意を払っているが、LPLの第3シードまでのチームが強すぎるから、それらを避けられるのはかなり大きな利点だ。
このグループは多分最も興味深いストーリーを持っている。TSMとFnaticはシーズン1に遡る素晴らしいストーリーを持っている。SSG(訳注: Gen.Gの前身)を含めると、Gen.Gも素晴らしいストーリーを持っている。そしてLGDはLPLの第4シードだ。
無論、実績という意味ではGen.G(SSGを含む)だと思うが、TSMとFnaticはもっとずっと前に遡る。DoubleliftやRekklesのような選手は、時の試練に耐え、多くのハードルを乗り越えてきた。Rulerもまた、時の試練に耐えている。ボットレーンでの物語は、クレイジーなものになるだろう。
Doubleliftの話題
何がすごいかって、まだLCSの代表として活躍していることだよ。Doubleliftは僕が現役だった頃からプレイしている選手なんだぜ。本当にクレイジーだよ。個人的にはDLと非常に長い間対戦してきた。8~9年前は一緒に狂ったようにスクリムしていた。僕たちはDoubleliftのいるチームにスクリムしてくださいと懇願して、1〜2時間待って、そのチャンスを掴んだ。「あぁ、リーグの神様、自由の国からリーグ・オブ・レジェンドの知識を授けてください」ってね。その頃、スクリムの相手を見つけるのは本当に難しかったんだ。
Team SoloMid (LCS)
Bjergsenのジリアンを見て大興奮している人も多いかと思うけど、正直な話、TSMがここまでくるのは奇跡に近かった。予選を通過するために、さまざまな困難を乗り越えなくちゃいけなかった。誰もがCloud 9のWorlds出場を予想していた。春のC9のパフォーマンスは桁違いだったからね。でも、夏になるとパフォーマンスは低下した。
夏の転落の話題
C9に限らず、多くの地域で起きている。LPLではFPX/IG、LCKではT1、LCSではC9。フォームを維持するのはとても難しい。これらのチームが来れなかったのは残念だけど、これはスポーツだから、こういうことが起こるんだよね。
グループCの予想
Gen.Gは90%スポットを獲得する。1位か2位かは分からないけどね。今はFnatic>LGD>TSMの順かな。TSMを見下しているわけではないが、試合を観て、パワーレベルを評価すると、これは事実だと思うんだよね。勝率で言えば、Fnatic(45%) > LGD(35%) > TSM(30%)って感じだと思う。あ、ごめんね、計算苦手で(合計すると110%になる) 。まぁけど、言いたいことはわかってくれるよね。
Group D
Top Esports (LPL)
えっと、僕が何か言う必要あるのかな? TESは本当に強いチーム。Knightがいるからってのもあるけど、チーム全体が本当に怖い。LvMaoなどと比較して劣っていたサポートのYuyanjiaも、最近は良くなってきた。弱点とされていたサポートがしっかりしてきているってわけ。弱いレーンがなく、非常に強いミッドを持ったチームだ。
FlyQuest (LCS)
MADは、チャンスは無くはないけど、少ないかな。でも、興味深いことに、FlyQuestは、実はそんなに悪くないんだ。第1シードではないんだけど、NAの中では最高のチームだと思うよ。とても堅実なチームで、バランスも抜群だ。
DRX (LCK)
DRXは評価が悪かったけど、シーズン中ずっと悪いプレイをしていたわけじゃなくて、最近は上手くいってなかったってことだよ。最近注目を集めていたのは、Chovyがどれだけ最近の勝利でチームを支えてきたかってこと。決して間違いじゃない。Chovyはチームが苦戦していたとき、ビッグプレイとスノーボールでチームをキャリーしていた。だけど、DRXが調子が出てくると本当に強いチームであるということを忘れちゃいけないよ。
それに、DRXがChovyのワンマンだとしても、別に悪いことじゃない。なぜかというと、LoLはミッドのゲームだからね。ちょっと脱線しちゃうけど、ボットレーンはスノーボールするには最高のレーンだと言ったよね。2人いるんだから。それはその通りなんだけど、じゃあミッドとボット、どっちがより多くゲームに影響を与えるの?と言われれば、それはミッドレーンの選手だよ。他の選手が調子を取り戻すまで、Chovyが継続的にキャリーできれば、DRXは強力なチームになると思うよ。
グループDの予想
多分TESとDRXが抜けると思う。勝率でいうと、たぶん、TES(40%)、DRX(40%)、FlyQuest(15%)、MAD(5%)といったところかなぁ。けど、TESとDRXを比較するなら、TESの方が強いチームだね。
総評
とにかく、これはLCKにとって素晴らしい抽選結果だ。何も問題がなければ、LCKは全チーム上がれて、少なくともトップ8には到達するはず。そして、個人的には全チームが8位以内に入れると思っている。トップ4は別の話になるけど、今日は楽しもう。今、この瞬間を大切にしよう。
もしLCKが優勝したら
コスプレします!
何をやればいいかも、どうやればいいのかわからないけど、とにかくコスプレする。詳細は後で決めるよ。
500万ウォン(約45万円)使います!
何にどう使うか分からないけど、とにかく500万ウォン使う。頭おかしいかもね。まぁ結果を見てみないとだ。
翻訳元: Cloudtemplar’s Thought on Group Draw
身を削っているでござる。
コメント
まぁ当然LCK寄りにはなってるけど楽しく読めたし内容も概ね同意出来る
ただCloudTemplarがそれっぽい考察すると大概外れるからな ESPNのガバランレベル
FlyQuestはマジでその通り
みんなが思ってるよりはいいチーム
ただDRXやTESには及ばない
本当に惜しい。
マジで面白いチームなのにな。
CloudTemplarのこの分析と予測には特に異論は無いけど
CloudTemplarが逆神である事も紛れも無い事実だから絶対にどこかの結果がぐっちゃぐちゃになる
LECとLPLには劣ると思ってるけどLCSよりも弱いと思われるのだけは許せない、何ともしても守らなきゃいけないとこって話面白い
一番強く言いたい部分がLCKはLCSにだけは下になってはいけないという部分に見えるから逆神発動するならここやろなあ・・・
もしGenGがTSMに負けたら発狂しそう
DRXファンボです、逆神のポジティブ予想によって逆に不安になりました
これはグループ落ちも覚悟だわ
言いたいことはわかるしLCSは見てても明らかにゲームテンポ違うから評価自体は納得できる
けど多分この通りにはならないんだろうなあ…
順当にLGDがグループCに上がってきたらCだけadcメタになったらWCSらしく面白いなと思ってる Finnはクレットotpだったらしいし何出てくるのか楽しみ
とても一般的な意見だわ
全員のpickem平均化したらこの人のやつになりそう
ただやっぱ天ぷらもグループCは贔屓のgen.gはおいておくとしても拮抗してるって考えよね ほんとグループCはどこ上がってもおかしくない
記事にしてくれるとは…助かるでござる!!
次は大和砲が研究するらしいでござるな
LCKの解説者も今はもうEU>韓国って認めてるんだな
悲しいや
LCKがG2さえBO5で倒してくれればなあ…
プレイインステージがプレイインテージになってるでござる
教えてくれてどうもありがとうなり。
未来から来たけどSNが優勝したよ
実に一般的な意見だ
まあLCKチーム通れそうな組分けになったから贔屓目がないからか
LvMao枠あるのがにくいでござるねCloudTemplar
逆神は黙ってたほうがLCKのチームのためになるだろ それはさておきLCK3チームとも通過はしそう 一番怖いのはDRXだけど
DRXは調子を取り戻したいのは勿論だけどとにかくBPが良くなればいいのにと思う
TSM!TSM!
国際試合のアルパカは唐突に世界最強になったりするから…
世界最強になったりありえないやらかししたりと振れ幅デカイな
G2の評論が面白い。確かにMSIやWCSで取りこぼしとかも多かったけど時間の経過とともにどんどん強くなってくるもんな
今季のG2は今までみたいにシーズン中も勝ってフナボコして世界戦に出てきた訳じゃなく、序盤からかなり苦しんでフナにも1度負けててもなお建て直したから去年までとはまた一味違うチームになっていると信じる
予想通りに行かないのがWorlds
G2が2018年にRNGに勝った時信じられないとか言われていたのがもう遠い昔のようでござる
今もTES JDG SNに勝てるとは思えないし勝ったら驚きだね
コスプレに500万ウォン使ってめちゃくちゃくクオリティ高いのやってほしい!
こういう翻訳はありがたいでござる
LJLの試合内容まで知ってるなんてすごいな
LECって意外とここ数年LPLの2,3位のチーム倒してるし
そう考えるとそこまで驚きではないんじゃとは思うけどな
逆神がこう言ってるなら、V3はグループ進出するでござる
この一文好き
>>ボットレーンはスノーボールするには最高のレーンだ。なぜって?二人いるから。
まあG2はDWGをけちょんけちょんにしたし優勝候補間違いなし!
SKT含めギリギリでもなく3-1だからな