OP
Worldsのグループステージを見ていて、逆転がほとんど起こっていないこと、言い換えればほとんどスロウされた試合がないように感じた。すべての試合で、序盤にゴールド有利を付けたチームが勝っている、という印象だ。
そこで、少し計算をしてみることにした。各ゲームについて、両方のチームが得た最大のゴールド有利の値と、そのゲームに勝ったかどうかについて調べた。「各横軸の値Xについて、最大ゴールド有利Xゴールド以上を持つすべてのチームのうち、何パーセントがゲームに勝利したか」といった感じだ。なので、例えば10K有利まで広がった試合は1K、2K・・・といった10K以下のすべての値についても同様に登録されている。
そして、それぞれのゴールドアドバンテージの金額に対して、それに達したチームの勝率を計算すると、このようなグラフが出来上がった。
データはGames of Legendsから得た。
グラフの見方:このグラフは、ゴールド有利がある特定の値(横軸)に達したチームのうち、何パーセントがその試合に勝利したか(縦軸)を示している。
例えば、1Kゴールドのリードを得たチームは、80%その試合に勝利しているということだ。
わかること : 見ての通り、1Kのゴールド有利で80%の勝率、2Kのゴールドリードで93%の勝率となっている。これは金額としてかなり少ないように見える。俺はいつも、5K勝ったら「勝つ可能性がかなり高い」10K勝っていたら「大逆転がない限り勝つことが確実」と考えて試合を観戦しているが、実際にはより小さなリードですでに大部分が決定しているようだ。
今大会で起こった最大のスロウは、2周目のTES対GAMで、TESは40分時点で7.5Kリードしていたにもかかわらず負けた。また、DWG対JDGは、17分時点で4.7KDWGが有利を取ったにもかかわらず、JDGが勝っている。
それに、RNGについても敬意を表す必要がある。2周目において、対戦相手の100Tは一時期3.1K有利を握った。試合にはRNGが勝利したが、RNGのゴールド有利は最大2.4Kにしか達しなかった。つまり、相手の方が到達したゴールド有利の最大値自体は大きかったということだ。このような逆転現象を起こしたのはRNGのみであり、特筆すべきものだ。
ちなみに最もボコボコにした試合はGenG対100Tの2周目で、GenGが最大の時に18.7Kの有利をつけた。
Summoner1
ああ。俺は驚いていないよ。ゲーム序盤はものすごく重要だからな。
この統計はレーンでアジアのチームが弱いチームをいじめていることで多少左右されているとは思うが、それでも95%という高い値は、ゲーム序盤で不利を背負ってはいけないという絶対的なメタを物語っている。
Summoner2
より強いチームが序盤にゴールドを多く獲得しているのは当たり前で、もともと勝ちそうなチームであったのだから、スノーボール式に有利が膨れ上がっていくことも忘れてはいけない。
Summoner3
データは重複していないか? どのように計算したのか、ちょっとわからない。以下の例でちょっと説明してもらえるか?
1:チームA対チームB。10分時点でチームAが2Kリード。そして勝利したときには10K差になっていた。この時、このグラフではチームAはどこに載るんだ?
2:チームC対チームD。チームCは10分時点で2Kリードしたのだが、40分時点では10K負けてしまっていた。しかしそのまま、ゴールドは負けたまま勝利した。この場合はグラフのどこだ?
3:チームE対チームF。10分時点でゴールドは互角で、そこからずっと互角、39分時点で2Kの有利を取ったとする。そして40分時点でゲーム終了。39分の時点で初めてゴールドが有利になった。グラフのどこだ?
例えば、1の場合でチームAは2Kリードなのか10Kリードなのかということだ。両方達成しているが、この場合はダブルカウントされているのか?
2の場合であげたチームCは2Kの有利を取りはしたが、その後大幅にゴールドで負け、そのまま勝った。チームDは2Kのリードと10Kのリードを両方達成して、しかも負けたことになる。これはどういうカウントになっているんだ?
>>Summoner3
Summoner4
おそらく彼の説明からすると、こうなっていなければならないだろう。
全てのゴールド差に対して、その金額に達したすべてのゲームがカウントされている。つまり、お前のあげたゲーム1の例ではグラフの2K差と10K差の両方の部分に載っているということだ。そして、その間の全ての金額にも入っている。
つまり、一度でも2Kリードしたチームの93%は勝利をあげているということだ。
お前のあげたゲーム2の場合では、2Kリードのチームが勝った場合と、10Kリードチームが負けた場合の両方としてカウントされる。
Summoner5
スノーボールするための仕組みは今年に入ってかなり増えた。リフトヘラルドは300Gになったし、ドラゴンから貰えるステータスは上がったし、インナータワーは600Gがもらえるようになった。プロでわずかな有利からスノーボールさせていくのが前よりもずっと簡単になったということだ。
Summoner6
むしろ俺が言いたいポイントは、2K以上のリードを投げた試合が7%もあるということだ。
もっといえば、この手の分析自体が実力差のあるゲームでは面白くないだろう。そもそも最初から拮抗していないゲームでは逆転なんか起きるはずもない。そういった意味では、プレイインステージの方がデータとして面白かったんじゃないかと思う。
担当:いちずなイブリン
1%でもあれば十分でござる。
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コメント
オブジェクト賞金の影響でどう変わったのか気になるわ。去年はどのくらいだったとかのデータは無いのかな?
数字が一人歩きしそうな記事だけど、グループステージを見た感想は
グループステージに出場しているTOPチーム達の完成度があまりにも高すぎて
そのスノーボール精度の高さがグラフに現れているだけだと感じる
ゲーム自体の逆転性は充分に準備されてる…と思う
今期はLCKやLPLをよく見てたけど、集団戦を上手くこなして
負けてるチームが逆転する試合はむしろ増えたように感じる。
記事にもあるけど拮抗したチーム同士の試合が行われる場所で
データを取れば違った結果になるんじゃないかな。
特に今年のグループステージは1-5が6チーム、5-1が5チームと
全勝全敗はなくともリージョン毎の差がはっきり出る結果になったしね
プレイインとかの数字も見たいな。グループステージだけだとまだ判別できない
プレイインは要らんだろ
ノックアウトと言い間違えたのかも知れんが
過去年と比べてもレイトの集団戦からが本番みたいな構成減ったなーって印象はある
もう一年経つけど、オブジェクト賞金の意義については疑問に感じてる
金額差ついても逆転狙えるようにするってのが、コンセプトじゃなかったっけ
既に言ってる人いるけど強いチームが序盤から勝ってるとしか言いようがない
少し前のマオカイの勝率が低いから罠〜って記事もそうだけど、チーム差があれば試合数も少ない国際戦で数字を語るのは微妙でござる
実力差がある戦いが多かったからなのか逆転おきないメタなのか
LCKとLPLの戦いだけの統計が見たいな。それで初めて参考になる気がする
不利な側がワンピックどうにか取って逆転みたいなパターンが耐久力アップデートで難しくなったのが大きそう
ADCのパワーが高かった頃はそれでもどうにかなってたけど軒並みナーフされて負けてる側がひっくり返す余地が少なくなった
強いチームが強い話だとは思うけど
エンゲージちゃんとある中でエンチャサポが多いメタだから
負けだしてtopjgが視界取りに行く役になったらオブジェクト獲得や集団戦は負けやすいだろうなって思う
つまりウィンレーンウィンゲーム構成でウィンレーンすればウィンゲーム出来るって事だな?
>両方のチームが得た最大のゴールド有利の値と、そのゲームに勝ったかどうかについて調べた。
まず、両方のチームが得た最大ゴールド有利値が1kで収まる試合なんてないはずなので、説明自体は確実に間違っている。
データを見てきた感じだと、恐らくOPは「”先に”n goldの有利を得たチームが勝つか」を調べている。
ざっくりとデータを見たが、直近の10試合では、RNG:100TとTES:DRXの試合で逆転現象は見られていて、個人的には >逆転がほとんど起こってない とは思えなかった。
あと、賞金などの議論をしたいなら、WCSに限ったデータでするべきでは無いと思う。
コメントありがとうございます。すみません、おそらく本当のところはSummoner4様が言われているように、達した金額以下の値(おそらく刻み幅100ゴールドごと?)はすべてカウントされているようですので「最大」という単語の使い方はよくなかったかもしれません。
ただ、原文に「Maximum Gold Advantage」という言葉があるので、こういった説明にしてしまいました。ですが、確かに現実とは離れているので、修正させていただきます。ありがとうございます。
そして、わたしが読む限り「先に」有利を得ているかはどうかは関係なく、勝利したチームのうち93%は、ゲームのある時点で2K有利をとっていたことを示すグラフだと思われます。「ゲームのどこの時点でもいいので、2K差をつけられてしまった」チームが逆転に成功したのは7%しかない、ということを示している……という解釈なのですが、
もしよろしかったら、どのような文脈からそう判断されたのか、教えていただけると幸いです。
本スレを読んでいたのですが、OPが
What I did is take the max gold lead of each team for each game (which yields 102 rows) and then input a second columns where I put if each row has won its game of not.
といっていました。
なので、OP自身は後先の判断はしておらず、最大ゴールド有利のみで勝率を計算しています。訂正します。
しかし、このデータの取り方がおかしいことには変わりはありません(というか増々おかしい)。まず、各マッチでは無く、各チームでの統計になっています。
例えば、直近15試合だとRNG:100TとTES:DRXとGAM:TESの試合で逆転現象はあって、それぞれ3k・2.6k・7.5kの差をひっくり返しています。
つまり20%の試合で逆転があると普通は考えるわけですが、このデータの取り方は15試合で30サンプル作るので、最終的に勝ったチームが多くのゴールドを獲得する事を考えると約10%しか逆転が無いように見えてしまいます。
長くなるので辞めますが、この部分以外にも色々ツッコミどころのあるデータだと思いますので(リードの後先を考慮していない点など)、主張としてはかなり怪しい記事だということは留意したほうが良いと思います。
多分ゴールド差毎にサンプル数変わってると思う
2k差つけたあとにそのままスノーボールした場合2k差のところには1サンプルだけど逆転された場合2サンプル入ってるんじゃないかな
また先に作ったリードのみカウントしていくと逆転につぐ逆転の試合とそのままスノーボールした試合が区別つかないんじゃないかな
参照元や実際の試合まで丁寧に追っていただいて、ありがとうございます…!
チームごとの統計なので、データが2倍に薄まってしまうという件についてはその通りですし、このデータだけから「今年のメタは逆転が全然起きないんだ」と判断するのは危険というのはわたしもこれを見たときに抱く感想です。
あくまで勝ったチームの93%が最低でも2Kリードしているというある意味では当たり前のようなことしか言っていないことに注意する必要がありますね。
わたしは原文主義で、明らかに間違っていたり嘘である場合を除いて訂正したり注釈を入れないようにしていますが、このような記事の場合は中立的な文章との両立が難しく、タイトルだけ見て極端にとられがちになってしまうのは仕方のないところです。
データを見て、各個人個人がどのように判断しているのかを議論するのもLoLにおける醍醐味の1つで、そういった過程が楽しめるような場所にしたいと思っていつも記事を作成しています。コメントいただき本当にありがとうございました…!
何も参考にならないデータの出し方、使い方だね
そろそろ卒論の時期だろうし反面教師としてなら役立つかも
今年はインベードの小競り合いでジャングルスタートすることも少なかったから余計に実力差がそのまま出たんだろうな
ジャングル入口でキャッチは何度かあったけど最初のバフから争ったのは全然ない
結局何が言いたいんだこの人は?
序盤に有利を付けた方が勝つってのは当たり前の事ではないのか?
それとも逆転が起こらない今のメタがつまらないとでも言いたいのか?
もしそうであれば、去年や一昨年のデータを持ってこないと比較対象が無いので何も分からない。
去年に比べて今年は2000ゴールド序盤に有利を持った場合でも逆転が出来ていた。という証拠を持ってこないと何も分からないよね
もし去年も同じでしたって言うなら、そりゃ序盤に2kも有利作ってれば逆転は難しいに決まってるとしか・・・
序盤に2000ゴールド優位とはどこにも書いてないぞ、今回の記事のは試合中のどこかで2000g優位を取ったチームがほとんど勝ってるってデータだから
まぁそれはそれとして序盤の2000gと終盤に向かうにつれてゆっくりと広がった2000gとバロン一発2000gを同列に語るのはナンセンスだと思うけれど
書いてる内にレスあった。
下に追記したけどよく読んでなかったので勘違いしてたごめんね
S3とS4の人のコメントをよく読んでいなかったわ
一度でも達した場合も含まれるっていう事であればなおさら意味無いな
特にS3の人の言う3番目がデータの外れ値にも関わらず含まれてしまうから
平均データとして使えない
そもそも構成とかによっていくらでも変わるし、大体どこも同じチャンプしか使わないんだから
自分の理論の正しさを証明するだけの資料って感じ
序盤にパワースパイクが来る構成がtopかjgにいるタンクを相手にキルを取り切れず、パワースパイクを活かせないままpoke構成やlate構成に手も足も出なくなるメタになってると思う
このデータは単純に中韓相手に逆転する力を持たない欧米がそのまま圧殺されただけだと思うけど
ノックアウトステージ以降もlate構成の時間が来るまでゴールド2k差で進むか序盤からsnowballしきるかのゲームが多くなるんじゃないかな
逆転なんざ望めないくらいの実力差マッチが多すぎるのは無視できない
なんかこんがらがってよくわかんなくなってきちゃったんだけど
①チームAがまず先行して2k以上の有利を取る
②チームBがその後何らかの方法で逆転し、最終的に2k以上の有利を取って勝利
この場合、グラフ上では2k以上の有利を取って勝利が1、敗北が1 で(このマッチからのデータだけだと)50%、でいいのかな?
そうなら、2k以上の有利を取ったチームが逆転負けした場合のグラフは50%に寄って
2k以上の有利を取って、相手に2k以上の有利を与えずに勝った場合のグラフが100%に寄るはずだから
92%ってこのとり方だとすごいレベルじゃないか?
と思ったけど多分なんか見落としてるんだろうな。みんなデータおかしいって言ってるし。
シャットダウンゴールドとかオブジェクト賞金とか追加されたのにそうなのかぁと
思ったらデータ自体間違っとるんかい
体感と違いすぎてどう考えてもデータの取り方間違えてるよなぁって思って試合結果見直しに行っちまったじゃねえか
翻訳時点で怪しいと感じたなら
今のメタが序盤の差から広がるオブジェクト差を中々埋められないから逆転が少ない気がする
グループステージのデータだけで抽出して示されても何のリファレンスにもならないね
そうだねってなるだけだ
そう考えるとJDGって凄いわ
中国と韓国の4枠はやめろ
これ間違ってるのか意図的にデータを都合のいいようにしているかだな
2kの不利をひっくり返して勝ってる試合山ほどあるよ 疑問に思わなかったんだろうか?
データ取るくらい熱心なら気付かないはずないけどねぇ
あと逆転に必要な要素としてはJDG対DKの試合を例に挙げるとアフェリオスが殆どの有利を握ってるのでアフェリオスさえ落とせば勝てるって特殊な状況
しかもJDGにはアフェリオスに無理やり入っていくことの出来るチャンプが揃っていて対するDK側にはピールするツールがほとんない
エイトロの圧倒的なAOECCと火力とフロント性能に比べてイレリアは存在しなかったし
JDGがドラフトを上手くやったのかなアフェリオスに対する保険が沢山用意してあってボットが爆育ちしたくらいなら逆転する土壌があった