フィアレスドラフトが変えたもの、変わらないもの
- フィアレスドラフトの導入によって、プロシーンのバンピックに多様性と戦略性が生まれた一方、競技性の維持に対する懸念も浮上している。
- 肯定的意見:同じ10体を何度も見るような展開が減り、観戦体験が向上。柔軟な対応力を持つ選手が評価され、多様なチャンピオンを活用できる点がプロの技量を引き出す。
- 否定的意見:Bo5の終盤ではドラフト差で勝敗が決まるケースが増えたという声も。真剣勝負のWorldsでは導入すべきでないとの意見もある。
バンピックの常識を覆すフィアレスドラフト。その革新性に熱狂する声がある一方で、「競技性の喪失」を憂う声も根強い。プロと観客、それぞれの視点から賛否が飛び交う今、何が評価され、何が問われているのか。
フィアレスドラフトって、プロシーンに導入された要素の中でもトップクラスに良いもんだと思う。
振り返ってみると、なんで今まで採用されなかったのか不思議なくらい。毎回同じ10体のチャンピオンを見る必要がなくなるだけで、ゲームは格段に面白くなるし、観ててもずっと楽しめる。
それに、状況に応じて柔軟に対応できる選手がちゃんと報われるのもいい。
あと、プロシーンに全然出てこなかったチャンピオンたちにも出番が回ってくる可能性があるのも良いよね。
外から試合を見てる側としても、「こんなに色んなチャンプがいるんだ!」って思えることで、自分もプレイしてみたくなると思う。このアイデア考えた人、マジで天才だと思うわ(笑)
反応
肯定派
- フィアレスドラフトでは「習熟度の重要性が下がるせいで、競技性が損なわれる」って話がよく出るけど、あんまり語られてないけど重要なのが「メタの影響力もかなり下がる」って点なんだよな。
これまでは「世界最強のチーム」じゃなくて、「そのパッチで一番強いチーム」が大会を制すことが多かった。
でも今は、メタそのものがつかみにくくなってるし、選手たちも得意チャンプを使いやすくなってる。
だから、そういう現象は今後かなり減ると思う。
「その時のメタで強い2~3体のチャンピオンを上手く使える選手」じゃなくて、
「LoLというゲームそのものがうまい選手」がより評価されるようになるんじゃないかな。
- あと付け加えるなら、個人的に今回のフィアレス導入で一番得してるのって調整班だと思う。
今でもめちゃくちゃ強いチャンプはいて、プロがそのポテンシャルを限界まで引き出せば、「これ本当にバランス取れてんの?」ってなることもあるけどさ。
フィアレスだと、そういうチャンプはシリーズ中に1回しか使えないから、片方がピックしたら、もう片方は素直にカウンター当てるとか、握手ピックで対処することができる。
「この壊れチャンプ1体のせいでシリーズ全体のドラフトが崩壊する」みたいなことが起きにくくなった。
で、そのおかげで観てる側も楽しいし、俺たちファンもバランスに対して文句を言う機会が減ったっていう。
- フィアレスがプロリーグに初めて導入されたときの反応を見て、「これはすぐ廃止されちゃうんじゃないか」ってちょっと心配してたけど、今では残って当然って感じになってるよな。
同じような試合を5回連続で見るより、よっぽど理にかなってる。もちろん、フィアレスじゃない形式にもまだ価値はあると思う。
たとえば「FakerからどのOPをバンすべきか」みたいな駆け引きがあったときは、それはそれで面白かったし。
でもやっぱり、ニダリー vs ニーコのトップレーン対決みたいなマッチアップを見られる方が、エンタメとしては圧倒的に上だと思う!
- もうニダリー vs ニーコのトップレーン対決を見られただけで、フィアレス導入して本当に良かったって思ったわ。
さらにそのあとMyrwmがランブル対策でヴァルス出してきたのも最高だった。
このフォーマット、マジで大好きになった。
- もうニダリー vs ニーコのトップレーン対決を見られただけで、フィアレス導入して本当に良かったって思ったわ。
- フィアレスは「毎回自分の得意チャンプを投げておけばいい」って戦い方が通用しなくなるから、戦略の深みが増すんだよな。
しかも、観客から見ても毎試合違うチャンピオンが出てくるのは視覚的にも飽きないし、多彩なチャンピオンを使いこなすっていうのは、それ自体がプロの技量の証明でもあると思う。
否定派(慎重派)
- 正直、まだちょっと悩んでる。
プロシーンで使われなくなったチャンピオンたちを解放するほどの効果は、まだ感じられてない気がする。
それに、自分は「大会やBoシリーズの中でパッチごとのメタが徐々に固まっていく感じ」も好きだったんだよね。だから、今年のWorldsはこれまでとはまったく違う雰囲気になりそうで、それが良い方向に転ぶか悪い方向に転ぶか、まだ読めない。
でもフィアレスはピックの多様性が本当にすごくて、それは素直に見てて楽しい。
昔みたいに「はいはい、またこのチャンプ同士で仲良しファームね」みたいな展開が、ぐっと減った。
結局、完璧な答えなんてないんだろうな。
だからこそ、ここまで導入に時間がかかったのかもしれない。
- 正直、かなり反対の立場だな。
Bo5の終盤の試合がドラフトで決まっちゃうことが多くなってて、それがシリーズの面白さを削いでると思う。実際、「この試合まだ五分五分だな」って思えるような終盤のドラフトがほとんど残ってない。
フィアレスはレギュラーシーズンのBo3でこそ活きるフォーマットだと思う。
でもプレイオフでは、プロの面白さはあくまでゲームプレイそのものにあってほしいし、
それをドラフトの段階で決着させてしまうのは、ちょっと違うと思ってる。
- エンタメとして見れば、フィアレスのほうが圧倒的に面白いのは間違いない。
でも競技性という観点で見たら、通常のドラフトのほうがはるかに優れてると思う。
Bo5シリーズを見てると、フィアレスで選択肢が限られてるせいで、ドラフトだけで勝敗が決まっちゃう試合が本当に多い。
Riotが最初に考えてた「一番重要度の低い大会だけフィアレス、それ以外は通常ドラフト」って方針のほうが、バランス良かった気がする。
自分としては、HLE対Gen.Gが、同じドラフトを5回繰り返してその完成度を高めていく──そういう試合の方が、「よく分からないチャンプを初手で出して、そのせいで下手なプレイになる」よりずっと見応えがある。
まあでも、これはコーチ視点や理論的な観点からの意見だし、世間一般の人気がある考え方ではないのかもしれないけどね。
- フィアレスとかLoLをダメにする元だろ。
「その選手が一番得意なチャンピオンを使う姿が見られないかもしれない」ってだけで、かなり萎えるんだが。マジでつまんない。
- このフォーマット大好きなんだけど、ちょっとだけ改良してほしいんだよね。
たとえばテレーレ(第5戦)になったら、フィアレスをリセットして、選手たちが得意チャンプを使えるようにするとか。
そうすれば、30分で終わるワンサイドゲームとかを避けられて、最後まで見応えのある試合になると思う。
- フィアレスそのものには特に賛否ないけど、Worldsには絶対に導入してほしくないってのが本音。
コーチは大変そうでござる。
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コメント
フィアレスドラフト自体は好きなんだけど従来のドラフトでないと2016SKTROXのようなドラマは生まれないんだろうなぁとは思う。
フィアレスドラフトでしか見られないドラマを見つけようぜ