以下は、SofM: Distinctive Style of Me(Medium)より。
シーズン2の頃、「世界で有名な選手になりたい」という夢を持つ14歳の少年がいた。その少年、SofM(Lê Quang Duy)はスターティングジャングラーとしてチームGameTVに参加した。アリスターをジャングルで使用し、モビリティブーツの機動力を活かしたガンクを中心に試合を行った。
SofMはその後Full Louisというチームに加入し、才能の輝きを放った。シーズン3の序盤では、サポートとして期待された様々なロールをこなし、ベトナムのマイナーな大会でチームを牽引し、結果を残した。
その後、SofMはGPL(Garena Premier League、ガレナ・プレミア・リーグ)の出場資格を獲得し、GPLのプレイスタイルに適応した。シーズン4の準決勝ではWestdoorと対戦する予定だったが、SofM(ミッド)とJeff(ADC)が17歳未満だったため、GarenaはFull Louisの失格を発表した。
SofMはシーズン5当時まだ18歳未満だったので、労働証明書を受け取ることができなかった。SofMは様々なサーバーを旅したが、特筆すべきは東南アジアのサーバーでのランクTOP5が、すべてSofMのアカウントだったことだ。
シーズン6の序盤、SofMは100Pingにも関わらずKRサーバーでチャレンジャーに到達し、TOP10入りした。ベトナム人プレイヤー初の快挙であった。それ以来、KRサーバーには才能あるベトナム人プレイヤーが参入しはじめた。
そうしたシーズン6に、SofMに転機が訪れた。中国のSnake Esports(LNG Esportsの前身)は、チームを強化するために新しいスタイルのジャングラーを獲得したいと考えていた。Snake EsportsのマネージャーであるZuo WuはSofMに興味を抱き、LPLに招待しようと試みた。その当時、SofMはLPLとLCSを含む様々なオファーを受けていたが、最終的にLPLのオファーを受けることにした。
そしてSofMは、これまでにプレイしてきた様々なロールの中から、LPLで独自のスタイルを披露するためにジャングラーを選択した。
SofMのIDが”Style of Me”(直訳すると”私のスタイル”。独自の、唯一無二のスタイルと解釈できる)を意味することを知る人は少ない。ベトナムのファンはSofMのことを「ベトナムのFaker」と呼ぶことを好んでいる。SofMがベトナムのLoLプロプレイヤーの象徴的存在であり、その才能が類まれなものであることを示唆している。
SofMは2016年のLPLサマースプリットでスターティングジャングラーとなり、グレイブスをピックして相手の攻撃的な新人ジャングラーSwiftを抑え、4/1/6のスコアを出した。
特筆すべきは、SofMがその並外れたポテンシャルを発揮し、全試合でトップサイドをカウンタージャングルしたことだ。それ以来、SofMはLPLで他に類を見ないプレイスタイルを見せつけ、LPLの他のジャングラーに大きな影響を与えた。
大半の試合では、ギリギリのラインでカウンタージャングルを行っている。これは、SofMが数学の才能に長けており、敵ジャングルのモンスターのリスポーン時間をすべて把握していることを明らかにした。2016年に作成されたSofMのドキュメンタリーによると、SofMの母親は、SofMが数学などの理系科目が非常に得意で、最高点を取っていると話している。数学のテストでは、試験時間の3分の2で全問を解いてしまったそうだ。
しかし、Ken Zhu(元Snake Esportsコーチ)は、「プロになって2年目のプレイとは思えないな。自分のスキルを使って1人で敵チームと戦っているだけじゃないか。チームとしての効果的なプレイをしていない」とSofMを批判した。
言語の壁が立ちはだかり、チームメイトとの意思疎通が上手く行っていなかったのは明白であった。また、当時のSofMは非常に若く、人付き合いや人間関係の構築が苦手だったのだ。しかし、SofMの勝利への意志と情熱は決して揺るがなかった。
SofM「中国に行き、LPLのプロチームに入った時、とても孤独を感じました。誰とも仲良くなれなかったんです。僕は、チームに溶け込み、協力しようと努力しました。勝ったか負けたかではなく、どれだけ敵を倒したかでもなく、限界に挑戦し、過去の自分を超えられたかを目標にして自分を追い込んでいきました」(Riot: Unlocked: SofM, 2016)。
LPLのBo10という言葉を聞いたことがある人もいるかも知れない。Snake Esportsは、2016年8月29日に、1日で10ゲームプレイした。初戦の対Vici Gaming戦では、マッチポイントを先取されたものの、そこから奇跡的なリバーススイープ(大逆転)を決めた。
次戦は、Team WEと対戦する必要があった。この試合の勝者は、WCS出場権獲得にかなり近づくことを意味していた。試合は第5ゲームまでもつれ込み、時刻は午後23時を回ろうとしていた。Team WEのジャングラー、Condiのグラガスに対抗するために、SofMが選択したのは、なんとマルザハールだった。しかし、Condiが試合を首尾よくコントロールしたため、SofMはこの試合に敗れ、WCS出場権獲得は成らなかった。
LPLでの4年間の経験を経て、SofMの才能はLPLの視聴者の心を捉え続けている。Suningに加入したことは、SofMの大きな転機となった。SwordArt(Suningのサポート)のショット・コールは、SofMが敵の情報を入手したり適切なタイミングを測ることを大いに助け、SofMはチームプレイを学んでいった。
Chashao(Suningのヘッドコーチ)は、「SofMが快適にプレイできるようにピックを行っている。SofMのピックは、常にキャリージャングラーだ」と述べた (2020年8月28日SN vs LGDの試合後インタビュー)。
そして、SofMはLPLに多くの中国人の友人を持つことができた。Flandre、Fenfen、Smlzはその代表例である。また、Royal Never Giveup(RNG)の元トップレーナーとして知られるLetmeは、2020年LPLサマースプリットのTop Esports(TES)対Suningの試合におけるSofMのプレイを、配信で絶賛していた。
「SofMは俺が見たことがあるジャングラーの中で最もクリアなジャングラーだ。ジャングラーのプレイスタイルを研究したいなら、みんなSofMに学ぶべきだ」と、Letmeは述べた。Letmeが現役だった頃、所属チームであったRNGは、SofMのカウンタージャングルを分析した。SofMが視聴者に今ひとつ評価されない理由は、SofMのプレイスタイルにはエッジの効いたレーナーが必要だからだ。もし味方レーナーにエッジの効いた押し出しがあれば、SofMは間違いなくチーム全体をキャリーするだろう(2020年8月22日のLetmeの配信より)。
TESのスターティングジャングラーであるKarsaは、「SofMと初めて対戦したとき、対処できなかった」とLetmeに話したことがある。今やLPL最高のジャングラーであるKarsaのレーダーですら、SofMを捉えることができなかったのである(2020年8月22日のLetmeの配信より)。
3位決定戦後のインタビューで、SofMはベトナム代表と対戦したいと述べた。しかし、コロナウイルスの影響により、それはかなわぬ夢となった。
一方、彼の祖国であるベトナムから、たくさんの祈りが届いたことは感動的なことだ。SofMの前に困難が立ちはだかった時、必ず故郷で応援してくれている人たちがいるはずだ。
SofMに幸多からんことを。世界の舞台で才能を発揮し、その名を知らしめることを願っている。
Levi殿だけではなかったのでござる。
コメント
日本サーバーにいるベトナム人とは違って優秀で素晴らしい選手ですね
未だに読み方が「ソフム」なのか「エスオブエム」なのか分からないでござる
ソフムこういうバックグラウンドの選手だったんだなぁ
こんな紹介されたら移入して応援しちゃうでござるよ
Peanut karsa kanaviただでさえ全員目が離せないのに
leaguepediaの各選手ページで発音が聴けるでござる
https://lol.gamepedia.com/SofM
日本語表記だとソフンでござろうか
LPLの英語実況だとエスオブエムって言われてるね
ベトナムの意思を継いだSNとV3
https://lolninja.net/2020/06/04/18529/
前にも素晴らしい記事でSofMを扱った事があるんだからこっちのリンクも貼っとけ忍者
記事の真ん中くらいに貼っておいたのですが、あまり目立たなかったかな?なり。補足コメントありがとうなり。
本当に申し訳ない広告認定しているようだ。おま環でした
このサイト広告がひどくなったからね。
多少なら構わないんだが、今は多すぎてブロック入れんとまともに見れないから、仕方なし。
今年のベトナムの希望だな
15分までは世界最強jg筆頭
それ以降はその日の気分次第
サイバーカフェくそかっこええやん
WCSに来るLPL4チームともめちゃくちゃ個性的なストーリーを持ったジャングラーだね。Pナツ、SofM、karsa、kanavi。
LCKではmidの格付けで順位決まってた感じあるけどLPLはjgで決まってる気がするし面白そう
とりあえずこいつのLeeだけはマストバンしとけよ
誰に言ってんだよ
何だぁテメェ
多分僕です。お騒がせしてすみません
SofMを英語で褒めるとベトナム人からむっちゃリプくる
SofMみたいな極限までアグレッシブかつ最高のメカニクスを持ったjgがLCKに居たらな
居たとしても金を積まれて中国に引き抜かれるよ。
今年のLPL代表のJg4人のうち、2人が韓国、1人(SofM)がベトナム、1人が台湾やしな。
SN強いんだよなあ
夏10-4だったしスクリム最強だし急に覚醒した観あるな
binとADCがswordartの言うこと聞いてプロの試合になれてきたか
angelも鳴り物入りでLPLデビューした大型新人だったらしい
今年はまじでここしか応援してない
SofMが選択したのは、なんとマルザハールだった。
うん、彼は紛れもなくベトナム人だね
今年の中国代表はどこもキャラが濃いわ、どこの物語も応援したい魅力がある
sofmがソロQのjgでモビリティブーツと他の靴とで2つ買ってcarryするから靴が1つしか買えないようにされたのすき
外国人枠でベトナムってすごいな
Levi以来かな
英雄の後を受け継いでくれ
逆だよSofMが初代英雄でLeviが二代目SofM扱いだった
今は中国語喋れるのかな
インタビュー答えてたはずだし4年近くいるからゲーム内の言語は問題ないと思うでござる
14lvのリーシンで17lvのxiyeのエコーをかなり重要な試合でソロキルする化け物
記事に出てるLPLのBO10は昼から深夜まで続いて終わった後ADCは即病院行きになったらしい
手首壊れたんか…
カフェの画像なんか草
フェイズラッシュというかMS大好き男
アリスターjgとかマルザjgみたいなトロールと紙一重の事ができるのはベトナム人の気質なのだろうか?
SofMみたいに実力が伴っていればいいけど伴ってないと…うん…
100ping超のNAでずっとやってた日本人ってやっぱハンデ凄かったんだな
記事が読めないレベルで広告誤爆しまくるのでござるが何か対処法ないでござるか
どなたかこの反骨に「エッジの効いたレーナー」を噛み砕いて説明してごさらぬか?
この人ベトナム人だったんだね
ソロQ好きだからOPGGだけ監視してたけど韓国人だと思ってたわ
ジャンプ漫画のキャラみたいな経歴だな
karsaが動線読めなかったどころか、PeanutもBO5でsofmがケイン使った試合とかありえない動きで翻弄してた、あの試合は必見
中国人ですけど、よく忍者のNEWSをみっていった。これ以外はredditとpttもよく見る。
個人的なコメントを話します。LJLは韓国勢が大きいかもしれません、LJLの観客は変な思い方があるそうです。LJLは韓国人が試合勝負を主催するみたい、だから韓国人を導入するのは韓国人が日本人をcarryする(ちょっと明快すぎるかも、ごめん、3年前のLPLのように)、でもLPLは強者を集めるところ、こんな考え方はないよ。実はESPNとかredditとか、LPLのプロ選手の考え方はLJLの観客と全然違いです、スター選手とか。LJL観客がよく外人選手特に韓国人選手にのみ焦点を当てる。
確かに彼らは強い、LPLプレーオフチームは弱い選手はないので。
でも SOFMは5年ぐらい成績なし、karsaは6年間成績なし、S8がRNGに入るから、ドンドン有名になってきた。PeanutはT1に行ってもwcsに入られない。
だから強いのは選手だけではない、チームとチームメンバーの方だ、これは私が世界(reddit、ppt、weibo)とLJLコメントが違い理由と思う。LPLが日本語解説がないのせいかもしれないね(笑)
簡単に説明すると、世界では LPL=世界強い人を集める LJL大勢の観客は LPL=LJL=韓国人が日本人をCARRYする(韓国人がLJLに君臨する、実はLJLの韓国選手はLPLは言わない、LCSとPCSでも要らないかもしれない。)。だから、こんな考え方が変更しないと、LJLがWCSに立ち上がない。
日本語が上手ではないけど、発言も明快すぎかも、ごめん。
ちょっとわかりずらいな。。。
LJLは強い韓国人選手にキャリーしてもらうことを考えててLPLはチームとして強くなれる選手を集めてるってこと?
だからLJLはうまい人はいてもチームとしては強くならない的なことかな?
まあ、そもそもLJLはコーチが弱すぎるもんな。。。他地域に比べてB/P毎回不利だし
もちろん選手のプールの問題もなくはないだろうけど、それ以上にコーチが世界レベルじゃないのがでかいと思うよね
WCSのGroup Stage4日目終了してSofMの素晴らしいプレーを沢山観せて貰ったから
改めて読みに来たでござる
BinもSofMもSwordartとSNで出会えた事を嬉しく思いつつ
明日からもっともっと虜にして欲しいでござる