18歳の新星Caliste、覚醒。Karmine CorpがTESを撃破した舞台裏
Karmine Corp(KC)は、First Standの大一番で中国の強豪Top Esports(TES)を撃破。敗退寸前のチームを救ったのは、18歳の新星ADC Caliste選手を始めとした、チームメンバーの覚醒だった。
LECを制しながら不調に苦しんだKCは、いかにして本来の姿を取り戻したのか。
世界最高峰のADCたちと渡り合う中で、Caliste選手は何を感じ、何を学んだのか。
「世界最高のADCになる」という野心を持つCaliste選手が語った、勝利の裏側とは? 試合直後の心中をLoL忍者が1on1インタビュー。
LoL忍者:Caliste選手、まずは勝利おめでとうございます! 昨年から注目していましたが、新たなスターとして、とうとう世界の大舞台でも爆発しましたね。今の率直な気持ちをお聞かせください。
Caliste:正直、ホッとしています! この試合に勝たなければトーナメントから脱落するところでしたからね。本当に、とても重要な試合でした。
CFO戦とTL戦の2試合では、自分たちのプレイがまったくできていませんでした。
全然KCらしくなかったですし、LECを制覇したチームのパフォーマンスではなかったですし、まったく別のチームのでした。
しかし、今日は「とにかく自信を持って、普段どおりのプレイをしよう!」とみんなで話し合い、そのとおりにやりました。
その結果、非常に良い試合ができました。自分たちらしいプレイを取り戻せたことが本当に嬉しいです。自分たちのスタイルを貫けば、どんなチームにも勝てると思っています。
個人的にも、満足のいく内容でした。
JackeyLove選手は間違いなく世界最高峰のADCの一人です。
今日の試合では彼に少し圧倒された部分もありましたが、それは彼が自分より上手いからだと思います。そんな彼と戦い、良いプレイができたことは大きな経験になりました。学ぶことも多かったですね。
明日はViper選手との対戦も控えているので、すごく楽しみにしています。
LoL忍者:まさにそうですね! 今日の試合は、これぞKC、これぞG2 Esportsを打ち破ったチームというパフォーマンスだったと思います。なぜ調子を取り戻せたのでしょうか。
Caliste:実を言うと、はっきりとした理由は分からないのです。ここに来る前に特別なことをしたわけではありません。特に何も変えずに、今日の試合に臨みました。
でも「もうダメなプレイをするのはうんざりだぜ」とチーム全員が確実に感じていました。「なんで俺たちはこんなにダメなんだ?」と考え、過去2日間で試合の振り返りを行いました。
ミッドとジャングルの連携、ボットサイドの動き、チームファイト、どこがうまくいっていないのかを徹底的に見直し、何が問題なのかを探りました。
そして、できる限り修正した結果、うまく機能したのだと思います。
LoL忍者:今日のCaliste選手のパフォーマンスは絶好調だと感じました。ご自身ではどのシーンが一番良かったと思いますか?
Caliste:うーん、どうでしょうね。
最後の試合のドラゴンファイトは覚えていますね。たしか2体目のドラゴンのときに敵にフラッシュで飛び込んでしまって……あれは良くなかったなと反省しています(笑)。
でも、それ以外のチームファイトは全体的に良かったと思います。
特にエズリアルを使った試合では、限界ギリギリのプレイをしていましたし、スキルショットも多く当てられました。そういう意味ではバロンファイトが一番上手く行ったかもしれませんね。
エズリアルでのバロン前のチームファイトは良い形だったと思います。
LoL忍者:私もそう思います! さて、あなたはまだ18歳、プロ選手としても非常に若いです。今回が初めての国際大会ですよね?
Caliste:そうですね、これが初めての国際大会になります。
自分は小さい頃からずっとWorldsやMSIを観ていて、「いつか自分もプレイしたい」「あの舞台に立ちたい」と思っていました。
そして今、その夢の第一歩を踏み出すことができました。本当に嬉しいですし、チームメイトと一緒に世界最高のチームや選手たちと戦えることが、何よりも幸せです。
これは自分のキャリアにとって、とても価値のある経験です。LECデビューの最初の年、しかも初めてのスプリットで国際大会を経験できるのは、本当に恵まれていると思います。
今、ここにいられることが本当に嬉しいんです。良いプレイを皆さんに見せたいという気持ちでいっぱいです。
LoL忍者:素晴らしいことですね! あなたが若くして、国際大会の舞台に立てたのはなぜだと思いますか?
Caliste:うーん……やっぱりひたすら努力を続けてきたことだと思います。
プロとして活動してもう5年ほどになりますが、毎日自分のベストを尽くせるように、一生懸命取り組んできました。
毎日新しいことを学び、少しずつ成長し続けています。
ただ単にゲームをプレイするだけでなく、メンタル面を整え、より良いパフォーマンスを発揮できるように意識しています。
自分は本気で世界最高のADCになりたいと思っています。そのために、これからの10年間、できる限りのことをすべてやるつもりです。
もしかしたら、10年後には「Calisteが世界最高のADCだった」と言われるようになっているかもしれません。
そして、その姿を見た新しいヨーロッパの若手選手たちが、自分を目指して努力するようになってくれたら本当に最高ですね!
でも、今の自分はまだそこには遠く及びません。だからこそ、これからも努力を積み重ねていきます。
LoL忍者:これからも楽しみです!さて、あなたに注目しているファンは日本にもいるんです。ご存知でしたか?
Caliste:えっ、本当ですか? それは知らなかったです。びっくりしました!
LoL忍者:日本のファンにメッセージをお願いできますか?
Caliste:もちろんです!
日本のファンの皆さん、本当にありがとうございます。応援してもらえてとても嬉しいです。
正直、日本にファンや僕のことを知っている人がいるとは思っていなかったので、とても驚きました。これからも全力で頑張りますし、世界最高の選手になれるよう努力を続けます!
ありがとうございました!
君子豹変でござる。
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コメント
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