LoLの神が望むゲームの姿
- Fakerは「将来はもっと個人個人のスキルに重点を置いたパッチになれば、プレイヤーは喜ぶと思う」と述べ、最近はチーム連携重視の調整が増えていると感じていると語った。
- この流れにより、1人でキャリーできる機会は減り、同様に1人の味方が試合を壊す影響も減ったが、刺激や緊張感も薄れているとの声がある。
- 海外コミュニティでは、Fakerの見解に賛同する声と、現状のバランスを支持する声が割れ、チームゲーム化と個人技重視のどちらを優先すべきか議論が活発化した。
現代のLoLは中立オブジェクトなどの影響により「個人よりチーム連携が重視されるゲーム」へと変化している。Fakerはこの流れに疑問を呈し、「もっと個人スキルが影響力を持てる環境」に戻ることを望むと語った。この発言を受け、海外コミュニティで議論が活性化している。果たして、Riotはどの方向へ舵を切るべきなのか?
最近のインタビューにて、Fakerは次のような質問をされた。
「LoLの次シーズンで期待する変更は何ですか?」
Faker:個人的には……。最近、LoLはチームでの連携に重点を置いたパッチが多くなっていると思います。将来はもっと個人個人のスキルに重点を置いたパッチになれば、プレイヤーは喜ぶと思います。
俺が感じるのは、スノーボールのナーフ、耐久性の全体向上とアイテムのナーフによって、個人の技術で出せる影響力と技術介入度が今シーズンは大きく減っている。このゲームで「俺が強い」と感じることはもうないし、ゲームはよりチームとしてのものにシフトしてきているように思う。
プレイヤーの一部は、ゲームが刺激に欠けるとか、「バランスが取れすぎている」と感じるようになっている。
Riotはレーンフェイズの重要性と個人個人のプレイの重要性を取り戻すべきか、それともゲームを新鮮に保つためにアイテムやルーン、オブジェクトのリワークに集中するべきか。どう思う?
反応
- 中立オブジェクトの出現回数がそれを物語っている。Riotがそれを削除したり、弱くしたりするとは思えない。中立のオブジェクトシステム全体に見直しが必要だと思う。
最初の12分以降、基本的には数分おきにグループする必要があるんだ。
言うまでもないのはマップ中の機動力だな。10年前と比較して明らかにマップが相対的に狭くなっている。
原因はプラントやアイテムやドラゴンからの移動速度で、それが1vs1に介入するのをとても簡単にしている。これは誰も言っていないが大きな問題だと思う。孤立してプレイして一人で勝利に導くのは、最近では不可能になっている。
- チームがいきなり「10人でアタカン戦をやろう」と決めたことで試合の勝敗が決定することにはもう疲れた。
- 核心を突く質問なんだが、「影響力は相対的なもので、それをどう分け合うか」というものだ。
Fakerがものすごい影響力を持っていた時、Piglet(元T1のADC)は何ができた?
みんな自分が試合に影響力を持つのは歓迎するけど、他人が影響力を持つことは嫌がるんだよ。
- どうするべきかは困っているんだけど、「1人のプレイヤーではゲームに勝てないのに、1人の味方のせいで負ける」ということが多くなっているように感じているんだ。
レーンでボコボコにされて、対面が強すぎるからじゃない。協力するのを拒否した人がいたとき、そのチームは他の9人に関係なく負けになるんだ。誰も1人でキャリーできないから。
これは全く馬鹿げていることだ。
- どうするべきかは困っているんだけど、「1人のプレイヤーではゲームに勝てないのに、1人の味方のせいで負ける」ということが多くなっているように感じているんだ。
- 40分のチームゲームで、味方の2/16のボットレーンが喧嘩していて、降参も拒否し、プレイも拒否するなんて最悪だ。
- あのな、何回でも言ってやるけど、
Fakerが言っているのはトップレベルの競技シーンの話であって、お前らのランクの話じゃないからな。お前のランクが上がらない理由は、Fakerが言っているような話ではない。
- たしかに、同じゴールド状況下でのミッドレーナーのゲームに対する影響力は2010年代序盤と比較するとかなり下がっただろう。
しかし、Fakerへのリスペクトはありつつも言うけど、Fakerはプレイヤーが持つべき個人の影響力について、偏った時代遅れな見方をしているかもしれないな。
そもそもFakerはチャンピオンのデザイン、バランス、メタ、他プレイヤーのキャリア、プロの地域など、すべてが彼を中心にひっくり返した実績のある、まさにブラックホールともいうべきソロでの影響が非常に強いプレイヤーだ。
ライズのリワークをほぼ1人で引き起こし、アカリのバランスに永久に影響を与え、弱いとされていたルブランの評価を変え、イレリアやリヴェンといったピックをプロのミッドで成立させ、「アサシン職人」「コントロールメイジ職人」などの専門家を駆逐し、「何でもできてこそ一流」という基準を生み出した。
- 1人のスキルでキャリーできる機会が減ったということは、裏を返せば1人に試合を悪い方向に破壊される機会も減ったということだ。俺が言いたいのは、「味方のいい部分」ではなく「味方の悪い部分」に焦点が移ってしまうということだ。
最近の調整傾向や1人でのキャリー可能性について、読者諸賢はどう感じているだろうか? ぜひお聞かせ願いたい。
担当:いちずなイブリン
Source:Faker on Individual Agency in League
個人に影響力があればええ今日が過ごせるでござる。
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