1. ドラゴンのコントロール
ドラゴンは、このゲームで最も重要な勝利条件の一つだ。ドラゴンソウルはチームに強力なバフを与え、エルダードラゴンは、敵チームのエンゲージを数分間実質的に不可能にするほど凄まじい。
ドラゴンコントロールの考え方はシンプルだ。ピットにコントロールワードを置き、周辺をクリアし、川の入り口にもワードを置く。近くのレーンは主導権を握り、強いポジションを取る。低レートのプレイヤーは、こうしたことが苦手なようだ。ランクが上がっていって気がついたのは、10秒も20秒も前にドラゴン周辺に現れて、周囲を制圧して主導権を握るプレイヤーの数がずっと多いことだ。
ジャングラーなら、敵ジャングラーがどこにいるかを考え、ミッドとボットのレーン状態を常に観察する必要がある。ミッドとボットが主導権を握っているなら、ドラゴンを取ることを考えるべきだ。敵ジャングラーがトップをガンクしていて、自分がボットサイドにいるなら、ドラゴンを取ろう。味方トップにはテレポートがあり、敵トップには無い? それなら、敵がエンゲージしてきたら、トップレーナーはボタンを押すだけで簡単に5対4の状況を作り出せる。
ボットレーナーやミッドレーナーなら、ドラゴンが出てくるタイミングで、レーンの主導権を握るようにしよう。サポートなら、川やドラゴン周辺の視界を確保することが重要だ。トップレーナーなら、必要に応じて自由にテレポートできるように、自分のウェーブを押し込むようにしよう。ドラゴンを取るチャンスを見つけたのに、味方ジャングラーが狼を殴っていたり、トリンダメアにダイブしていたりする場合は、ピンを使って知らせよう。それでもダメなら、次の試合がある。
最後に、ドラゴンを取る最も簡単な方法は、レーンでのソロキルやガンクキルなど、ドラゴンをスティールする可能性のある敵を倒した後に狙うことだ。
2. リフトヘラルドとバロンナッシャー
この2つも素晴らしいオブジェクトだが、少しドラゴンとは異なる部分がある。1つ目のリフトヘラルドはソロレーナーをスノーボールさせたり、リードを確保するための非常に強力なツールだ。ただ、ソロキューでは1つ目のリフトヘラルドをめぐってチーム全体が争うことはほとんど無く、せいぜい3対3のトップサイドの小競り合いがあるくらいだろう。
リフトヘラルドを取るときは、ドラゴンを取るときと逆サイドで同じことを考えるといい。トップとミッドの主導権、そして敵ジャングラーの位置だ。
リフトヘラルドを使うときは、ジャングラーの場合、ガンクして敵を倒すか、少なくともリコールさせる。そして、ウェーブをタワーに押し込んで、タワーのHPを大体2300程度まで減らしてから、リフトヘラルドを放つ。こうすると、全てのタワープレートを取れるし、タワーを折るか、HPをミリにすることができる。レーナーは大量のゴールドを得て、スノーボールしやすくなる。
バロンは、強さがひとつだけではないので、興味深いオブジェクトだ。
敵のベースに攻め込むときには効果的なバフだけど、現在のゲームでは、バロンだけでは十分とは言えなくなっている。特に、最近はシージ構成が選ばれることがほとんどないという事情もある。ただし、大量のゴールドと経験値を味方に与えてくれる点は変わらず強力だ。
さらに、ADとAPのバフももらえる。エルダードラゴンほど強力ではないものの、戦闘に勝つことを容易にしてくれるだろう。
俺の経験だと、バロンを取ったからそれだけで勝利するということはあまりなくて、他のドラゴンを取ることを容易にしたり、数分間マップコントロールを握ることに役に立つと思う。
バロンナッシャーの攻撃は、ARやMRを下げるため、交戦中はチームがとても脆弱になる。だから、普通は敵チームを1〜2人倒した後にバロンをやることが多い。敵ジャングルの視界を取り、すべてのレーンをプッシュして、マップコントロールを完全に取っているときは、バロン獲得はほとんどフリーみたいなものだ。敵は自陣ジャングルでキャッチされることを恐れて慎重にならざるを得ないから、奪い合いに参加することが難しくなる。
また、敵をバロンまでおびき寄せて戦ったり、自分が優位に立っているときにキャッチするために、あえてバロンを触ることがあるが(訳注:いわゆるバロンベイト)、これが成功するとその後のバロン確保がより簡単になる。
3. インヒビターとタワーを取るタイミング
インヒビターやタワーを取ると、マップコントロールの主導権を握れるが、それは敵にゴールドや経験値を与えることと引き換えだ。インヒビターや、プレートが無くなったあとのタワーは、ゴールドや経験値の面ではほとんど役に立たない。むしろ、敵にゴールドや経験値を与えてしまう傾向がある。インヒビターを取ると、そのレーンのウェーブは常に敵ベースに向かってプッシュしてしまい、簡単にフリーズされてしまう。相手は、自軍ベースに近いところでファームすることができるようになるわけだ。ただし、フリーズが難しいチャンピオンの場合、ファームすることは難しくなる。
4. 常に強みと弱みを意識する
ゲームをやるたびに、自分のチャンピオンと相手のチャンピオンを見て、何がどのように作用するのかを考えなければならない。例えば、自分がウーコンで、敵がイレリアなら、目的はシンプルだ。イレリアを大量にキルすることだ。
しばしば、これは複雑なものになる。例えばシン・ジャオ対カ=ジックスは、どちらも強力なバーストデュエリストだが、一般的にはアイテムを一つでも持っている方が有利になる。どちらもクリア速度が最速ではなく、インベードやガンクでキルを取り、スノーボールする機会を探している。そして両者ともに、アイテムを買えばそれなりにスケールすることができる。
このケースの場合、俺がシン・ジャオなら、レベル2ガンクを狙ったり、カ=ジックスがバフをやっているところに忍び込んだりなど、できる限り優位な状況を作ろうと努力するだろう。そしてもし自分が優位に立ったら、常にカ=ジックスを探して、アイテムの有利を押し付けてゲームから追い出そうとするだろう。
チャンピオンのマッチアップを考えるのは難しく、他の8人のプレイヤーを考慮に入れると、更に複雑になる。しかし、強みと弱みを考えるのはシンプルだ。以下にいくつかの例を示そう。
ナサスの場合、序盤は弱いが、1アイテムと400スタックあれば、20分前後でマップを完全制圧できる中盤のモンスターと化すことができる。タワー下でQのスタックを溜めつつ、スロープッシュしてシーンを買うためにリコールするといいかも知れない。
ウディアの場合、失速が激しいが、光速でジャングルをクリアし、他のどのチャンピオンよりも速くマップを動き回ることができる。常に適切なタイミングで適切な場所にいて、相手のマップポジショニングを咎めるようにしなければならない。
もちろん、アイテムやレベルも関係してくる。例えば、影の暗殺者ケイン(青ケイン)がそうだ。青ケインでプローラークロウを手に入れると、柔らかいキャリーを簡単にワンコンすることができる。プローラークロウを手に入れたらすぐにマップを支配し、可能な限りキャッチを狙おう。プローラークロウ完成前は、できるだけ早くファームして、自分が得をすると確信できる戦いだけをするようにしよう。
強みや弱みを知るためには、普通は時間がかかる。しかし、OTPの配信を見たり、チャンピオンごとのサブレディットで質問すると、近道になることがある。プロ選手は、自分が今学んでいるチャンピオンについて、高レートのOTPによく質問する。
5. 目的意識を持って行動する
プレイするときは常に目的意識を持って行動しよう。例えば、俺がヘカリムなら、できるだけ早くフルクリアして、カニの奪い合いに向かう。その後、敵ジャングラーをいじめてリコールさせることができたなら、もう一つのカニに向かうか、リコールしてアイオニアブーツを買うか、自分のいるサイドでガンクの機会を狙う。俺はジャングルメインだからレーナーの例を出せなくて申し訳ないが、高レートのOTPを見て、彼らのゲーム序盤の動きと、その理由を考えることをお勧めする。
ゲームが進むに連れ、プランはゲーム状態に依存するようになり、意思決定がより重要になってくる。俺はリコールするたびに、マップ上の状況を把握するようにしている。向かわなければならないオブジェクトはあるか? 視界を確保しなければならない場所はあるか? ファームしなければならないウェーブやキャンプはあるか? これらは実行可能だろうか、それとも遅れを取りすぎているだろうか?
もし俺がリードしているなら、どうやったらリードを広げられるだろうか? トップサイドのジャングルをファームしてから、バロンの視界を取って、キャッチを狙う? あるいは、集団戦に強いチャンピオンなら、インファーナルドラゴンの奪い合いに敵をベイトするということも考えられる。
練習を重ねていくうちに、ゲームの評価方法にだんだん慣れてきて、こうしたことが自然にできるようになる。試合中にこうした自問自答をするのは難しいので、必ず試合後に振り返る時間を作るといいだろう。リプレイを見るのは、本当に役に立つ。
また、この項目を理解するために役立つDopaの素晴らしい投稿があるから、ぜひ読んでくれ。
6. スピードと決断力を高める
リプレイを見て、何かを待つために立ち止まっているところを秒単位で数えてみてくれ。そして、「その場でできることはないか?」と考えてみてくれ。もしあれば、それをメモして、今後はより素早くそれができるようにするべきだ。これこそ、世界のトッププレイヤーとそれ以外のプレイヤーとの大きな違いのひとつだと、俺は心から思っている。特にジャングラーにとっては、無駄にした1秒は、ゲームを優位にするために使える1秒なんだ。
最後に、文章じゃなくて実際のヒントを2つ。
7. たくさんプレイする
1日に数回しかプレイしてはいけないとよく言われている。短期的には上達するかもしれないが、長期的に真の意味でプレイに磨きをかけることは難しいだろう。プレイヤーとしての潜在能力を発揮したいのであれば、ゲームを楽しめている限り、たくさんプレイするべきだと思う。もしランク戦が楽しいただの趣味であれば、好きなだけプレイしていいと思う。
8. マナムネヘカリムを試してみろ
中盤少し弱くなるが、マジで集団戦で超キャリーできる。
俺のOP.GGも置いておくよ。
翻訳元: I Decided to Tryhard in Season 11 and hit Diamond. Here are my “tips” for Climbing.
最後がとても具体的でござる。
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コメント
8番はLoLにおける本質情報
長文読むのだるいから最後の二行だけ読んだ
良い記事だね
自分用メモ
マナムネヘカリムは強い
ダイヤ羨ましんすよ…
最初の一行ぐらいまで読んでやめたけどすごくいい記事だね
参考になった
関係ない話?ですまんけど、長文の割に分かりづらい文の書き方に見えてしまった
多分、具体的に書いてるのが限定的なシチュエーションばっかりで、実践の方法を書いてないからか?
この人のopgg見た上で、例えばマナムネヘカリムとかも
「メタチャンプ、もしくは隠れOP戦術を見つけて回数をこなそう。」
その後に
「強いチャンピオン、強い戦術は、理解しておくにこしたことはない
なぜなら頻繁に遭遇するものだからだ。
そのメタを理解し、対策をする為に、自らも強いものを使ってみる、もしくはそのメタに対してカウンターが取れる自分の戦術を見つけよう。」
みたいに書けば、低レートで苦労してる人も、あーなるほどねって理解しやすいんちゃうかなあ、って底辺ダイヤの俺はしみじみ思った
ブロンズワイ「ほーん、なるほど。やっぱり俺の思っていた通りだな。7割方俺の考えと同じだわ。分かってる分かってる。なるほどね。やっぱり正しかったな。知ってたわ」
最近メンタルが一番大事なんすよ!みたいな記事出なくなったね
メンタル保とうが喧嘩暴言AFKトロールが跋扈してるランクじゃ意味ないんだよな
だからこそ意味があるんだぞ
味方がどう揉めようとtiltしたヤツの訳の分からないpingが出ようと自分の判断でプレイできるメンタルは大事だ
最近急にmidで勝てなくなったんだがなんでだ・・・
何が起きているんだ今
確かにどの変更からか分からんがバロン取ったからインヒビまでイージーって感じじゃなくなったよなー