JoyofLeaguewithriste
op.gg
興味があるやつのために俺の配信も張っておく。俺がここで書いた戦略もよくやってる。
LECで再びガレンがピックされるようになって嬉しいよ!でもFnaticやG2の試合を見て、プロだったらもっとこのチャンピオンを活かすことができるんじゃないかって思うようになった。だからプロに対する尊敬の念を込めて、今後またガレンをピックしたときに役立つよう、俺の見解を述べようと思う。
ガレンは今、トップよりもミッドで活きる
ガレンは今、プロシーンでトップでピックされるチャンピオンには勝てない。ガレンはサイレンスとダメージ軽減をスキルセットとして持ち、140ユニット(大抵はミニオンだ)をキルすれば、50のARとMRを獲得できる。これらを勘案すると、ガレンはある特定のクラスを咎めることに向いている。そのクラスとはアサシンだ。ゲームが長引けば長引くほど、アサシンの持つ実数貫通アイテムはガレンに意味をなさなくなる。アサシンのダメージスキルをサイレンスで阻むこともできるし、ダメージ軽減スキルでバーストに耐えることだって可能だ。ゼド、フィズ、カタリナ、エコー、それにうまく対処すればルブランでさえ、タンキーなステータスを身につけたガレンのキルプレッシャーの前に、最終的にひれ伏すことになる。
Fnaticのゲームで見たように、ガレンは序盤とにかく弱い。しかし、ひとたびレベル6を過ぎ、WのパッシブのARとMRを15ずつ順調に稼ぐことができれば、ガレンは存在感を放ち始め、ミッドゲームのパワースパイクであるレベル11に向けて力を発揮しはじめる。
ガレンのミッド運用は、タワーまでの距離が近いから安全と言うだけではなく、ガレンをテレポート依存からも解放する。ガレンにとってのテレポートは、はっきり言って特筆すべきものじゃ無い。ガレンのサイドレーンへの寄りはユーミ抜きでは死ぬほど弱く、セットアップも得意じゃ無い。ガレンのキルプレッシャーは、イグナイトあってこそだ。いまヒールが多く採用されている現状にあって、一回の50HP回復がガレンがキルを取れるか否かを分ける。
なぜガレンは高レートやプロシーンのトップレーンで有効では無いのか
先ほど述べたように、高レート帯でのガレンのトップ運用は弱い。勝てるマッチアップはなく、究極的にはファームを強いられ、テレポートプレイを狙うしか無くなる(前述したが、ガレンのテレポートプレイは弱い)。なぜ競技シーンにおけるガレンのトップ運用が弱いかは、他にも下記のような理由がある。
1. ガレンは征服者をスタックできない。試しに一度、征服者ガレンをやってみるといい。すぐに、「こりゃキーストーンがないのと同じだ」と気づくはずだ。トップレーンに出てくる多くのブルーザー(ファイター)は征服者を持ち、強力なだけでなく、タンクにだって渡り合える。このことは次に述べることにも関連してくる。
2. ガレンはジャガーノートだが、タンクに勝てない。ガレンはWのパッシブでARとMRを成長させられるし、Eで相手のアーマーを25%削ることができる。それにも関わらず、タンクには勝てない。何故か?それは相手の最大体力参照の割合ダメージにやられてしまうからだ。さらに、ガレンはどんな方法でも征服者(対タンクプログラム.exe)を使えないのでオールインしてもしょぼいし、そんなことをすれば逆にガンクの危険性に身を晒すことになる。相手のタンクがなんらかの理由で仇敵にならない限り、ガレンは瞬殺することはできない。
3.トップレーンは遠距離攻撃のメイジや征服者持ちで溢れかえっている。ガレンは征服者持ちにやられる運命にある。その理由の一つは、征服者の確定ダメージだ。これはガレンの硬いステータスを貫通してしまう。もう一つは、回復だ。これはガレンの苦手な長いダメージ交換(ロングトレード)で優位に立てる。ガレンは充分育っていない限り、短いダメージ交換(ショートトレード)のほうが得意だ。
韓国のチャレンジャーのガレン使いにthreecondというプレイヤーがいるが、彼もトップではなくミッドでガレンをプレイしてレートを上げた。ガレンのミッド運用をしているのは俺だけじゃない。ガレンをトップで使うのは絶対無理というわけではないが、マッチアップ次第によってはただのお荷物になってしまう。
プロはプレデターガレンの採用を検討すべきだ
例のガレン/ユーミボットの試合でRekklesが採用したキーストーンは不死者の握撃だった。実際の試合ではアフターショック持ちのボリベアと、ブリンク持ちのADCであるルシアンと対峙したわけだが、このマッチアップだと不死者の握撃のスタックは溜められない。厳密に数えたわけではないが、33分のゲームを通じて、15回程度しか発動できなかったんじゃないかと思う。正直言って、この選択は適切とは思えない。ガレンメインとしては、もっと良い選択肢があると思う。不屈パスには有用なルーンがあり、それらはガレンに役立つという議論もあるだろう。しかし、それらはサブパスとしても容易に採用できるし、実際にRekklesは不死者の握撃どころか、打ちこわしもほとんど使っていなかった。
これらのルーンがほとんど意味をなさないから、不屈をサブツリーに回すことができる。その場合のオススメは心身調整と、超成長または息継ぎだ。超成長はガレンならではの耐久性をもたらす。同時に、ガレン/ユーミ構成に必要なプレデターのためにスロットを開放することにも繋がる。
これがプレデターの秘密だ
1. プレデターと巧妙な賞金首刈りにより、ガレン/ユーミはテレポートを使わずにレーンに復帰することができる。テレポートのほうが早くレーン復帰できるとしても、適切なセットアップとキャノンウェーブの半分を犠牲にすることで、15秒間のプレデターにより素早く復帰ができる。これにより、ガレンはゴーストかイグナイトを持てるし、ユーミはイグナイト/ヒール/イグゾーストから選ぶことができる。これはミッドガレンにとっても魅力的だ。ガレンはイグナイトを持つことで優位に立てるし、プレデターでレーン復帰も素早く行える。俺はいつもこれをキャノンウェーブにあわせてやるようにしている。相手が俺の意図に気づいてミニオンをタワーに押し付けようとしても、メレーミニオンを一匹失うが、キャノンミニオンを失うことなく間に合うことができる。まさかこんなに早くレーン復帰するとは思ってないから相手を油断させたり、相手の復帰を遅らせられるのもいい。相手にテレポートを強制したり、こちらのマナなしチャンプという特性とアイテムの有利を利用して敵のマナを枯渇させることもできる。
2. プレデターはガレンの機動力のなさを劇的に改善する。ガレンの大きな弱点のひとつは、容易に引き撃ち(カイト)されてしまうことだ。プレデターは言うなれば進化したゴーストであり、おまけにダメージまでついている。これは仇敵を捉えてバーストを狙うようなチャンピオンにうってつけだ。仇敵がフラッシュ持ちのエズリアルだって?ガレンだったら、キルするチャンスがある。プレデターと、デットマンプレートと、執拗な賞金首刈りを身に着け、15秒間、移動速度600で迫りくる、デマーシアの正義ならね。
3. プレデターの加速により、ユーミのウルトを正確に当てやすくなる。ユーミのウルトの効果を最大化するためには、細かな位置調整が必要になる。敵はなんとか避けようとするが、プレデターの加速により、劇的に難しくなる。Fnaticがデッドマンプレートを取り入れた理由がこれだ。プレデターはさらなる加速をもたらし、不死者の握撃と同等かそれ以上のダメージを与えることができる。(追い打ちとゴーストポロでADをスケールさせることもできる)
4. 一度詠唱すれば、プレデターはガレンが敵に攻撃しない限り中断されることはない。これはスプリットプッシュをしている状況では、不死者の握撃よりも有用だ。なぜなら、ガレンは敵に寄られてしまうととても弱いからだ。ガレンは残念ながら、1v2や1v3を切り抜けられるチャンピオンではない。そんな場合でも、不死者の握撃ではなく、プレデターを持っていれば、逃げ延びることができる。また、ガレンはエンゲージするふりをしてベイトすることも得意だ。実際には誰かを攻撃するのではなく、ただ敵に迫るふりをして、QとWでピールすることもできる。この動きはバロンファイトやドラゴンファイトで有用で、俺はこれで敵のバロンコールを何度も何度も止めさせたことがある。
不死者の握撃は、少ししかダメージが増えないし、回復量も少ない。ゲーム序盤では役に立つが、後半では役に立たなくなる。チームがスケーリング戦術またはガレン/ユーミ戦術を採用するなら、不死者の握撃を採用してはいけない。
プロ選手はフリックを練習すべきだ。
去年、俺はガレンの新テクニックを考案した。(コミュニティのみんなにはristeのフリックと呼ばれているんだ、ハハ)このテクニックは、レベル6になってもすぐにウルトを習得しないことがポイントだ。仇敵マークは直近5分間でもっともキルを獲得した敵に付与される。賢いガレン使いは、このテクニックを使うことで、敵に自分が仇敵として指定されていることを知らせずに、ベイトすることができる。いいタイミングで敵中に入っていき、同時にウルトを取得することで、敵に驚きを与えながら粉砕することができる。このテクニックはプレデターとも相性がいい。
このテクニックを創造的に使えば敵を簡単に倒すことができるので、プロ選手にとって役に立つと思う。相手チームに「今、誰が仇敵なんだ?」という精神的なバレーボールをさせることは、ガレンをピックしたチームに多くのメリットをもたらす。ガレンはプロシーンでは新鮮な存在だから、そのバレーボールは落ちる可能性がある。俺はこのテクニックを使って、チャレンジャー帯でいつも敵を倒している。チャレンジャーなら相手もこのテクニックを知っているんじゃないかと思うかもしれない。でも、だいたい知らない。プロ選手もそうかもしれない。
ガレンのアイテムビルドは非常に幅広い。様々なビルドが可能だ。
これはガレンがブルーザー(ファイター)、アサシン、タンクのような資質を持つことに起因している。ゆえに、ガレンのビルドは時折脅威アイテムを含む多くのもので構成される。以下は、ガレンのポテンシャルを考慮する上で重要と思われる項目だ。
ブラッククリーバー
redditでは「そんなの当たり前」と思われるかもしれないが、多くの人はガレンのEがブラッククリーバーと同様に敵のARを削ることを忘れている。この効果は乗算されるので、ガレンがブラッククリーバーを手に入れた場合、そのスピンは相手のARの42%を削る。ガレンがAR200の敵に対してスピンすると、それはガレンがチーム全体に6秒間84のAR貫通を提供していることになる。これは3つの脅威アイテムを組み合わせたよりも明らかに強力だ。
これが競技シーンにおけるガレンの最大のポテンシャルだ。ガレンがタンクだからでも、行動妨害耐性を持つジャガーノートだからでもなく、味方のADCのダメージを底上げすることができるという点だ。クリティカルADCは、AR貫通アイテムをしばしばゲーム終盤に購入する。チームにガレンがいれば、ものすごい量のAR貫通を提供してくれるから、相手チームがタンキーな構成だったとしても、ビルドを調整する必要がなくなる。(さらにドミニクリガードを買えば、タンクはあっという間に溶けてしまう)
トリニティフォース
ブラッククリーバーの代替案としてトリニティフォースもいい。スペルブレードはQに乗るし、攻撃速度増加は一人でタワーを攻めるときに役立つし、Eを使わずにDPSを上げることができる。5%の移動速度増加は非常に価値があり、体力増加も後半の更なるタンクビルドへ向けての支えとなる。俺はブラッククリーバーとトリニティフォースの両方を積んで、たくさんのゲームで勝った。40%のクールダウン短縮を獲得でき、タワーをとても速く折ることができる。ガレンを4-1か1-3-1のスプリットプッシュで運用したいなら、プロ選手もこのアイテムを一考すべきだと思う。
デッドマンプレート
これはFnatic対Vitality戦で見たアイテムだ。このアイテムはいい選択だ。キーストーンにプレデターを採用していて、相手がクリティカル重視な構成だったり、敵に強いクリティカルADCがいる場合、ランデュインオーメンも代替案としていい。どちらもガレンにとってはいい選択だ。
ステラックの篭手
Rekklesはネガトロンクロークとストップウォッチを買っていたが、多分ガーゴイルストーンプレートを目指していたんだと思う。ガレンOTPとして言わねばならないが、ガレン向けの生存アイテムがほしいなら、ステラックの篭手がいい。レベル18で72AD増加するだけでなく、ブルーザー(ファイター)用アイテムを積み増せば、増加体力の影響によりシールドは1000を超えるようになる。短時間の行動妨害耐性増加も、集団戦から退避するためには大いに役立つだろう。
ガーゴイルストーンプレートは、ガレンにとって少しリスクがある。アクティブを使用しても仇敵に接近することができなかったり、仇敵の体力が充分に減少していない場合を想像してみるといい。おそらく仇敵を倒すことはできないだろう。ガーゴイルストーンプレートのアクティブにより、ダメージが減ってしまうからだ。だから、このアイテムはガレンに適しているとは考えていない。ガレンはデッドマンプレートやランデュインオーメンを積めば、終盤にAR200を超えるようになる。もしMRが必要なら、アダプティブヘルムやスピリットビサージュを検討するといい。(ちなみに、スピリットビサージュはユーミと相性がいい。ヒール効果を増加させるからね)
相手がAD構成やAA主体じゃないなら、エクセキューショナーコーリングを積むのもいい。ソーンメールよりもエクセキューショナーコーリングのほうがガレンに適している理由は、範囲物理ダメージスキルを持っているからだ。スピンすることで、複数の敵に効果をばらまくことができる。インファーナルドレイクを獲得した場合、このアイテムの価値が増強することも考慮に入れてほしい。ソーンメールはダメージレシオを持たない。ガレンはきちんとしたADレシオを持つチャンプだ。さあ使おう!
ガレンはスキルセットに行動妨害耐性を持っているので、マーキュリーブーツよりも忍者足袋かスウィフトネスブーツを選んだほうがいい。この件に関してこれ以上深堀りするつもりはないが、ガレンでマーキュリーブーツを選ぶのは、相手の構成のうち4人のチャンピオンがハードCCを持っていたり、AP偏重の構成の場合だ。今の俺のお気に入りはスウィフトネスブーツだ。ガレンはエンゲージのためにスロウ解除効果を持つQを使わなければいけないし(プレデターを使わないならね!)、この靴のスロウ耐性は、ステラックの行動妨害耐性と相まって、ピンチから脱出するのに役に立つ。ゲーム終盤にマーキュリアルシミターを購入すれば、うまく行かない状況でもあっさり脱出できるだろう。
以上だ。質問、意見、反論、すべて大歓迎だ。みんなの考えを聞かせてほしい。読んでくれてありがとう!デマーシア、ベイビー
種明かしでござる。
コメント
やっぱガレンなんだよなぁ
ユーミが強いまで読んだ
フリックとかいう技術
俺が使ったら自分もその精神的なバレーボールに参加しちまうよ
マーキュリーはいるだろ〜
さすガレン
ガレンにここまで長文で語れる情熱が凄い
そしてそれを翻訳する熱意も
さすがFakerが唯一恐れたチャンプ
この人か知らんがNAの高レートgarenOTPはTFとデスダンス持ちQ上げやってたな
翻訳お疲れ様でござる
長文翻訳サンクスでござる
MIDガレンとかいうアサシンにとって悪夢でしかない存在
これは使わざるを得ない
rekklesもプレデターbotガレン試してたんだよな
ここ最近ずっとガレン使ってるけど本気でやってんのかなあれ
恐ろしく長い長文翻訳お疲れ様です
参考になった
この人ずっとダイヤ底辺だと思ってたらもうチャレ600LPもいってるのか
すごいな成長だな 俺も頑張ろう
でも変更はいったら征服者がキーストーンになるんだろうな
ここまで深く突き詰められるなら、単にOPチャンプを使ったほうがもっと勝てるぞ☆
チャレのゼドOTPが対面にゼド取られたら毎回ガレン出してボコしてたから参考に使ってみたけどアサシン相手だとネタじゃなくMIDガレンOPって感じる
OTPってことはmidで先出しになってもガレンやるってことなのか?
いい記事だった翻訳助かる
なおPBEでプチリワーク並みの変更が予告されている模様
敵にガレン先出しされてもmidに来ると思う?そういう事だ
Fakerが最も恐れた男
Fakerもプレデターガレン使ってたな、OTPと同じチョイスをしているあたり流石だよ
rekklesについては完全にユーミの寄生先としての役割を持たせてるだけだし
火力なんて知るかだったんだろうけどな
あれを相手にした時のストレスやばそう
GarenOTPとしてずっとRiste氏の動画を見てたけど、Lv6でRに降らないのはそういう理由だったんだな 翻訳ありがとうございます
深すぎる
>>23
ぐるぐる黒斧効かせて回転しながらジェイスのために下準備するだけの簡単な作業
非常に読みやすい翻訳で助かる
よくこれを翻訳する気になったなぁ
感謝しかないわ
滝沢ガレソのおかげで日本では好きになれないでござる
普通に面白い記事の翻訳感謝しかない
ガレンリワーク 諸行無常の響きあり
NA配信者の聖人枠
ガレンOTPチャレンジャーというパワーワード
ガレンでバレーボール してえな
>>15 OPなら勝てるってそういうことじゃねえんだよ
ガレンmidが広まってしまったらアサシンが警戒するから主のネタばらしは営業妨害です
ガレンにこれだけこだわりをもって向き合えるのか
すごいね
やってみたが強かった
レーン復帰もだが、バロン、ドラゴン周りでのベイトが強力
フリックは相当練習しないと無理だと思う
このガレンガイドが広まると困るのはお前らだぞ