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EUWサーバーのグランドマスタータム・ケンチOTP、Whatleyによるトップタム・ケンチガイドを一部紹介。
序文
タム・ケンチはトップレーンで最も強いデュエリストの一人であり、Eのおかげで最もタンキーなレーンチャンピオンでもある。この組み合わせのおかげで、タム・ケンチは多くのトップレーン向けチャンピオンをとても簡単に踏み潰せるチャンピオンとなっている。多くのマッチアップで、カウンタープレイは、ほとんど無いに等しい。
タム・ケンチを運用する時に最も重要な学ぶべきことは、タム・ケンチのスキルをフルに使いこなすということだ。
もっと長いガイドを今後書く予定だが、ここではタム・ケンチでトップを制圧するためのマッチアップについての簡単なハウ・ツーを紹介したい。
ルーン
何百時間にも及ぶ試行錯誤の結果、これが最高のルーンページだと確信している。
不死者の握撃は圧倒的に強力なキーストーンであり、息継ぎはタム・ケンチのトレードパターンと大きな相乗効果がある。シールド・バッシュは打ちこわしよりも良さそうに見えるが、多くの場合においてレーンフェーズの松葉杖的存在だ。シールド・バッシュがなくてもレーン戦がうまくいくなら、打ちこわしでスノーボールしていきたい。
気迫は一般的にその他の選択肢よりも良く、スロウ耐性はRにも適用される。そのため、敵を呑み込んだ状態でも高い移動速度を獲得することができ、これによりレーン戦の勝利条件である「敵をタワー下に放り込む」ことが遥かに容易になる。
セカンダリーには天啓が最も安定した選択肢だ。疾駆はWが当たらなかった場合に距離を詰めるための安定した方法をもたらし、ビスケットデリバリーは低HP時のオールインと高い相乗効果を発揮する。
ルーンシャードは、1つ目は必ずASを取る。物理ダメージを受ける場合はARとHP、魔法ダメージを受ける場合はMR2つだ。
スキルオーダー
レベル1でQ、レベル2ではEを取る。Eはタム・ケンチ最強のスキルだ。だからこそ、よく見られるレベル2のW取りよりも、Eを取るほうが全然よい。
レベル3では、Qにもう1ポイント入れたほうがよいだろう。基本ダメージ50増加に加え、CDR減少と回復量増加。これはリスクの高いWを当てるよりも、レベル3では強く利用しやすいものだ。
レベル4でWを取る。ここからは、シンプルにQ ⇒ W ⇒ Eと上げていけばよい。Wは射程距離が大幅に伸びるし、ウェーブクリアにも使えるので、マップローテーションのスピードアップにもつながる。
レーン戦の戦い方
レベル1〜3では、ほとんどのマッチアップでセーフプレイする必要がある。この時点でのQは、かなりクールダウンが長い。そのため、トレードは単純にQ ⇒ 握撃AAか、単に握撃AAだけで構成されるべきだ。
レベル3では、よりアグレッシブなプレイができるようになるが、1v1で本当に強くなるのは、レベル5以降だ。
レーン戦での基本的なコンボは、Q(スロウ)⇒ Wでロングトレードを行い、QのCDが上がり次第再びQでスタン。Q(スタン)⇒WはDPSが大幅に低下するから、使わないようにしよう。
レベル6以降のタム・ケンチは、敵をタワーに放り込んで倒すという、敵がトレードを返せない大きな力を手にする。3スタックを得て、最大射程の飲み込みを使ってからタワーに放り込み、Qでスロウをかけて、タワーでとどめを刺す。
あるいは、より射程の長いQ+Rコンボのチャンスを狙い、遠くからタワーに放り込むこともできる。
Eの使い方
これは多くのタム・ケンチプレイヤーが犯す最大の間違いだ。多くのシールドを得ようとして、HPが少ないときにEを使わないように。レーン戦やファイトでは、ダメージを軽減するために少ないシールドを使うようにしよう。HPが少なくなるまで待って巨大なシールドを使うより、小さくて普通のシールドを使ったほうが遥かに効率的だ。
Wの使い方
Wは非常にシンプルなスキルだが、特定の条件が揃わないと当てるのは難しい。最も分かりやすいコンボは、Q ⇒ Wだ。Qが当たった場合、敵が高レベルのブーツや機動力のあるスキルを持っていない限り、普通はWがヒットする。
また、敵が多くのミニオンに囲まれているときに使うと、逃げる時にミニオンブロックを利用されてしまい、当たらないこともある。
ブッシュの中からWを使うと、予備動作を隠すことができる。また、地面から出てくるアニメーションは、自分よりも敵のほうがずっと遅く表示される。
Wの機能について知っておくべき最も重要なことは、壁との相互作用だ。壁の中に向かってWを使うと、タム・ケンチはWの中心点に最も近い地面に向かってジャンプする。
動画で見ると分かりやすいだろう。
集団戦
タム・ケンチの集団戦は変化に富んでおり、一言で説明するのはあまりにも難しい。一般的なタム・ケンチの仕事は、敵チームと味方のバックラインの間のフロントラインとして機能することだ。敵のバックラインに飛び込むことは滅多になく、むしろ敵のダメージをタンクして、余程のことが無い限りはカイトバックすることになるだろう。
集団戦で「R – 丸呑み」を使うと、巨大なシールドが得られるため、重要な味方に使うのが最も効果的だ。瀕死のタンクサポートや、弱いメンバーに無駄に使わないように。しかし、育ったブルーザー、メイジ、キャリーをピールすると、集団戦をキャリーしてくれるので、そのために温存しておくとよい。
敵を丸呑みするのも強いが、少しニュアンスが異なる。つまり、敵のチャンピオンに3秒間サプレッションを与えるスキルなんだ。もし敵のチャンピオンをうまく食べて、3秒間呑み込んだままにすることができれば、味方は他の部分での戦闘に勝つことができるだろう。
サモナースペル
ゴースト&テレポート
これはソロキュー最強の選択肢だ。ゴーストを1度でもリセットできると、集団戦で大きな有利が得られる。
フラッシュ&イグナイト
フラッシュは確かに強いのだが、CDが長く、移動距離が短いため、ゴーストに比べてカバーできる範囲が圧倒的に狭くなる。効果的な使い方を覚えれば、ほとんどのゲームでフラッシュよりもゴーストのほうが優れていると思う。
イグナイトはテレポートの代わりとして悪くないので、好みに合わせて気軽に切り替えてみよう。ゴースト&イグナイトは強力なコンビネーションで、多くのゲームに勝つことができる。だが、もしレーン運営に自信があるなら、テレポートを使うことで、対面を本当に苦しめて、勝てない状況に追い込むことができるだろう。
他の選択肢は行く価値がない。
ビルド
すべてのビルドをこの記事で包括的に説明するには時間がかかりすぎる。しかし、簡単なチートシートは次のように説明することができる。
フロストファイアガントレットは90%の状況でビルドされる。非常に安価なアイテムスパイクで、序盤をより強く支配することができる。サンファイアイージスは高価で、性能を活かしきるのが難しい。現在のメタ的には同等のダメージだ。
バミシンダーやフロストファイアガントレットを購入した後は、ブランブルベストを購入するのがいいだろう。ただし、現在はあまり効率がよくないので、4つ目になるまではソーンメイルにアップグレードしないほうがよい。
2つ目のアイテムは、90%の状況でアナセマチェインだ。これはOPアイテムで、普通に強力なアイテムだ。スピリットビサージュは、APが多いチームと戦う場合に有効な選択肢だ。
3つ目のアイテムは大抵ガーゴイルストーンプレートで、これにより、完全なる不死の1v9フロントラインとなれる。この時点でワーデンメイルを持っていると、複数のオートアタッカーに対して有利になれる。
マッチアップ(ここではVery Hardのみ紹介)
フィオラ
高レートでは地獄のようなマッチアップだが、スキルの低いフィオラは簡単かもしれない。フィオラはレベル1〜2で非常にアグレッシブなプレイをしてくるので、大ダメージを受けないように。Wは100%パリィされるので使わないほうがよい。ブランブルベストにラッシュすれば、レベル7〜11であっても戦うことはできる。3スタックになったら、パリィを使うのを待ってから、丸呑みを使おう。こんな感じで、フィオラが攻撃を仕掛けてきたら、勝つことが確実じゃない限り、Wで逃げて「どっか行ってー」と言うのが一番のコツだ。
グウェン
グウェンのナーフをお願いします。もう3ヶ月も経っているのに、このチャンピオンはタム・ケンチに匹敵するほどの強さです。このろくでなしのリリースを取り消してください。
ハイマーディンガー
絶対に無理だ。100%ドッジ推奨だ。やむを得ず戦う場合は、レベル3以降にQ+AAでタレットを壊すと、プレッシャーが和らぐ。しかし、現実的には相手がべらぼうにインティングしない限り、勝ち目はない。ジャングラーを呼んでも無理だ。
ケネン
フェイズラッシュを持ってこられると無理なので、とにかく育つことを考えよう。Q ⇒ Wを当てることができれば、少しはハラスできるが、ケネンがEを適切に使ってくれば、その可能性は低い。ケネンはサステインが悪いので、Qでポークするチャンスを見つけよう。無駄に突っ込まないように。ケネンのディスエンゲージはCDが短すぎる。もし有利になることがあれば、ケネンがウルトを使った時に丸呑みを使おう。スタンになってもケネンはお腹の中にいるので、スタンが問題にならない。
ライズ
フェイズラッシュを持ってこられると10分後にはハードポークとウェーブクリアで圧倒してくる。勝ちたいなら、相手のフェイズラッシュを無駄にさせてから、Qを使い、プッシュされているならゴーストを使う。その場合でもライズが賢いなら、ウルトで逃げられる。MRにラッシュして、ファームして、味方を助けること。1v1でリードしているわけではない。
ヴェイン
アハハハハハハハハハハハハハハハハ、さあ殺せよ!!しかし、真面目な話をすると、敵はタム・ケンチに対抗するためにヴェインをピックしただけで、実際にヴェインを使いこなせるわけではない。プッシュさせて、ジャングラーを呼ぼう。もしヴェインが遅れを取ったら、プレートスチールキャップ、ブランブルベスト、バミシンダーで破壊することができる。ヴェインはレートゲームを意識する。1v1でガンクなしでも優秀なヴェインと戦うのは本当に気が滅入るが。
ティーモ、シェン、ジャックスと戦うときの注意
現在、ティーモのブラインドや、ジャックスとシェンのAA無効にAAで突っ込むと、スタックがすべて瞬時に消えるというバグがある。
翻訳元: Tahm Kench Ultimate Matchup Sheet(Google Spread Sheet)
遠隔攻撃チャンピオンに対してはプッシュさせてゴーストが基本みたいでござる。
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コメント
>>壁の中に向かってWを使うとタム・ケンチはWの中心点に最も近い地面に向かってジャンプする
色んなチャンピオンやワードのこのシステムを消そう。フラッシュみたいに失敗でその場に発動でいいんだよ
ちなみにフラッシュも壁の中を指定すると、指定地点から一番近い場所に出るんだよね
フラッシュも全く同じ仕組みだが…
はい、エアプ馬鹿
新キャラじゃなくてもこういうチャンピオンのハイレートOTP解説記事の翻訳はものすごい需要あると思う
翻訳感謝
やっぱりタムケンチは殴り合い最強なんだなぁって思いながら読んでたらタワー下に敵を放りこんで殺してて草
そうやって戦うのか…
呑み込みがultになったから弱体化とか言ってすまんかった
最後に書いてあるバグ、リワークから3週間以上経ってるのにまだあるんだよな
普通に致命的だから早く直してほしい
グランドマスターでもタワー付近で飲まれて死ぬやついるのか
知ってて警戒さえしてれば攻めあぐねはすれど殺されるまではいかないと思うけど
丸呑みの射程がちょっと長いのと吞んでから移動できるからTOP上のブッシュの下側ぐらいからならタワーの範囲内まで運べる
Q併用したり靴履いたり体力減らして気迫の効果増やしたりすればもっと遠くからタワーまで運べる
topサイオンに浮気してたけどそろそろたむけんちに戻るでござる
ボリベア、トランドルでもタムケン相手って無理なの?
タムケンリワークですごい楽しくなった
Wと味方Rのシールドが便利で面白い
参考になった。いい記事だった。
これはいいガイド
プロシーンで出て来てほしいな
サブルーンで覇道の血の味わいと至極の賞金首狩り入れるのもおススメ
QハラスでHP結構回復するし、ULTのCD短くなって使いやすくなる
以前のTOP覇者が戻ってきたしフラッシュやっぱいらんか
ナーフまだ?
細かいしどうでもいいけど、正しくはプレートスチールキャップでござる
ご指摘感謝なり。
マッチアップ、ムンドもゲロきついと思うんだけど高レートだとそうでもないんかな?
タムケンチのカウンターがなくてtopから追い出されたのになんでまた戻した
記事読んだらわかるけどカウンターは存在するからな
言うほどカウンターとして機能してるかと言われるとなぁ…構成ゴリゴリに歪むし
あとopgg見る限りここで紹介されてる奴らにすらレーンキルレ圧勝してるんだよ、ヴェイン相手にレーンキルレ73.5%あるんだけどこいつ
レーンで全topレーナーに有利ついてるバケモンだぞ
プチリワーク前もそうだった
擦ってみたけどちゃんとタワー下に叩き込めればレーンは勝てるな。畳み方が難しい
飲み込みに釘付けが付くからゴーストなのね