以下、Korizon EsportsによるLNG Tarzanへのインタビューを紹介。
――こんにちは!
Tarzan:こんにちは、LNGでジャングラーをしています、Tarzanです。
――お久しぶりです! Worlds出場も決定され、そろそろアイスランドへ飛び立つ頃かと思います。いかがお過ごしですか?
Tarzan:プレイオフではかなりの試合数をこなしてきましたから、終わった後はボロボロでした。かなり休みを取って、しっかり寝るようにしてましたね。
――お休みの間、何をしていたのでしょう。
Tarzan:ただすごく寝て、美味しいものを食べてました。
――LNGのWeiboでは、おいしい食事を食べている写真を上げることが多いですよね。中国では食文化も進んでいるとお聞きしますが、あまり詳しくなく……Tarzan選手はどう思われていますか?
Tarzan:実際、大体の食事は食べられますね。パクチー以外かな? 火鍋は色んな種類がありますし、マラロンキシア(スパイシーなザリガニ)もとても美味しいです。おかずも全部美味しくて。
――何かお気に入りのものはあるのでしょうか。
Tarzan:日によりますね、毎日違うものが食べたくなるんです。最近はザリガニにドハマリしてますよ。
――Weiboの影響もあるかもしれませんが、LNGは良い施設を揃えている印象があります。ピラティスやヨガをやっていましたね。Tarzan選手の日常生活についてお聞きしたいのですが、よろしいでしょうか? 韓国のファンも気になっていると思います。
Tarzan:残念ながらここ数週間は、プレイオフや地域予選のため上海のホテルに泊まっていたんですよ。最近は運動やストレッチをできてません。シーズンが始まる前なんかは、チーム全員で朝に起きてストレッチしてました。みんなでジムへ行って……よくやってましたね。
――地域予選が終わってから最近まで、あまりソロキューをしていないのではないかと思います。
Tarzan:まだ終わってからそこまで経ってませんしね。あまり機会もなくて……最近は動画を撮ることも多いんです。そろそろ再開するとは思います。ただ、Worldsのパッチがまだ来てませんから。脳内でバーチャル練習してますよ。パッチノートからは目が離せませんね。
――先程もおっしゃっていましたが、かなり厳しい一ヶ月でしたよね。厳しいシーズンを終え、すぐにプレイオフ、それが終われば地域予選……どういったものでしたか?
Tarzan:間があまり空いていなかったので、ちゃんとした目標は設定していませんでした。各試合、それぞれに焦点をあわせる形で。今思い返すと……ボロボロでしたよ。プレイオフや地域予選での試合が終わった時は、とても疲れていて、早く次の試合をやりたいとしか考えられなくなってました。もう直後にやりたいくらいで。チームメイトにそう話していたのを覚えています。
――そのタイトなスケジュールを乗り越え、ついにWorlds出場を確定されました。Tarzan選手とはお久しぶりですし、インタビューをお受けになるのも珍しいですよね。今年、中国でどう過ごしてきたのか気になっている方も多いかと思います。まず中国へ来て、LNGへ紹介されて……第一印象はどんなものだったのでしょう?
Tarzan:自分が加入するまで、LNGはいい成績ではありませんでした。そこへ来たからには上手くやるぞ、とだけ思っていましたね。それに、慣れなきゃいけないことがたくさんありましたから、周りよりも自分のことに集中していました。中国語を覚えて、コミュニケーションを取ったりですね。
――言語の壁については気になっている方も多いですね。韓国語をしゃべれる方も少ないじゃないですか。
Tarzan:ええ、Ratherコーチだけです。
――とはいえ、非常に早く中国語を習得されましたよね。なぜここまで早く言語の壁を乗り越えられたのでしょう。
Tarzan:まず、中国に来たその日から勉強を続けていました。シーズンが始まってからは減ったと思いますが、それでも十分時間を振り当てていましたね。ですが、未だにインゲームでのコミュニケーションには難もあって……シンプルなことしか伝えられないんです。流暢で自然なコミュニケーションはまだ取れません。でもチームメイトが自分の下手な中国語に我慢して、付き合ってくれましたよ。
――LCKとLPLでは、ゲームの捉え方も変わってきますよね。1年間LPLでプレイしてきて、そのプレイスタイルについてどう思われましたか?
Tarzan:メタの問題もありますが、本当に大きな違いがあります。LCKでは、相手が諦めるか、代わりに行動を起こしてくる前提で動く、そういう押し引きがありますね。逆にLPLでは、そういった予測を超えたトレードがしばしば発生します。小競り合いの頻度が多いんですよ。
――ファンの皆さんもそう思われている事が多いですね。LCKは、不安定で確信の持てないプレイを避ける傾向にあるが、LPLは50:50や60:40の状況でも戦うと。そういった一瞬の判断の差が、地域ごとの違いを生み出しているのでしょうか。
Tarzan:そういう面もあるでしょうね。これは個人の考えなのですが、LCKなら50:50と評価するような状況でも、LPLは60:40と評価することがあって、この感覚が微妙に違うんですよ。もちろん、チームによってもこれは変わってきますけど。
――LPLで1年戦ってきた経験から、Tarzan選手のプレイスタイルにも変化はあったのでしょうか。
Tarzan:多分変わったと思います。正直、春の間はなかなかLPLのスタイルに馴染めなかったんですよ……言語の壁もあったかもしれません。夏になって、より攻撃的なプレイスタイルになったんじゃないかと。そこまで大きな変化でもありませんけどね。
――以前は森の王とも呼ばれ、LCKで活躍していました。2020年はあまりいい年ではなかったかもしれませんが、現在LNGで、再びジャングラーとして高く評価されています。欧米のアナリストと話していても、「Tarzan選手が大活躍しているから、彼には気をつけないと」と。Tarzan選手自身は、今現在のパフォーマンスをどう感じられていますか?
Tarzan:以前の自分と比べるのは難しいかもしれません。ただ間違いなく、以前と同等……もしかしたら以前以上に良くなっていると思います。
――難しいかもしれませんが、比較してみるとどのくらいでしょう。
Tarzan:どこが成長した、というのを断言するのは難しいんですよね……ゲームをプレイしていると、全体的に強くなれたな、と身体で感じるんです。たとえば、自分の全盛期といえばGriffin時代の一時期じゃないですか。ほんの少しですが、当時に戻ってきたような気がするんです。LoLの勘が戻ってきたのかもしれませんね。
――そういった感覚を取り戻せた理由などはあるのでしょうか。
Tarzan:環境の変化が大きいです。コミュニケーションや言語において、まっさらな状態から始まりましたから、その過程で時々記憶が蘇るんです。その直感が正しいかは分かりませんが……もちろんメタの関係もあるでしょうね。
――以前もお話させていただきましたが、多くの選手がTarzan選手と戦いたいとおっしゃっています。MAD LionsのElyoya選手はTarzan選手からジャングルを学んだとか。T1のOner選手もTarzan選手の配信を追いかけていて、そのプレイから感銘を受けたそうです。Tarzan選手自身はいかがでしょう?
Tarzan:選ぶなら、そのお二方ですね。戦いたいと言ってくださるなら、そうしましょう。とはいえ自分がどう思っていても、結局戦えるかどうかは運命ですしね……あまりこういったことについては考えていません。ただ、LCKのチームとはまた戦いたいです。純粋に面白く、そして懐かしく感じられるんじゃないでしょうか。
――LNGの記者会見では、昔のチームメイトであるChovy選手やViper選手の話もされていましたね。
Tarzan:全員違うチームですから、会える時間を取れるかが気になってます。もし時間が取れたら集まるかもしれませんね。そこまで話すこともないかもしれませんが、懐かしい顔に会うのも悪くないでしょうし。
――楽しみにしています。他に、何かWorldsについて考えていることなどはあるのでしょうか?
Tarzan:我々はプレイインからのスタートということで、ゆっくり登っていくことになります。その間の調子が重要でしょうね。LPLの終わり際はまさに最高潮でしたから、それを維持できれば……いつの間にか、予想もしてなかったほど上へ行けるかもしれません。十分準備すれば、当時見せられたパフォーマンスを発揮できることでしょう。
――世界中に、Worldsでの活躍を待ちきれないファンの方々がたくさんいます。こういうと2019年のことを思い出しますね(笑)。ただ、全国のファン、選手ですら、Tarzan選手のWorldsでの活躍を楽しみにして、高く評価している……ということは変わりません。そういった方々へ、一言お願いします。
Tarzan:また昔のフォームを思い出せたと思うので、自分でも楽しみですし、ファンの皆さんや選手の方々も楽しみにしてくださっていると思います。自分の成長も感じていて、自信はありますよ。皆さんに楽しんでいただける試合をお見せできるでしょう。
――では、最後に韓国のファンへも一言お願いできますか? 本日はありがとうございました。
Tarzan:とても久しぶりに、韓国語でインタビューを受けましたね。せめてプレイインから上へは上がりたいジャングラーとして、もっと上へ行けるようがんばります。
プレイインからTarzan vs Chovyが見れるかもしれないでござる。
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コメント
昔のプレイヤー…ミシュランマン…あっ…
ソードさん韓国vs中国のイベントマッチ出るらしいね
Tarzan応援してる
頼むからプレイインでは日本とは別のグループにいってくれ
中国に渡ったターザン、ザリガニザンになっていた…
夏のTarzanは本当に見応えあった
SofMとも、もっと戦って欲しかったけどSNの調子が悪すぎた
ElyoyaとOnerとの対戦も、ChovyやViperとの対戦も同窓会も楽しみだ
今夜のDraw Show前にいい記事をありがとう
最近はザリガニマンにドハマリしてます!?
違うだろ?
今回のPlayinで一番強いのは間違いなくLNGだと思う、HLEには個人力最強のChovyがいるが他のレーン、特にtopが弱いから総合力はC9にも劣る
DFMを始めとしたマイナー地域が本戦に進めるかはかつてのahq戦士が集うBYGを打倒できるかにかかっている
実はLNGも同じ問題を抱えて入ると思う
特に春なんかはTarzan以外雑魚の集まりとしか思えなかった
TOPが変わってようやくチーム全体がエンジン掛かってきたけど選手の力量は決して上位の連中ではないと思う
LNGの試合全部追ってたわけじゃないんだけど、自分が見た試合だとTOPとMIDがやたらとFeedしてたんだよなあ
LPL3位以上のチームは全レーン強そうな印象だけど、LNGはそんな感じしない
とは言えPlayinだとLNGが一番強いだろうね
topもmidもかなりサイコロプレイヤーなんだよねLNG
topのAleなんて乗ってるときは1人で試合ぶっ壊すしダメな時は悪い意味で試合ぶっ壊す
空前のgankメタだもんなあ。メタと完全に噛み合ったtarzanは本当に無双してた。
でもあのmidでは厳しいと思う。perkzどころかariaにも格付け食らうと思う
iconその評価は試合見て無くない?どっちかっていうとLNGの弱点は春からずっとBotなような
iconはlplの中でもStats最低クラスです
試合見てないのばれるから適当にマウントするのやめたほうがいい
Statsって具体的には何さ、LPLの中で最低クラスってよっぽどだけど
君も今日初めてiconのプレイ見れたと思うけどどう思った?
ターザンてgank系か?
むしろあんまgankせずに影響力出すタイプだと思ってたが
コントロールタイプの成長型ジャングラーだよ
ガンクもするけど、自分のリソースを犠牲にするプレイは嫌う傾向にあるね
箸の持ち方の癖がすごい
光のザンと闇のザン
今年こそ光と闇が合わさり最強に
もう誰も止められない…
「最近はザリガニにドハマりしてます」
これDFM戦でのTOPキャンプへの伏線なんだよね
ふっか
DFMのTopにいるのはザリガニじゃなくて伊勢エビの予定だから…
グリフィン万歳。
LNGと当たりたくないでござるな
管理忍は預言者でござったな…
サムネ、スコッティピッペン