Uziが綴った、もう戻らない青春の話
Hall of Legends入りを果たしたUziが、自らの歩んできた道、敗北、後悔、そしてこれからを語った文章が素晴らしいと話題になっている。
As Uzi joins the Hall of Legends, he shares his memories, regrets, and dreams.
A message from the heart, from a player who inspired a generation—
and the very first Hall of Legends inductee from the LPL.@lolesports#Uzi #HallOfLegends #LPL #LeagueOfLegends #ThankYouUzi pic.twitter.com/sC8kWW6x99— LPL (@lplenglish) May 22, 2025
皆さんこんにちは、简自豪(Uzi)です。
まず初めに、Hall of Legendsに選出されたことを、心から光栄に思います。
これは私にとって本当に大きな意味を持つ出来事です。偶然にも、今日は2018年にパリで勝利した日でもあります。ですので、皆さんにぜひお伝えしたいことがたくさんあります。私は言葉を上手く扱える方ではなく、少しまとまりのない話になってしまうかもしれませんが、どうかご容赦ください。
私のプロとしてのキャリアはとても長く、さまざまな経験に満ちていました。今でもよく覚えているのは、2017年のWorldsで敗退したあと、多くの人が「これで青春は終わった」と言っていたことです。
当時の私は、その言葉の意味をちゃんと理解できませんでした。後悔を抱え、ただただ疲れ果てていたのです。
それからしばらくして、少しずつ実感が湧き始めました。本当に、自分の青春は終わりを迎えつつあったのかもしれないと。
ある試合の最中、突然集中が切れてしまった瞬間がありました。それまでの自分には、そんなことは一度も起こったことがありませんでした。その一瞬で、私は自分の中の何かが変わったことを感じました。私はもはや、かつての自分ではありませんでした。
正直なところ、自分にとって「青春」が何だったのか、今でもはっきりとは定義できません。
もしかすると、好きなことを全力で追いかける時間のことかもしれません。でも私にとっては、極めてシンプルなものでした。同じことをひたすら繰り返すことです。私のプレイスタイルを「情熱的」や「アグレッシブ」と表現する人もいるかもしれませんが、私自身は単に、得意なことを一生懸命やっていただけです。
今思い返すと、年齢のせいか、いろいろな欠点が見えてきます。
昔の私は頑固で、プレイスタイルに柔軟性がなく、すぐにイライラしてしまうようなところがありました。でも、これまでずっと改善に向けて努力を重ねてきましたし、少しずつ成長できたのではないかと思います。これからも変化を恐れず、より良い自分を目指していきたいです。
Worldsで優勝できなかったことは、今でも私の中で最も大きな後悔の一つです。今もそれを思い出すと、心が痛みます。
も、過去の影にとらわれてばかりでは前に進めません。どれだけ痛みがあっても、過去が未来を変えることはありません。未来を変えるのは、今この瞬間の自分の行動です。だから私は、これからも新しい戦いに臨まなければならないのです。
ただ一つ、ずっと変わらなかったものがあります。それは、ゲームへの愛です。
私は昔、子どもの頃によくネットカフェにこっそり通って、好きなゲームをプレイしていました。ゲームにログインするたびに「絶対に勝つ」と自分に言い聞かせ、負けたらまた次の試合に向かっていました。今でも、ハイレベルなランク戦をプレイするときは、あの頃と同じような純粋な喜びと充実感を感じます。
青春は過ぎ去ったかもしれませんが、LoLへの情熱と勝ちたいという思いは、今もまったく変わりません。
私にとって、プロとしての道のりは今の自分を形作るものでした。人生が変わるたび、新しい挑戦に直面するたびに、かつての競技生活を思い出して「もう少しだけ耐えてみよう」と自分に言い聞かせます。そうすれば、その先に何か突破口があるかもしれないと思えるのです。
“Uzi”は、これからも次の試合にキューを入れ続けます。過去の後悔も、勝利も、失敗も、すべての記憶を背負って、ベストを尽くしていきます。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
最後に、家族、チームメイト、コーチ、そして共に歩んできたすべての人に感謝を伝えたいです。
皆さんと一緒に歩んだこの道のりは、私の人生で最も大きな幸運でした。リーグ・オブ・レジェンドとLPLには、自分の夢を追いかけるステージを与えていただき、本当に感謝しています。そして何よりも、これまで私を応援してくれたすべての皆さんに、心から感謝を伝えたいです。
もし、私のプレイや瞬間のひとつでも、誰かに影響を与えたり、誰かの青春の一部になれたなら、それは私にとって何よりも幸せなことです。
これからは、家族との時間を大切にし、健康の改善にも力を入れていきたいと思っています。仕事や勉強に励んでいる皆さん、どうか時には立ち上がってストレッチをして、自分の体を大切にしてくださいね。それが、自分の好きなことを続けるための秘訣です。
みんな、愛しているよ(520)。
皆さんが幸せであることを願っています。どうかお元気で。これからも、自分の好きなことのために戦い続けましょう。
反応
- 昨日のFlandreの投稿と、この文章を読んで、心の奥が揺さぶられる思いをした。
気づけばもう15年近くが経っていて、あの頃と同じようには感じられなくなっている。
俺自身も、13年近く続けてきたLoLをやめた。人生でほとんど唯一プレイしてきたゲームだったのに、ついに手放した。
それでも、プロシーンを見ていると今もワクワクする。静かで穏やかなノスタルジアみたいなもので、ここまで来た道のりや、今も胸の奥に残っているものを思い出させてくれる。
時の流れは本当に早い。
かつて憧れた選手たちは大人になり、そして俺たちも同じように成長してきたんだなと実感する。

- 子犬を育ててくれてありがとう。
たくさんのUziファンがそうだったように、俺もUziのプロ復帰がうまくいってほしいと願ってた。
でも、青春と同じで、あの頃はもう戻ってこない。
あの瞬間にリアルタイムで立ち会ってなきゃ、今あの試合を見返しても同じ感動は味わえないんだ。
LoLの外でも、Uziが身体を立て直すために積み重ねてきた努力は本当にすごい。あのUziが今やマラソンまで走れるようになったなんて、信じられないよな。
今は家庭人としても成功してるみたいで、本当に嬉しいよ。
- 自分は言葉が得意じゃないだって? まるでヨーロッパの文豪みたいじゃないか。
楽しませてくれてありがとう、Uzi!- VALORANTの中国人プロ選手についても、似たような指摘があった。
中国の小学校での国語教育は、哲学的な言葉や難解な詩を意味も分からないまま暗記させる、というスタイルが主流のようだ。
ただ、そういった哲学や詩に幼い頃から触れていれば、たとえ中身を理解していなかったとしても、話し方や表現のクセには確実に影響を与える。
たとえば、もし誰かが幼い頃からずっと欽定訳聖書を読んで育ったら、その人の言葉遣いや文章構成は、自然と聖書っぽくなるだろう。
同じように、J.R.R.トールキンの作品(『ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビット』など)を主に読んで育った人は、ちょっと変わってるけど、洗練された“トールキン風”の喋り方になるかもしれない。
- VALORANTの中国人プロ選手についても、似たような指摘があった。
- 「未来は過去によって変わるんじゃない。今の自分の行動で変わるんだ。」
マジで、心に刻みたい言葉だわ。
- 「もし、私のプレイや瞬間のひとつでも、誰かに影響を与えたり、誰かの青春の一部になれたなら、それは私にとって何よりも幸せなことです」
これって、競技に真剣に向き合う人の最終目標だと思う。
自分のスキルや存在が、同じ情熱を持つ誰かの記憶に残る。それって、人生で一度得られるかどうかの名誉だよな。
Source: Uzi’s letter after being selected for the Hall of Legends
ウジウジ悩まず、前に進みたいでござる。
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