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弾丸を無限に撃てるとか、そういうすべてのチャンピオンに共通のフィクションぽいルールはさておき、グラガスは神クラスに桁外れの存在である。ゲーム内の全ての人間型チャンピオンは、パワーなどの異なりはあるものの、基本的には物理法則に従っている。中にはブラウムやジャーヴァンⅣ(訳注:ウルトでは地面を踏みつけて隆起させる)などの超人的な力持ちはいるかも知れないが、それでも、彼らが物語の中で何をしたか、何ができたかに忠実な力であり、そこから大きく逸脱するものではない。
ところが、グラガスの能力は、そのひとつひとつが物理法則を超えたものなのだ。
P – ハッピーアワー
スキルを使った後に体力が回復する。つまり、自分が持っている樽酒を飲めば回復ならまだ理解できるが、敵に投げつけても回復するのだ。敵をオートアタックすると回復するチャンピオンには他にシン・ジャオなどがいるが、デマーシアに一生忠誠を誓うという不退転の決意により、生傷などものともしないという意味ではまだ物語に一貫性がある。だがグラガスは? こいつはなんでもいいからスキルを使えば回復する。これがグラガスが実は神でありながら、不注意な酔っぱらいのフリをしてサモナーズリフトに溶け込もうとしている最初の証拠である。
Q – タル転がし
グラガスが指定の場所に樽を転がし、その樽は2秒で発酵して爆発する。発酵とは、ビールやエールのアルコール度数を高めるため、麦汁の中に酵母を入れて発酵させることだ。このプロセスを正常に行うためには、特定の温度、特定の成分の追加が必要であり、最低2週間は必要だ。グラガスはどういうわけか、樽を転がすだけでこの樽に酵母を追加し、摂氏20度前後を維持し、わずか2秒で樽全体を発酵させる。
ここからがややこしいところだ。グラガスは最高の酒にマッチする最高の氷を求めて、フレヨルドに迷い込んだ。そこで真なる氷のかけらを見つけ「こりゃあ完璧じゃあ!」みたいにハイテンションになった。しかし、2秒で酒を発酵させられる事実が、よしんば真なる氷のかけらの不思議な力の影響だったとしても、説明がつかないことが一つ残っている。それは、グラガスがこの能力を再発動して、好きなときにいつでも樽を発酵〜爆発させられるという事実だ。グラガスは何千回も好きなときに酒を発酵させられる能力に加え、いつでも好きなときに発酵のプロセスを停止して樽を爆発させられるのだ。
なぜか? 答えは簡単だ。真なる氷のかけらは、グラガスの全知全能の力を隠すための偽装なのだ。酒を好きなときに発酵させ、自分の思い通りに爆発させるのは、グラガスが自分自身の能力で物理法則を捻じ曲げているからなのだ。魔法を使わずに物理学と時空の法則に明確に違反しているグラガスは、酔っ払いのふりをして宇宙の高次的存在の訪れをほのめかしているのだ。
W – 飲みすぎ注意
酒を一気飲みしてダメージ軽減を得て、その後のオートアタックが強化される。このスキルに関しては、俺達が知っている通常の物理法則に従っているようだ。ダメージ軽減は、酩酊により痛みに鈍くなったためであり、オートアタックが強化されるのは、樽を使って殴っているところを見れば明らかだ。しかし、このスキルにはグラガスの本性を示す小さなヒントがある。物語によると、グラガスは大酒飲みだが心底酔っ払うことができないため、完璧な醸造酒を求めて世界を旅している。つまり、このスキルの効果の大部分は、グラガスが飲んでいる酒の実際の効果よりも、グラガスの気の荒さに由来しているのではないだろうか。物語をおさらいして判明したように、グラガスがこのスキルの使用中に酔っ払う理由は見当たらない(酔えないから)。仮に酔っ払ったとしても、グラガスは時空をトラックバックしたり、現実は書き換えたりして、数秒後には酔わないようにしている。
E – ボディスラム
グラガスが持つ最も残虐なスキルのひとつだ。Realms of Runterraによると、グラガスの体重は約300キロ。その巨体を持って敵に体当たりし、敵を「ほんの少し」ノックバックさせる。……なんでこうなる? ここでもグラガスは物理法則を破っている。敵を文字通り何メートルも吹き飛ばすのではなく、全ての速度をキャンセルし、不運な敵が目の前に留まり、好き放題できるように物理法則を捻じ曲げたのだ。哀れな敵が、なぜルーンテラのニュートンは嘘つきなのかを嘆いている間、グラガスは動けない敵を思う存分可愛がる。
R – ワシの奢りじゃ!
酒を大爆発させて、敵を吹き飛ばす……そう、300キロの巨体でボディスラムするよりも、ずっと遠くまで。グラガスが「酒」と「爆発」というキーワードに関係する必殺技を単に欲しがっていただけという、神の気まぐれそのものが、この訳のわからん事象を生み出したと考えるのが妥当だろう。樽の中の圧力を自由自在に変えて、酒の発酵により、300キロの巨体がぶつかるよりも強い衝撃を生み出す。意味が分からない。この高次的クソ野郎は、現実を好きなように捻じ曲げられるのに、正しい酒の発酵の仕方は知らないのである。
まとめ
グラガスを小馬鹿にするな!という声も聞こえてきそうだが、普通の人間型チャンピオンやアイスボーンなどのチャンピオンはみんな、ある意味では現実に即したスキルを持っているのに、グラガスはそうではない。グラガスは本当は神なのに、それにふさわしい歴史や伝承も持たないため、人間型チャンピオンとしてサモナーズリフトに溶け込もうとしているわけだが、それもうまく行かず、なんだか浮いてしまっているというわけだ。もしグラガスが場違いな存在に見えるなら、それは実際にはグラガスが神のような高次的存在だからだと考えてみると納得がいくかもしれない。最高の酒を作るために旅をしている酔っぱらい?それはグラガスの正体を隠すための、捏造された物語に過ぎないのだ。
グラガス
大酒飲みだが心底酔っぱらえず、ならば自分で酒を作ろうと思い材料探しの旅に。フレヨルドで最高の氷を手に入れ喜んでいたところ、二つの部族の一触即発の緊張状態に出くわすが、キャラを活かして何だが楽しい大げんかにしてしまい、アッシュもホッとして一緒に酒を飲んだ。(公式)
どう考えても最強でござる。
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コメント
昔見た野獣先輩~説を思い出す
グラガス先輩新説シリーズ
管理忍グラガス好きすぎでござる
QWERで取り上げるの確定やん
やっぱりそうかそうじゃないかと思ってた俺が最初に思ってた
高次的クソ野郎の響きすき
300キロのボディスラムで壁を壊さずに通り抜けていく様は紛うことなき神でござる
300kgで普通に動けるのはちゃんと人じゃなくて安心した
人だったらどうしようかと思った
海外ニキにはグラガス人気やな
ゲップ音削除しろやくそでぶ!としか思わんけど。
明らかに不健康な生活と身体してるのに歳とっても元気にしてるのはそういうことだったのか…
これにはアッシュちゃんもにっこり
グらガス陰謀論書いてくれ
グラガスの何がいいってやれる事が器用で難しいところ
あんな見た目と設定ならマルファイトみたいな単純なチャンプになりそうなもんなのに
最強で草
https://lolninja.net/2018/12/11/8288/
神が本気を出した記事はこちら
地に足を一切触れず敵をすべて薙ぎ払う残酷な姿がここにあった
でも肝臓はひっそりと限界を迎えてるんだよね…
ボディスラムの判定の強さが怪物や神が混じるチャンピオンの中でも屈指なのも納得
樽投げながら前ステもするしな お前どんな身体能力してんねん
Eのタックル以外は全部「あの樽は魔法の酒樽」で全部説明できたりしないか?
魔法の酒樽だとしてもそれ作るために思いつきでフレヨルドに半裸で出かけるヤベェ奴なんだよなぁ…
しかも過酷な旅から帰ってきた直後に部族間の争いを止めに入れるだけの体力残してるし
ガバガバアナグラムが入ってないやん
どうもグラガスのEは強すぎると思ってたんだ
腹で何もかも跳ね返せるんだから
樽の中で液体を一瞬で酒に変える
半裸にボロ布をまとった姿
蓄えられた豊かなあごひげ
腕と足に巻きつけられた荒縄
あっ(察し
オウ、ジーザス……
そこに気付くとはやはり天才か
グラガスが宇宙も高次的な存在だと示すためには、同じく高次的な存在であるゾーイをグラガスがわからせる薄い本、いや、わから聖書が必要じゃないか?
でも後10年しか生きられないよ
これすき
このくだらなさ最高に好き