
ブリムストーンはVALORANTプロトコルの創設メンバー兼リーダー。アメリカ合衆国出身。軌道技術を駆使して戦場での優位を確保する。
アメリカ出身のブリムストーンは、軌道上からの兵器支援で部隊に常に優位をもたらす。遠距離から正確にユーティリティを投下できる能力により、前線指揮官として右に出る者はいない。
物語
アメリカ出身のブリムストーンは、あらゆる戦場を経験してきたベテラン兵士であり、テクノロジーの使い手でもある。負傷した仲間を置き去りにしないのが信条。ヴァイパーと並んでVALORANTプロトコルに最初に参加した人物でもあり、現在はリーダーを務めている。
性格はかなり頑固で、チームの中では父親役のように振る舞う。年長者であることから「老犬」と呼ばれることもあり、他のエージェントからはリーダーとして扱われ、「コマンダー」「キャプテン」といった肩書きで呼ばれている。VP(VALORANT Protocol)に迎え入れる新エージェントの選定や採用にも、一部関わっている。ヴァイパーとは対照的に、若いチームメイトや新メンバーの加入に対して前向きな姿勢を見せる。
ブリムストーンは、スコッチのボトルと焼夷グレネードを携えつつ、テクノロジーで戦場を制圧する。衛星ベースの能力を複数扱え、大規模なスモークを展開したり、左腕のブレーサーを通じて軌道レーザー攻撃を行ったりできる。このブレーサーはキルジョイが設計したものだ。
プロトコル最年長という立場から、年齢いじりの冗談の標的になることも多い。ただ、圧倒的な実力の前に大半は引っ込む。加えて、機器やデバイスの扱いが苦手らしく、パスワードを忘れてブレーサーから締め出されることもある。
興味深い点として、彼の年齢が45〜50歳あたりだと仮定し、物語の年代が2050年前後だとすると(この年代設定は後に変更され、VALORANTの年代は不明とされる)、ブリムストーンはミレニアル世代、あるいはそれより若い可能性がある。遅くとも90年代後半生まれになる計算で、デバイスやインターネットと共に育ったはずである。そう考えると、彼がテクノロジーに苦戦している理由がやや謎である。
ブリムストーンは射撃場の地下に自分のオフィスを持っている。そこには写真が複数あり、幼なじみらしき人物と一緒に写っているものもある。オフィスには彼のスマートフォンとノートPCも置かれており、操作すると他のエージェントから届いた留守電やメールを確認できる。これらのメッセージはパッチごとに定期的に更新される。
過去
ブリムストーンはボルチモア出身と示唆されており、長い従軍・奉職の経歴を持つ。最初はボルチモア消防局(Engine 8)の消防士として働き、その後は軍へ転じた。軍では「Ragged Ravens」と呼ばれる部隊を率いていた可能性が示されている。
この時期を通して重要人物として描かれるのが、幼なじみの友人だ。2人は消防士としても軍人としても共に働いており、「No One Left Behind」プレイヤーカードでは、ブリムストーンが戦場で彼の遺体を担いで運ぶ姿が描かれている。友人の正体は多くが謎のままだが、ブリムストーンの人物調査書にある言及から、名前は「Tariq Porter」である可能性が示唆されている。
ブリムストーンとその友人の強い絆、そしてKAY/Oとブリムストーンの深い関係から、一部では「KAY/Oの正体はその友人で、未来のどこかでロボットの身体に置き換えられたのではないか」という説も語られている。開発側はこの説を肯定も否定もしていない。
また、ブレーサーがKingdomのメインフレームにアクセスできること、スーツにKingdomの意匠が多く見られること、ブリーチとの会話内容などから、過去にKingdom社と何らかの関わりがあったことが示唆されている。のちに、彼がかつてK-SEC(Kingdomの民間軍事化された警備部門)の司令官だったことが明かされた。
彼がいつ・なぜKingdomを離れたのかは不明だが、少なくとも現在はKingdomで役職を持っていないことは確実だ。ひとたびVALORANTプロトコルに参加したエージェントは、それまでの生活や活動を終え、VPの任務に専従する。リーダーであるブリムストーンも、このルールの例外ではない。
フェイドの人物調査書

ブリムストーンに挨拶したあと、脅迫者は彼の過去を並べ立てる。ボルチモア消防局(Engine 8)、特殊部隊。そして、ブリムストーンが「Ragged Ravens」と呼ばれる部隊を率いていたらしいことまで示唆する。
次に矛先は、リーダーとしての資質そのものへ向く。脅迫者は「いつかVALORANTプロトコルの誰も救えなくなったとき、その責任はお前にある」と言い切り、ブリムストーンが救えなかった「Tariq Porter」の件を重ねて突きつける(Tariqは、ブリムストーンのオフィスに写真がある幼なじみだと考えられている)。ここでは、Tariqの死がブリムストーンの「失敗」によって起きたかのように匂わされている。
この一連の描写は、ブリムストーンが抱える根本的な弱点にも繋がる。「DIE FOR YOU」のMVでも示されたように、彼はVALORANTプロトコルのリーダーとして、常に世界の運命を背負っているという重圧に押しつぶされそうになっている。自分が一度でも判断を誤れば、誰も救えなくなるかもしれない。その可能性を、彼は誰よりも恐れている。
性格
VALORANTのリーダーであり、軍での経験もあるブリムストーンは、厳格で責任感の強い姿勢でチームを率いる。エージェントたちをきちんと統率し、節度や礼節を保たせようとするタイプだ。
彼の過去と経験は、特定のエージェントへの接し方にも表れており、とりわけ複雑で重い過去を抱える者に対しては、その距離感がよりはっきり出る。
自分自身はまだ過去と折り合いをつけ切れていないのかもしれないが、それでも彼は、周囲の人間だけは救いたいという思いで動いている。少しでも彼らが心の平穏を得られるように、と。
具体例として、セージには「救えた人がいるだけで十分だ」と自分を責めすぎないよう繰り返し諭し、ソーヴァには(すでに片目を失っているのだからなおさら)もっと自分をいたわれ、と促す。基本的には常に、チームが無事でいられるよう目を配っており、特にプロトコルの若いメンバーに対しては保護者に近い視線で見守っている。
また、ブリムストーンには趣味も多い。オフィスにはジャズなどのレコードを揃えたレコードプレーヤーがあり、ギターも置いている(プロトコルの一部メンバーは、よく弾いてくれとしつこくせがむらしい)。オフィスの写真からはクルーザーバイクに乗っていることも分かる。古いゲーム機を持っている描写もあり、さらに熱心な野球ファンでもある。
外見
ブリムストーンは、オレンジ色の軍用ベレーを被っている。そこには、V字のシンボルが二重に重なったパッチが付いている。服装は軍装で、K-SECの標準制服である可能性が高い。
金属製の胸当てには「01」の番号が刻まれている。これは、彼がプロトコルに最初に参加したエージェントであることを示すものだ。
アーマーの左側ストラップにはKingdomのロゴ入りプレートがあり、同じロゴは右手のグローブにも見られる。左肩のプレートにはVALORANTプロトコルのロゴが刻印されている。背中側のプレートは、スティムビーコンを手の届きやすい位置に装着できる構造になっている。
左手にはブレーサーを装着している。オレンジ色の画面を表示する金属製デバイスで、スカイスモークとオービタルストライクの制御に使われる。起動すると、画面にオレンジ色のホログラムマップが投影される。
シネマティック「WARM UP」では、普段より袖をラフにまくったブリムストーンが描かれ、右上腕に入ったタトゥーが確認できる。このタトゥーの模様は「ピースキーパーシェリフ」に似ている。ピースキーパーシェリフは、ゲーム内でブリムストーンの契約を進めることで入手できる武器スキンだ。
名前の意味
Brimstone は化学物質の硫黄(サルファー)を指す言葉。「fire and brimstone(火と硫黄)」は旧約・新約聖書の両方に見られる慣用句で、神の怒りを表す表現として使われる。聖書では、信仰に背いた者の結末を語る文脈で登場することが多い。
Liam はアイルランド名「Uilliam」の短縮形で、「意志の強い戦士」「守護者」といった意味を持つ。
Bryna はゲール語の Ó Broin(「Branの子孫」)に由来するとされる。Bran は「raven(ワタリガラス)」を意味する語に基づいた人名だ。
人間関係
ヴァイパー
ブリムストーンとヴァイパーはVALORANTプロトコルの創設者で、協力して現在の形まで組織を築き上げてきた。関係は良好で、友情もあるようだが、ヴァイパーがブリムストーンを「年寄り」扱いしてからかうこともある。2人は、プロトコルの他メンバーには伏せられている情報も共有しているらしい。
キルジョイ
キルジョイとブリムストーンの絆はかなり強い。ブリムストーンはキルジョイにとって、師匠やロールモデルのような存在として描かれている。2人は長い付き合いで、キルジョイが若い頃から知っていた可能性が高い。ブリムストーンがキルジョイを「kid」と呼ぶことがあるのも、その関係を示している。彼はキルジョイの成長にも大きく関わり、自分の価値観や倫理観を伝えてきたとされる。キルジョイはブリムストーンのブレーサーを開発しており、本人が機械に弱いせいで、操作を手伝う場面も多い。
ソーヴァ
ソーヴァとブリムストーンは、互いを気にかける穏やかな関係にある。ソーヴァはブリムストーンの指揮に素直についていくタイプとして描かれている。
セージ
セージとブリムストーンは長く深い付き合いで、強い信頼関係がある。ブリムストーンはセージを生来のリーダーだと見ており、プロトコル内の重要な役割(例:レディアント訓練プログラムの責任者)を任せている。また、万一ブリムストーンが戦死した場合は、戦場で指揮を引き継ぐ存在としても位置づけている。
レイナ
レイナはブリムストーンを嫌っており、彼とその行動を「偽善的」だと非難する。ブリムストーンも彼女に好意的には見えないが、プロトコルの一員としての実力と役割は明確に認めている。KAY/Oに対し、レイナを丁重に扱うよう頼んでいる点がその例だ。
ブリーチ
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ブリムストーンとブリーチは価値観が真っ向から違うため、相互に嫌悪感がある。互いを軽んじた態度を取り、戦闘中も戦闘外も口論が絶えない(ブリムストーンのオフィスで聞けるレイズの留守電で示唆されており、パッチ4.09の言及もある)。ただし、状況が切迫すれば、対立を脇に置いて協力できる関係でもある。
KAY/O
KAY/Oはブリムストーンとの結びつきが非常に強い。KAY/Oはブリムストーンを上官であり友人だと捉え、常に最大限の敬意を払って話す。2人はレディアント戦争で共に戦ったことが確実視されている一方で、ブリムストーンが戦死した可能性が示唆されており、それがKAY/Oに深い悲しみを残したとも取れる。
チェンバー
ブリムストーンはチェンバーをプロトコルに採用した側だが、初対面時の状況や、チェンバーの普段の振る舞いから、強い警戒心と不信感を抱いている。なおブリムストーンを含むプロトコルは、チェンバーがエヴェレット・リンド施設を破壊した張本人であることを把握していない。
テホ
テホはブリムストーンとかなり昔からの知り合いらしい。ボイスラインの内容や、KAY/Oがメールで触れている話からも、ブリムストーンがテホ相手に「冷静さを失った」ことがあったようで、少なくともブリムストーン側にとっては円満な別れではなかった可能性がある。さらに、テホのティア9プレイヤーカード「Collateral」の分析から、2人の接点はブリムストーンの軍歴、特に「Ragged Ravens」にいた頃にあると推測され、テホも同部隊の一員だった可能性が示唆されている。
カード
更新中。
ボイスライン
更新中。
Reference: VALORANT Lore Wiki (Lore Credit and Sources)
