以下、Ashley KangによるT1 Zeusへのインタビューを紹介。
――まずはデビュー戦の勝利、おめでとうございます! どのようなお気持ちですか?
Zeus:1ゲーム目は納得のいく形で勝てたので、2ゲーム目も余裕かと思っていたのですが……完全に慢心してしまっていましたね。とはいえ3ゲーム目にはドラフトも良く勝てたので、満足しています。
――試合終わりのVCを聞く機会は多いのですが、皆とても喜んでましたね。隣のEllim選手なんかは飛び回って、椅子から落ちるんじゃないかと思いましたよ。どのような雰囲気だったのですか?
Zeus:試合が終わって、ここ数日の不安が全部洗い流された感じがしました。すごく幸せでしたね。
――デビュー戦でしたしね。デビュー前ですら、Zeus選手はファンから噂されていました。そこで17歳になり……かなりハードルも高かったのでは。
Zeus:僕はよくYouTubeを見るんですが、それで噂されていることは知っていました。そういった動画を見て、ある意味惹かれた部分もあったんですが同時に……「これだけの期待に応えるには、どんなプレイをすればいいんだろう?」って悩み始めましたね。
――色々とプレッシャーの要因はあったことでしょう。高い期待、その期待に応えられるかの不安、LCKデビューの重圧、そしてあのT1のために……Faker選手と共に戦うのですから。
Zeus:個人的には、LCKで戦うことに一番不安を感じていましたね。
――やはりLCKが一番なんですね。
――また、これは聞かざるを得ない質問かとは思うのですが……本日、久しぶりにFaker選手が出場されました。彼と並んで戦う、というのはどういった感じなのでしょう?
Zeus:僕たちを導いてくれる人ですね。中盤~後半では動揺しそうなときに落ち着かせてくれました。おかげでとても楽にプレイできたと思います。
――ちょっと逸れた質問をしますね。「Faker選手のフレンドになる」ということがT1の若い選手にとって光栄である……と聞いたことがあります。Zeus選手は……?
Zeus:多分、今はみんなフレンドになっていると思います……僕以外は。大会サーバーでだけなんですよ(笑)
――一体どうして……本日の勝利を引き合いにフレンド申請を送ったりできるのでは(笑)
Zeus:僕からは送れないんです。彼の申請欄は一杯ですから……。とはいえ僕は自然な人間関係を大切にしたいので、自分から押し付けるようなことはしませんよ。
――Topレーナーらしい答えと言えるかもしれません。ありがとうございます。
――本日の試合が不安とおっしゃってましたが、実際に今回は実力の何割ほどを発揮できたとお思いですか?
1ゲーム目は何も問題なくスノーボールすることができましたが、僕は本当に不安で……マウスのクリックに精一杯だったんですよ。スキルショットの精度も不安定だったと思います。カイトすらできなくて、個人的に不満だったところに……あるシーンからこれはいけるぞって思ったんです。
ナーを使っていて、ゲージが98%。体力がほとんどなくてこれは死んだかと思ったのですが……そこでWを連打してたんですよね。そのおかげで完璧なタイミングで変身して、命からがら生き延びることができました。
こういったことがたしか2回あって、いい流れを呼び込んでくれましたね。
――さて、先程話したようにZeus選手の名前は長く噂されていました。そんな中デビュー戦を勝利し、現在インタビューを受けているとなると……多少雑多な質問をさせていただいてもよろしいでしょうか?
――最も多い質問かとは思いますが……Zeus、という名前について。ギリシア神話からでしょうか? Woo-jeという名前をひっくり返したのが元ではないか(Je-wooは韓国語でZeusと同じ発音)、と推測する人もいます。好きなチャンピオンからではないか、という噂も。果たして真実は……?
Zeus:どれもいい点突いてるんですよね。ただ実際は、僕がつけた名前ではないんです。母親が……「Zeusいいんじゃない?」って。名前をひっくり返した、というのが一番近いと思いますね。
――お母様はなかなかいい着眼点をお持ちですね(笑)記憶に残りやすい名前です。
――他の話だと、Zeus選手はジェイスやケネンをよく使っていて、その2つは雷に関するチャンピオン、だからゼウスなんじゃないか……ってものがありましたね。
Zeus:それも考えてましたね。2つ理由があったと言ってもいい気がします。
――Zeus選手からすると、いつからここまでの注目を集めるようになった、と考えていますか? 最近Gen.Gへ移ったBurdol選手など、T1 Academyには多くの練習生もいました。個人的には、ソロキューでの成績が一番かなと思うのですが……。
Zeus:僕はただゲハでゆったりして、ソロキューをしていただけなんですが……ある時LoL the Nextという番組に出演したんですよ。そこでいいパフォーマンスを発揮できて、その後KRで1位に到達もして、そうしたら配信者の方々がたくさん僕について話すようになって……これらのことが一気に起きたんです。気付けば一躍有名人になってました。まだ理解できてませんよ。頭がおかしくなってしまいそう(訳注: Nuguriによる名物ミーム)。
――確かに、外食しに行かないとですね……(訳注: このミームへのよくある返し)。
――さてソロキューを見てみると、2020年の春では安定した、チーム重視のプレイスタイルに努めているように思えました。しかし夏にはキャリーとしての素質も発揮していましたね。それをきっかけに、ソロキューでしか知られていないにも関わらず、Zeus選手がどれほどのポテンシャルを秘めているのかについて噂され始めたのではないでしょうか。プロとしてデビューする前ではありますが、昨年はどういった成長があったのでしょう?
Zeus:昨年はT1 Academyに所属していて、色々なことがありました。ただ個人的には……同じことをしてるだけなんですよね。自分が変わっているのかどうか分かってないんです。ただ実際、夏に心持ちを変えてはいましたね……「結局はソロキューだから、とにかくやろう。試行錯誤だ」って。それから「どこまでプッシュしてもいいだろう?」って思うようになりましたね。
――限界に挑戦する、というわけですね。
――以前ShowMaker選手にインタビューさせていただいた際、Zeus選手に注目しているとおっしゃっていました。アナリストにもそういった方は多く、「Nuguri選手は行ってしまったが、LCKにはZeus選手がいる」なんて言ってる人もいました。NoFeさんだったかな(笑)YouTubeをよく見るとおっしゃっていましたが、アナリストや選手のどういった「注目」が一番印象に残ったでしょうか? もしくは自信がついたなど。
Zeus:やっぱり自信というよりは……NoFeさんがそう言ってたのを聞いた後は「外食しに行かなきゃ」って思いましたもん(笑)
――とはいえ、本日はその重圧を押しのけられたのでは。
――さて、Topレーナーとして模範としている選手などはいらっしゃるのでしょうか?
Zeus:多くの選手がそう言うかと思いますが、Nuguri選手ですね。彼のソロキューをよく見て、学ぶために……彼の心構え、プレイスタイル、まさに全てをできる限り真似ようと思っています。
――なるほど……時間もなくなってきましたし、最後に。多くのファンがZeus選手のデビューを待ちわびていました。ついにデビューを果たした今、一言お願いできますか?
Zeus:本当に多くの人が、僕に完璧なパフォーマンスを期待してくれているのではないかと思いますし、そのおかげで今日はいいパフォーマンスを見せることができました。プレッシャーでもありますが、期待に沿えるようより一層努力していきます。
――ありがとうございました!
翻訳者: おおきいルル
ビックリマンチョコではなかったでござる。
コメント
オメガゼウス
Zeusは母親が生んだ
Faker単為生殖説やめろ
厨二病マッマ
日本にもゼウスが欲しい
口の中でバナナの味が広がって……OC
チャンネル見に行ったら7年前が最終更新で悲しい
nuguriのミームめっちゃ気になる
導き手のFakerにZeus
全能神と魔王でWCS行ってくれ
このサムネ最高に好き
ウラヌス クロノス説
nuguriのミーム補註助かる
母ちゃんビックリマン世代だからな
今日のT1ええやん
ロースターはこれで決まりかな
固定してはいいと思うけど相手が相手だからわからん
このサムネはなんなんだよ
elim新人感がちょっと抜けてきていい感じ
もう少し時間たてばめちゃくちゃいいJGになるでしょ
今こそこの記事を再掲すべきなのでは!?!?管理忍よ