KT、今度こそ……?
Cecilia Ciocchetti (Jaxon.gg)による、セミファイナル出場決定したKT RolsterのPeterへのインタビューを紹介。
―まずはWorlds初出場での準決勝進出、おめでとうございます。大きな話題になっていますね。今のお気持ちはいかがですか?
KT Peter: 正直、自分自身が一番驚いています。昨日の夜は、僕らの言葉で言うところの“マインドコントロール”をしながら眠りにつきました。頭の中で想定されるあらゆるシナリオを思い描いて、勝つためのマインドセットを持つようにしたんです。結局いちばん大事なのは、国際大会のこの場に立ってプレーできているという事実だと思い、心から感謝の気持ちでいっぱいになりました。だから「とにかく最大限楽しもう」と自分に言い聞かせました。その結果が素晴らしい形で出てくれたのだと思います。今の率直な気持ちは、感謝しかありません。とても幸せです。
―そんなに楽しめている理由の一つは、ゲーム1のブラウムでの思い切りのいいエンゲージにあるのでしょうか?
KT Peter: (笑)そうですね。試合の準備段階から、今日は僕たちの日だと感じていました。昨日の練習のときは自分の思い通りにいかない感覚があったんです。だからこそ一番大事なのはメンタルだと考えました。「外部要因のせいで試合がうまくいかないわけではなく、自分の見方の問題かもしれない。ゲームが自分を苦しめているのではなく、自分がそう思い込んでいるだけだ」と。
そう捉え直したことで気持ちが楽になりました。それを実戦で発揮するには、まず自分がゲームを楽しむことが必要だと分かっていました。だからこそ、特にゲーム1のブラウムでは、緊張せずに心から楽しんでプレーできたのだと思います。
―チームの戦略に触れない範囲で構いませんが、GEN.G戦で「このチャンプを使って思い切り楽しみたいな」と思うピックはありますか?
KT Peter: 特定のチャンピオンというより、いわゆる共通のメタピックでGen.Gと戦って、それで勝ちたいと思っています。特別に「このチャンピオンで楽しみたい」というのはありません。勝つというマインドセットでプレーします。
― Gen.Gは今大会の優勝候補と目されていますし、今年のLCKも勝っています。多くの人が自分たちより強いと考えている相手に、どう備えますか?
KT Peter: 正直、Gen.Gが優勝候補だという見方には賛成です。完璧で隙のないチームだと思いますし、僕自身も彼らを優勝候補だと考えています。ただ、僕が「勝てる」と信じなければ、誰が信じるのでしょうか。個人的には、どんな状況でも勝つというメンタリティを持つことが何より大切です。これは今後のすべての試合でのデフォルトの姿勢になります。いつも、自分を信じてくれるファンや家族、友人たちのことを心に留め、その思いに結果で応えます。
―ルーキーとは思えないですね。まるでベテランのようなメンタリティです。どのようにして築かれたのですか?
KT Peter: デビューしてからの実戦経験は多くないのですが、この地点に至るまで本当に山あり谷あり、いろいろなことがありました。Worldsの期間だけを見ても、自分が大きく成長したと感じています。そうした積み重ねが、今の自分を形作っているのだと思います。
―今年のWorldsアンセムのテーマは“Sacrifice(犠牲)”です。あなたがこの舞台に立つために、個人的に犠牲にしてきたものは何でしょうか?
KT Peter: とても良い質問ですね。まず一番に浮かぶのは、ここに到達するためには謙虚でいつづける必要があったことですね。常にいちばん低い地点から始めるつもりで、控えめであろうと心掛けてきました。つまり、自分自身をいちばん犠牲にしてきたと思います。エゴを捨て、個人的な考えや意見、信念もいったん脇に置いて、すべてを投げ打つくらいの気持ちでここまで来ました。
無の状態で観戦でござる。
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