以下、Korizon Esportsより、HLE Deftのインタビューを紹介。
――こんにちは。今日はHLEにとって、ジェットコースターのような一日でしたね。嬉しさと悔しさが入り混じっていたのではないでしょうか。でも、クォーターファイナルに進出しましたね。今のご気分はいかがでしょうか。
Deft:RNGとの最終戦では、もっと勝てる可能性があったと思います。でも、勝てなかったことでクォーターファイナルでLCK対LCKの可能性が高まってしまいました。悔しさでいっぱいです。
――HLEは先週1勝2敗だったので、今週苦しい状況になってしまいました。それに、1日に3試合をこなさなければなりませんでしたね。どのような決意で本日に臨んだのでしょうか。また、HLEにとって最も重要だと判断した試合は何でしょうか。
Deft:初戦でPSG Talonとの試合に負けていたら、レースから完全に脱落することになっていました。ですから、この日の最も重要な試合だと考えていました。そして、正直に言うと、もし「1試合でも負けたら終わり」という意識を持ち始めると、プレイに焦りが生じると思っていました。それは避けたかったのです。でも、もしグループステージのチームに負け始めたら……それは、トーナメントに行ったとしても、敗退するレベルだと言うことですよね。だから、「うまくプレイできれば、必ず勝てる」という決意で試合に臨みました。
――そのような決意でステージに立ったのですね。そしてPSGだけでなく、RNGにも勝利しました。LCKのインタビューで、Deft選手は「昨日の試合でチームのみんなが気づきを得た」と仰っていましたね。何かを学んだと。その「気づき」について、もう少し詳しくお聞かせいただけないでしょうか。
Deft:正直に申し上げると、集団戦に多くの課題があり、弱点がありました。しかし、それ以上に、僕たちのマクロは、良かった頃に比べて格段に悪くなっていました。テンポが悪くなっていたのです。そこで、昨日自分たちのテンポを確認してみたのですが……うーん、どう表現すればいいのでしょうね。3レーン全部使うチームもあれば、2レーンしか回さないチームもあります。そして、多くの場合、十分に考えず、3レーンを回してプレイしようとします。すると、3レーンが一度に危険に晒されることが多いのです。
――他のチームの話になってしまいますが、FNC対RNGについてはどうお考えでしたか。
Deft:選手控室でライブで試合を観ていました。僕たちに特別なチャンスを与えてくれたことに感謝しました。しかし、そのチャンスを活かしきれませんでした。
――HLEの選手の皆さんのフォームが以前より良くなってきたという意見も多いと思いますが、これは、Worldsのステージやメタに適応したからでしょうか。それとも、単純にマクロが整ってきたからパフォーマンスが上がったように見えるのでしょうか。
Deft:序盤の僕たちのフォームが本当に悪かったという点はあります。それに比べれば、今の自分たちはいい感じなのかもしれません。ゴールドでリードしていても、少数戦を続けていましたからね。でも、タイブレーカーの試合で負けたということは、ハッキリとした証拠です。つまり、僕たちのフォームはまだまだです。僕自身も含め、全員そう思っています。これからも改善していかなければなりません。
――HLEはRNGに勝利しましたが、その日のうちに、タイブレーカーで負けてしまいました。序盤は勢いがありましたが。敗因はなんだと思われますか?
Deft:マクロでもいくつか失敗がありましたが、最大の失敗は、序盤にビハインドを背負ったときに、リスクの高いプレイで追いつこうとしたこと。これは失敗でした。最大の課題は、集団戦です。このゲームでは、自分たちと敵の構成を比較して、どのようなエンゲージやポジショニングが最も効果的なのかを決めるために、5人の選手たちが、一緒に考え、支え合わなければなりません。今日はそれができませんでした。
――今どんなお気持ちが一番強いでしょうか。クォーターファイナルに進めて良かったというお気持ちか、惜しくも1位になれなかったことを悔やむお気持ちなのか。
Deft:今はまだ、グループ1位になれなかった悔しさが残っていますね。今朝起きたときは、「頼むからクォーターファイナルに行かせてくれ、それだけでいいんだ」と思っていたのですが、人間の欲にはきりがありませんね。今はただ、とても悲しいです。
――その悲しさは「あと少しでRNGに勝てたのに」というものなのでしょうか。それとも「グループ1位通過のチームと戦わなければならないのか」というものでしょうか。
Deft:うーん、俯瞰して考えてみれば、クォーターファイナルでLCKチームと対戦しなければならないことが良くないことですよね。でも、今この瞬間は、RNGに負けたことが悔しいですね。3回やって、2回は負けたわけです。これは悲しいですね。
――もう少しライトな質問にしてみます。HLEの選手たちが、控室でキンパを食べている様子が放送されました。Chovy選手も、Deft選手も、美味しそうに食べていましたね。あれはHLEのマネジャーたちが、選手たちのためにアイスランドで作ったものらしいですね。これを聞いて、感動しましたよ。食べ物って、本当に大事ですからね。それに、嬉しいものですよね。異国の地で、誰かが一緒にいてくれて、ケアしてくれているのですから。
Deft:僕たちのマネジャーさんは、HLEのオフィスにいてもそんな感じなのです。彼女はいつも僕たちの背中を押してくれるんです。まるで、お母さんのように。いつも僕たちの健康を気遣ってくれて、ビタミン剤を持ってきてくれます。僕たちが食べたいスナックがあれば、注文してくれます。キンパだけではなく、美味しいものを届けるために、労を惜しまないのです。試合以外でも、僕たちを助けてくれています。
――試合外でもそうですが、試合のパフォーマンスにも影響を与えるかもしれないですよね。大会に参加している間、心配事が少なくて済むということですから。
Deft:そうなんです。LoLは、メンタルが重要なゲームですから。そういう意味で、助けになりますね。
――Deft選手、改めてクォーターファイナル進出おめでとうございます。アイスランドには直接行けないかもしれませんが、韓国だけでなく、世界中にも、多くのファンがいます。HLEとDeft選手を応援し続けてくれるでしょう。ファンの皆さんに向けてなにかメッセージはありますか?
Deft:何としてもタイブレーカーに勝たなければならなかったのに、悔しさでいっぱいです。ファンの皆さんも、同じ気持ちだと思います。ですから、次の試合に向けて一生懸命準備します。皆さんに勝利を、良いパフォーマンスをお見せできるように頑張ります。ありがとうございました。
――最後の質問です。少し唐突かもしれませんが……。今日はFNCがRNGを倒し、それがHLEのチャンスに繋がりました。FNCはWorldsの直前、不幸にもロスターを変更する事態になってしまいました。それなのに、FNCはWorldsに対して、不幸から立ち直る力と意欲を見せてくれました。ファンはきっとそう思いたいと思います。FNCの選手たちに伝えたいことはありますか?
Deft:まず、FNCが最適なメンバーでWorldsに参加できなかったことを、僕も残念に思っています。しかし、そんな状況でもFNCはとても良く頑張っていました。僕ももっと頑張らなくては、と思わせてくれました。特にFNCのボットデュオ――Hylissang選手は、今までステージで戦ったサポートの中で一番アグレッシブなのではないかと思うほどアグレッシブでした。対戦していてとても楽しかったですね。あと、Bean選手。どれだけスクリムに参加できたかは分かりませんが、最初の対戦では自分の力を発揮できていないように感じましたね。2回目の対戦では、ずっとアグレッシブになっていました。自信を持ってプレイしていたのが、分かりました。これからも頑張って欲しいです。
――Deft選手、お時間のない中、本当にありがとうございました。クォーターファイナルでも観られることを嬉しく思います。前もってになりますが、お誕生日おめでとうございます。お疲れさまでした。
Deft:ありがとうございます。
10月23日がDeft殿の誕生日でござる。
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コメント
lol史上もっともアグレッシブだろうな
あの感じをいつまでも続けてほしい
ヒリサンは周りまで良くも悪くもアグレッシブにするから見てて面白い
ただファンは心臓いくつあっても足りなそう
足りるぞ
むしろひりさんが落ち着いた感じになると不安でハラハラして昼眠れなくなる
ヒリサンはあのウルトラハイリスクハイリターンなプレイで3年連続ワールズ出てるの本当すごい
ヒリサンはマジで1か6しか出ないからおもろい
LoLにサイコロの概念を持ち込んだ男
Beanも急場だったのに徐々に良くなっていったのすごいと思う
これからのキャリアで良い影響がありそう
急に試合投げたかと思えば急に飛び出すビッグプレイ最高なんだ
ADCを守る気が全くないSUPと中盤以降も一切CS譲ってもらえない味方とプレイしてよくダメージ出してんなって思う
Deftも25歳か…WCS優勝メンバーは兵役勘弁してもらえませんかね
LoL星人が攻めてきた時のロスターにはサブでHylissangを入れておきたい