ファイナル直前!KTとT1の選手たちが意気込みを語る
11月7日、中国・成都の Harvest Moon Art Centre で「LoL Showcase: Worlds 2025」が開催され、各メディアが世界各地から集まった。第2部では、KT Rolster と T1、Worlds 2025のファイナリスト2チームが登壇し、共同記者会見を実施。決勝を直前に控え、選手たちはいま何を思い、何を語ったのか。
KT Rolster
Q:Scoreヘッドコーチに質問です。Mataコーチとは選手時代に同じチームでしたが、今回はWorlds決勝で対戦相手として再会します。Mataコーチに伝えたいことはありますか?
Score:Mataコーチとは昔、一緒に選手生活を過ごしましたが、このようにWorldsの決勝で再び会うことができて不思議な気持ちです。お互い最善を尽くして、良い試合ができればと思います。
Q:Bdd選手に質問です。デビュー10年目で初めてWorlds決勝に上がります。どのような心構えで臨みますか? また、Faker選手の携帯番号はもらいましたか?
Bdd:今回の決勝に向けての心構えは、「必ず勝つ」というよりも、「ベストを尽くしてできることを全部やってみよう」という気持ちで準備すると思います。番号については、多分大丈夫なはず……だと思います。
Q:PerfecT選手、Peter選手に質問です。若い選手として今回の決勝をどう見ていますか? また、それぞれの抱負をお願いします。まずはPerfecT選手から。
PerfecT:初めてのWorldsで、ここまで来られて光栄だと思っています。決勝は「必ず勝つ」というマインドで、勝つつもりで臨みます。
Peter:Worldsを戦いながら、いろいろな会場を回ることができ、とても気分の良いWorldsだと感じています。抱負としては、普段どおり準備して、良い姿をお見せできるようにします。
Q:Bdd選手に質問です。KTは決勝の舞台まで来ました。チームメイトに何か伝えたい言葉はありますか?
Bdd:いつもどおりやろう、と伝えたいです。
Q:Bdd選手に質問です。ついに世界王者まであと1シリーズですね。ここに至るまで、どのような改善・成長に取り組んできましたか? また、もし優勝したら、Worldsスキンはどのチャンピオンにしたいですか?
Bdd:プロ生活の中でつらい状況は多かったですが、ネガティブに考えることは自分を削るだけだと思い、常に前向きでいるようにしました。結局、あきらめなければうまくやれると信じて続けてきました。Worldsスキンについては、すべてが終わってから考えたいと思います。
Q:Bdd選手に質問です。決勝までの旅は簡単ではなく、長い時間がかかりました。最も感情が動いた瞬間はいつでしたか?
Bdd:個人的には、LCKのプレーオフでGen.Gを倒してWorlds出場を決めた試合が印象に残っています。
Q:Bdd選手に質問です。長いキャリアの末にWorlds決勝でプレーします。現在のコンディションは過去と比べてどうですか? いまがメカニクスのピークだと言えますか?
Bdd:プロ生活の中で、いまが最もモチベーションが高く、ゲームを楽しいと感じている時期だと思います。実力そのものは毎年成長していると考えていて、これまでの期間の中で、いまが一番うまくやれていると感じます。
Q:KT選手の皆さんに質問です。決勝で対面するT1側の各選手の最大の強みを一つ挙げ、そのうえで、決勝で自分が上回れる理由をそれぞれ教えてください。
PerfecT:Doran選手は集団戦で予想外のプレーや変数を生み出す能力が高いと思います。自分は役割を逸脱しないタイプなので、堅実に役割を果たせれば、その変数を抑えられると考えます。
Cuzz:Oner選手は非常にソリッドで、中盤のレーンガンク的な動きで変化を与え、そこで利益を得るタイプです。最大限読み切って対応したいです。
Bdd:Faker選手はクラッチ力が高く、Worldsではそのクラッチ力がさらに強まると思います。ただ、今の自分の状態に自信があるので、良いパフォーマンスをお見せできると思います。
deokdam:Gumayusi選手はレーン戦が非常に強い選手だと思います。最近の自分のフォームなら劣らず、レーン段階から主導権を握れると思います。
Peter:Keria選手はサポートとしてあらゆる面で完璧だと思います。自分が勝てる点を挙げるなら、Worlds初出場の「ルーキースピリット」だと思います。
Q:Bdd選手に質問です。KTが決勝まで来る過程を見て、2022年のDRXを思い出すファンが多いと思います。DRXが優勝したとき、Bdd選手はその場面をどう見ていましたか? どんな気持ちでしたか? そして今回、ご自身がそうした奇跡的なチャンスに挑む立場になりましたが、今の心境は? 最後に、かつてのチームメイトDeft選手と、決勝を前に何か話しましたか?
Bdd:2022年のDRXが優勝した当時、個人的に成績も振るわず、つらい時期だったので、リアルタイムでは見られませんでした。ただ、後でDRX優勝の知らせを聞き、映像を見たとき、つらい気持ちが少し和らぎ、「自分ももっと頑張ろう」と思えました。今の心境は「必ず勝つ」というより、「できることを全部お見せしたい」という思いです。Deft兄さんとは、試合に勝った後に連絡をもらい、ゲーム面の話を少しやり取りしました。
Q:Score監督とBdd選手に質問です。準決勝後からのコンディション管理はどう進めていますか? 決勝まで残り二日、どのように準備しますか? またテレコムウォーズとしての対戦に対し、Bdd選手の抱負は?
Score:今日は風邪気味の選手が一人いましたが、薬を飲み続けて、今はみんなコンディションが良い状態だと思います。決勝まで二日ですが、選手たちとミーティング、スクリムを行い、最後の準備をしっかりして、後悔のない試合ができるようにします。
Bdd:非常に象徴的で重要な舞台でテレコムウォーズが実現するのは嬉しく、面白いと思います。抱負は、できる限り最善を尽くすことです。
T1
Q:Doran選手に質問です。AL戦の最終セットで、他のチームメイトがOner選手のムンドピックを勧めているとき、Doran選手だけは何も言いませんでした。どんな気持ちでしたか?
Doran:Onerは勉強する人なので、信じるしかないと思いました。初めてのチャンピオンで負担もあったはずですが、Oner選手はよくやってくれたと思います。
Q:Oner選手に質問です。決勝でも、ムンドのような普段あまりやっていないチャンピオンをピックする可能性はありますか?
Oner:AL戦のときは、やるべき状況だったので出したと考えています。決勝でも同じような状況になれば、後悔のないようにやるべきことをやると思います。
Q:Faker選手に質問です。青島で火鍋は食べましたか? パンダを見に行く時間はありましたか?
Faker:青島では、ほとんど練習ばかりで、パンダを見る時間はありませんでした。火鍋は少し食べました。去年も青島の火鍋は良かったですが、今年もおいしかったです。
Q:Faker選手に質問です。今年のWorlds期間で、特に印象に残った相手はどこですか?
Faker:今回のWorlds期間では、ALが非常に強い姿を見せたと思うので、一番記憶に残っています。
Q:Faker選手に質問です。各地域で女性LoL大会が活発です。VALORANTのGame Changersのような影響力を目指す動きもあります。これから競技に挑戦する女性プレイヤーへ、アドバイスをお願いします。
Faker:ゲームの最大の長所は、男女で身体的条件の差なく楽しめる点だと思います。世界的にも女性ゲーマーが増えていますし、今後も女性ゲーマーが競技シーンでたくさん活躍し、良い試合をたくさん見せてくれたら嬉しいです。
Q:T1の皆さんに質問です。決勝戦をひと言で表すと何でしょうか? 理由も簡単にお願いします。
Doran:結果がどうであれ、楽しんで見てほしいです。
Oner:「第1ゲーム」。第1ゲームが最も重要だと思うからです。
Faker:良いパフォーマンスをお見せします。
Gumayusi:「パフォーマンス」。
Keria:選手たちの切実さが反映されたパフォーマンスに期待してほしいです。
Q:Keria選手に質問です。KTのPeter選手は「Keria選手はサポートとして完璧。自分が勝てる点はWorlds初出場のルーキースピリット」と評しました。どう受け止めますか?
Keria:まず、決勝まで素晴らしいパフォーマンスで上がってきたPeter選手に、そのように言っていただき光栄です。僕は、経験が完璧に近づけば、新人の勢いは十分に飲み込めると思っています。これまで積み重ねた経験に基づいた「老練さ」があるので、十分に良い勝負ができると思います。
Q:Faker選手に質問です。LoL史上最も成功した選手の一人として、再び決勝の場へ戻ってくるのに必要な努力をいまも注ぎ込めるモチベーションはどこから来るのでしょうか?
Faker:私が継続的にプロとして一生懸命やっているのは、キャリアのためというより、勝つことや競うことが純粋にとても楽しいからです。そして私を応援してくださるファンの皆さんに、良い姿をお見せし、インスピレーションを与えたいという気持ちで、努力を続けています。
Q:T1に質問です。決勝まで二日、現在のコンディション管理はどうでしょうか? 今後二日はどう管理しますか?
kkOma:特別なコンディション管理というより、試合時間に合わせ、これまでと同じルーティンで生活しています。練習も含め、スケジュールは大きく変えず、規則的に、出勤・退勤時間も含め、以前と同じパターンで合わせています。
Q:Faker選手に質問です。ALと対戦したとき、印象に残った選手やプレーはありましたか?
Faker:特定の一選手というより、チーム全体の有機的な動きが非常に良かったと思います。相手のプランやゲームの戦略面が優れていたと感じました。
Q:Gumayusi選手に質問です。Oner選手は以前、「プロになるには健康と魂を犠牲にしなければならない」と語りました。どう思いますか?
Gumayusi:プロゲーマーの生活は、他のスポーツと同様に身体的に負担がかかる部分はありますが、トレーニングや健康管理である程度ケアできると思います。犠牲はあるかもしれませんが、得たもののほうが多いと考えています。ですから、特段「何かを犠牲にした」とは思っていません。
いよいよ決勝でござる。
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