抑制か、自由か。Worlds直前の小さくて重い変更
- 25.20でトップだけレーンスワップペナルティが4分に延長。First Standより30秒長い。ねらいは「視聴者が観たいトップ対トップ、ADC対ADCを戻す」こと。ただし、これまで練習してきたチームへの配慮もあって完全には封じない設計。
- 具体的にどう変わるか。サポートの即ロームが遅れやすくなり、ジャングルはトップへ咎めに行ける時間が少し増える。トップはもう1ウェーブ分の1対1を確保しやすく、序盤からADCがトップをいじめる展開は作りづらくなる。ただし、状況がハマればレーンスワップ自体はまだ通る。
- 議論の焦点は三つ。視聴体験を優先してスワップ頻発メタにブレーキをかけるのか、戦術の自由をどこまで守るか、そして見えづらい条件を積み重ねる調整がプロ以外のシーン(ソロキューなど)に与える複雑さをどう抑えるか。視聴者、プロ、運営の三者の折り合いをどこでつけるかがポイント。
25.20でトップレーンのみペナルティ4分に延長。視聴体験の改善とチームへの配慮、その綱引きはどこに落ち着くのか。Worlds直前の微調整がメタに与える影響を追う。
Lane Swaps changes for Worlds
We’re making a change in 25.20 to improve the viewer experience around lane swaps, while trying to strike the balance of being respectful to teams who qualified on these strategies.
Lane swap penalty timer will be going to 4:00 in Top Lane only
-…— Matt Leung-Harrison (@RiotPhroxzon) October 3, 2025
Worldsの視聴体験を向上させるために、25.20でレーンスワップに関する変更を行います。同時に、その戦術で出場権を得たチームへのリスペクトとのバランスも取りにいきます。
レーンスワップのペナルティタイマーは、トップレーンのみ4分にします。これは3月のFirst Stand時より30秒長い設定です。
この戦術を練習してきたチームは、状況によっては引き続き採用可能です。最良のケースでは依然として機能しますが、最悪のケースでは成立させるのが難しくなります。
多くのファンは、Worldsでトップレーナー同士、そしてADC同士の最高峰の対決を見ることを楽しみにしています。ADCがトップレーナーを一方的に攻め立てる展開を望んでいるわけではありません。
一方で、Worldsで多様かつクリエイティブな戦術が見られることを好む方々がいるのも承知しています。その魅力を過度に損なうつもりはありません。
今回の変更は、チームへの敬意と視聴体験の最大化、その最善のバランスを目指したものです。
Worldsが本当に待ち遠しいです。最高の大会になります。
反応
- この変更で何か変わるとは思えない。トップかボットでマッチアップが不利なら、結局トップとADCを入れ替えるだろ? 役割をレーンに固定する以外に根本的な解決は見えないな。
- 狙いはサポートがすぐトップに合流する動きを遅らせること。ジャングラーがレンジドトップの2対1を咎めに行ける時間を作るって話。
- トップはウェーブをフリーズして、サポートはウェーブ修正しに来づらくなるんじゃない?
- サポートはミッド経由で即トップにローム、またはリコールから直行したいはず。トップにもう1ウェーブ分の1v1時間ができると、サポートは経験値を捨てるかトップと長く分け合うかを迫られる。変更の説明どおり、厳しいけれど、完全に死ぬわけではない。
- Riotの目的は完全に消すことじゃなくて抑制すること。毎試合お構いなしにやる、みたいな状況を減らしたいだけ。Worlds直前にゲーム全体を大改造されるよりマシだな。
- もっと一貫した解決策を見つけるべきだよな。こういう微調整をちまちまやるんじゃなくて、ボットのタワーやミニオンに恒久的な変更をガッツリ入れて、2人をそこに縛る仕組みをはっきり分かる形で用意して欲しいよ。今のは単なる小手先テクだろ。
- 極端に制限をかけない限り、解決策なんて存在しない。
レーンスワップは客観的に見ても、試合を最適化する手段だ。Riotが介入しなければ、ソロキューで標準戦略になるのも時間の問題だったと思うぜ。
- 極端に制限をかけない限り、解決策なんて存在しない。
- これでけーな。大抵のジャングラーは3分30秒くらいで1周終わる。前はサポートが介入する前にトップにガンクする余地がなかったが、今はトップが無防備な時間ができるな。
- レーンスワップ自体には、チームの知性や戦術の見せ場という側面もある。問題はレーンスワップそのものじゃなくて、その頻度。たまに起きるなら戦術的な選択、毎回のように起きるならバランスの問題だよ。
個人的には、起用されるチャンピオンの多様性が増えればレーンスワップは変わると思う。たしかにフィアレスドラフトで、特ににBo5では多様性が増えた。でも重視されるチャンピオンは相変わらず同じ。特にゲーム1ではそれが目立つ。
あと、こういう目に見えにくい変更を重ねるほど、プロ以外のシーンは脆くなる。発動タイミングや条件みたいなルールを次々足していくことになるからね。
- プロの環境では、どうにかしてADCのパワーを下げる必要があると思う。
レーンスワップが起きる理由は、プロたちがADCの成長を遅らせないように、トップレーナーを犠牲にすることを選ぶからだ。
とはいえロール自体をナーフするのは良くない。ソロキューではすでにキッツいからな。正直、これはかなり難しいよ。
- もっと厳しくしてくれよ。レーンスワップメタなんてゴミだ。Worldsのメタがこれまでもガッツリ変わってきたのは事実なんだから、視聴体験を良くするほうを取りにいけよ。強いチームは、レーンスワップを使わなくても強い。俺の意見ではな。
Source: RiotPhroxzon on 25.20 Lane Swap Changes
バチバチのプライドバトルが見たいでござる。
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