この投稿から一部紹介。
免責事項
- 俺はプロではない。個人的な意見を述べているに過ぎない。
- 俺が一番よく観戦するリージョンは韓国。この記事を書くために、LPLは、プレーオフ全試合と、Worlds2020のグループステージと、クォーターファイナルを全試合観戦した。俺の見解は、限られた数試合からのものであることに注意。
- Worldsでのパフォーマンスを分析したいのであれば、過去のバイアスを考慮したほうがよい。例えば、春のC9のVoDを見て、今回のWorlds2020のパフォーマンスを分析しようとしているわけではない。
このプロファイリングの前に、今後の分析に役立つだろう3つの重要な基礎について説明しておく。
ドラフト
- ブルーサイドとレッドサイドのドラフトは劇的に違う。
- ブルーサイドのドラフトは、アイデンティティを重視している。ファーストピックの強みは、理論的にはバンを逃れた最強のチャンピオンを選べることである。最強のチャンピオンをピックしているのであれば、その強さを存分に発揮できるようにしたいと思うはずだ。つまり、その特定のチャンピオンとうまく機能する構成を組み立てていくことを意味している。例えば、俺が10.16で最初にケイトリンをピックした場合、ケイトリンとうまくレーンを組めるパートナーが欲しいし、ピール役がいくつか欲しい。ケイトリンはハイパースケーリングチャンピオンだから、一緒にスケーリングできるチームにしたい。簡単に言うと、ブルーサイドは積極的にドラフトする。対戦相手を待たない。
- レッドサイドのドラフトは、相手の構成と自分の構成の妥協点となる。セカンドピックチームの利点は、相手が先に自分の手札を明らかにしなければならないことだろう。つまり、
- カウンターピックできる。
- 理論的には相手の構成の目的が何なのか、弱点は何なのか、などを正確に把握可能である。
本質的には、レッドサイドには厳密な計画は必要ない。単にブルーサイドに勝てればいいのだ。どうやって勝つかは関係なく、勝てばよかろうなのだ。
テリトリー
- チームのテリトリーとは、マップの中で自分たちが合理的にコントロールできる領域のことを指す。例えば、非常に有利な状況にあり、ほぼ勝利できそうなチームは、ゲーム中の任意の時点で、自分たちのベースから敵のベースまでに自分たちの領域を持っている可能性が高い。コントロールは以下の要素の影響を受けるだろう。
- ローテーションの速度。
- テリトリー内の味方ユニット。
- タワー
- ワード
- ミニオン
- 敵の防御力。
戦闘理由
- 戦う理由は主に以下の3つ。
- 序盤スノーボールするため。
- 序盤の少数戦で勝てると、スノーボールのチャンスが巡ってくる。
- オブジェクトを獲得するため。
- 特に強要されていない限り、アイテムが完成したタイミングでオブジェクトのために戦うことが多い。良いチームは、先見性が無ければ戦わない。
- 敵のテリトリーを獲得するため。
- 視界のために戦う。
- タワーのために戦う。
- 序盤スノーボールするため。
さて、以上を踏まえた上で、Suningのプレイスタイルを以下のように説明しようと思う。
Suningのプレイスタイルとは
Suningは、コントロールされたテンポでプレイし、ゲーム序盤はSofMがマップのトップサイドに集中する一方で、Huanfengはマップの弱い側のボットサイドでゆっくりと育っていく。Suningが1つのアイテムのパワースパイクに到達すると、彼らは緩い4-1または1-3-1のフォーメーションにグループ化して、4v5チーム戦の機会を探す前にウェーブコントロールする傾向がある。
このSuningのプレイスタイルは、いくつかの点でドラフトをいびつなものにする。
- Binはほとんどの場合、スプリットプッシュの能力を持つチャンピオンをプレイする。これはLPLプレイオフ開始以来のチャンピオン統計に反映されている。
- 対V5: ジェイス、レネクトン、GP、レネクトン
- 対TES: モルデカイザー、ジェイス、レネクトン
- 対LGD: レネクトン、ジェイス、レネクトン
- Worlds2020 グループステージ: レネクトン、ジャックス、ジャックス、イレリア、ジェイス、カミール、GP
- Worlds2020 QF: GP、GP、GP、ボリベア
- Suningのドラフトは1~3コアでパワースパイクに到達するチャンピオンに焦点を当てる傾向があり、これは彼らがマップを支配するための通常のウィンドウである。LPLの準々決勝以降、彼らがプレイしたすべてのチーム構成をリストアップするのは少し面倒だろうが、リー・シン/グレイブス/オラフ + ゾーイ/シンドラ + ジン/アッシュが多いことに気づくだろう。
オラフは10.16メタでプレイされていた。明らかにメタから外れているので、今回のWorldsでは見ていない。
- Suningはほとんどすべてこのプレイスタイルで戦っていることに気づくだろう。
- SuningはBin中心でゲームを作る。それも、かなり多く。すべての試合を観る人はほとんどいないだろうが、それらのほとんどは実際にはLPLゲームのキルスコアが驚くほど低くなっている。SofMがゲーム10分で動かそうとする場合、ほとんどトップサイドだ。
- メンバーのほとんどが1コアできたら、緩い1-3-1か4-1を開始して、集団戦へ。
- いちいち例を挙げるとキリがないのでこの辺にしておくが、ほとんどの場合、Suningがゲームのテンポをコントロールしているときに、トップサイドがゲーム中盤の1-3-1か4-1に集中して、そこから5対5の集団戦を戦っている。
- SuningはBin中心でゲームを作る。それも、かなり多く。すべての試合を観る人はほとんどいないだろうが、それらのほとんどは実際にはLPLゲームのキルスコアが驚くほど低くなっている。SofMがゲーム10分で動かそうとする場合、ほとんどトップサイドだ。
ここで一つ指摘しておきたいニュアンスがある。
- Suningはトップサイドを中心にプレイすることを好むが、これは彼らがトップサイドを中心にしかプレーできないという意味ではない。これは単に、彼らがテンポを決めているときには、トップサイドを中心としたゲームをするだろうということを意味しているだけだ。SofMがそのエリアにいれば、トップサイドではなかろうと戦闘を開始することもある。
- トップサイドを中心にプレイすることを好むからといって、フリーのドラゴンが出てきたら取らないということではない。敵チームに妨害されなければ当然のようにドラゴンを獲る。
Suningの主要な弱点
- Suningが負けた試合のほとんどすべてで、相手チームはトップサイドを完全にシャットダウンし、Binのプレイメイキングの可能性を厳しく制限してきた。さらに注目すべきは、Binがシャットダウンされると、チーム全体がゲーム序盤のプレーをより控えめにする傾向があることである。
- G2 vs SN では、ボリベア vs レネクトンの比較的有利な対戦でWunderを助けながら、Jankosが主にマップのトップサイドを中心にプレイしていた。Binはこのゲームではかなりやられたが、もしSofMがトップサイドの周りでプレイし、Renektonを加速することができていた場合、結果は違っていたはずだ。
- LPLセミファイナルでTESがSNを3-0で倒した際、KarsaはBinを徹底キャンプした。これはSuningにとって重要な要素と集団戦能力を制限するために非常に効果的であることが証明された。
- Suningはドラフトでシンプルに負けてしまうことがある。Suningのほとんどすべてのピック&バンは、ゲーム中盤に爆発力のある構成を目指しており、レートゲームの保険はほとんどない。致命的なスキルチェックをゲーム中盤まで乗り切ったチームは、余裕を見出すことができる。
- 特にSuningはブルーサイドよりもレッドサイドを好む数少ないチームの一つであり、彼らの構成はカウンターピックが可能な傾向にある。Suningがやりたがる構成のタイプは大体わかっているので、レッドサイドのピック&バンでカウンターを探すことは、彼らのプレイメイキングの可能性を著しく制限することになるかもしれない。
読んでくれてありがとう。次回はTop Esportsについて分析する。
翻訳元: Profile of Suning’s Playstyle
管理忍
分析かたじけのうござる。
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コメント
binは想定以上にうまいし、sofmはそれを上手に活かすし、angelはcaps抑え込むし、hunfengはADの鏡みたいなプレイヤーだしマジでこのチーム強い
binはずっと強いぞ
ずっと強いけど、それでも想定以上に強い
もしかしたら世界一なんじゃないかって思わせるほどに
まぁ俺の中でのナンバーワンTOPはrascalなんですけどね
ファンフェンのアレ読んでしまったからもう優勝するまで応援したい
369 Karsa Knightの3人がおかしいから厳しそう、かと言ってボットは合計10デス以上しても前ブリンクでダメージ出し続けるJLのエズリアル…
明日までにtes間に合うのか?
tesのほうは若干ドラフトに問題ありとれぼるもいってた。ドラフトがひどいからダムワン優勝だとも
TESに勝って決勝戦に進むけどDWGもSNも若い選手多いから
数年ライバル関係が続いてLoLが進化したら嬉しいな