LJLのレジェンドEviの後任という重圧の中、見事優勝を掴み取ったDFM tol2。優勝直後のtol2に、LoL忍者が突撃インタビュー。
追いかけていた夢のひとつが叶った
LoL忍者:tol2選手、ご無沙汰しております。
まずは優勝おめでとうございます!
tol2:ありがとうございます!
もう、嬉しくて嬉しくて……。
僕の夢のひとつがとうとう叶ったんだという実感を得ることができました!
LoL忍者:勝利が決定したとき、最初に出てきたのはどんなお言葉だったのでしょうか。
tol2:嬉しくて嬉しくて仕方がなかったのですが、LJLのスタッフさんより「この後インタビューがありますのでご着席ください」とアナウンスがありまして。
立ち上がって喜びを分かち合う先輩方に「座ったほうが良いですよ!」と声を掛けていました(笑)
LoL忍者:意外と冷静ですね(笑)
それにしても、重いプレッシャーの中、よく結果を出しましたね。
シーズン開始当初はどのような状態だったのでしょうか。
tol2:とにかく緊張して、試合中はいつも手がプルプル震えていました。
LoL忍者:LJLのレジェンドであるEvi選手の後任という立場も、相当な重圧だったのではないでしょうか。
tol2:いえ、あまり考えないようにしていました。
考える余裕が無かったという方が正確ですね。
とにかく、目の前のことに取り組むだけで精一杯でした。
LoL忍者:そうなのですね。焦りも感じなかったのでしょうか。
tol2:それもあまりありませんでした。
僕以外の他の選手の皆さんの実力はLJLでもトップクラスですから、全幅の信頼を寄せていました。
僕さえ上手にプレイすれば、必ず勝利できる。
そう考えていましたので、ひとつひとつコツコツと取り組んでいこうと。
Cerosコーチに、徹底的にご指導いただきました。Cerosコーチには、感謝してもしきれないくらいです!
残業Ceros:付きっきりの徹底指導
LoL忍者:Cerosコーチに付きっきりでコーチングしていただいたそうですね。
tol2:みっちりとご指導していただきました!
Cerosコーチは、本当に大変だったと思います。
朝から晩まで、僕に付きっきりでしたから……。
LoL忍者:朝、目が覚めると、Cerosコーチが目の前に立っている感じでしょうか。
tol2:そこまででは無いですけれど(笑)
実は、Cerosコーチはゲーミングハウスに寝泊まりしているのではなく、通勤されているのです。
ですので、Cerosコーチが出勤されてからは、ほとんど付きっきりでしたね。
スクリムなどが終わって、退勤時間になるとCerosコーチはご自宅へお戻りになります。
その後も、Cerosコーチはご自宅からDiscordを繋いで、僕の個人練習に付き合ってくださったのです。
遅い時は、朝の4時頃まで、徹底的に練習に付き合ってくださいました。
他にも、マッチアップ動画を探してくださったり、何から何までお世話になりました。
LoL忍者:大変仕事熱心ですね。
tol2:プレッシャーも僕の比では無かったでしょうね……。
きっと「自分がtol2を育てなければ、DFMに未来はない」と考えていたのだと思いますよ。
厳しくご指導いただくこともありましたが、僕のことを真剣に考えてくださってるからこそだということがヒシヒシと伝わってきました。
本当に有り難かったですね……。
絶対に負けられないことの重圧:ミスしたシーンが何度も夢に出てきた
LoL忍者:シーズン後半は、かなり落ち着きを取り戻したように見えました。
tol2:いえいえ、まだまだです……。
先程、焦りはあまり感じていなかったと申し上げましたが、不安はずっと付きまとっていました。
というのも、DFMが落としたゲームのうち、半分以上は、僕が失敗しなければきっと勝てたゲームだったんです。
先輩たちの足を引っ張ってしまっていることを分かっているからこそ、シーズン中はずっと不安でしたね。
「僕のせいで、DFMが優勝できなかったらどうしよう……」と。
ミスしたシーンが何度も何度も夢に出てきました。
あそこでフラッシュを切ってエンゲージできていれば……いや、こうすれば……など、夢の中でもLoLをプレイしていました。
LoL忍者:常勝チームのDFMだからこそ感じるプレッシャーもあったのでしょうね。
tol2:そうですね。
「絶対に負けられない」ということが、どれだけ重いことなのか初めて分かりました。
DFMは、負けることが許されないチームですから。
LoL忍者:チームメイトの選手の皆さんは、どのようにtol2選手に接していたのでしょうか。
tol2:それが皆さん本当に優しくて……。
気休めなどは決して言わないのですが、僕の失敗を責められたことは一度も無かったです。
言葉だとなかなか伝わらないのですが、本当にすごいことだと思っていて。
例えば、スクリムで僕の対面のフィオラが気がついたら10キル持っているような状況でも、本当に責められないんですよ。普通は一言言いたくなりますよね……。
皆さん本当に落ち着いていて、やるべきことに粛々と取り組んでいますね。
LoL忍者:確かにVCあり動画などを見ても、皆さん落ち着いていますよね。
VCと言えば、FENNEL戦でHarp選手が出場できなかった際、それまで控えめだったtol2選手のコールが活性化した印象を持っています。ひとつの転機だったのでしょうか。
tol2:それが、僕はハプニングがあるとテンションが高くなる傾向があるみたいで……。あの直後、Cerosコーチに「落ち着いて」とフィードバックを受けました。
LoL忍者:そうなのですね。自覚はおありなのでしょうか。
tol2:例えば、大型の台風が接近してくると、ソワソワドキドキして、いても立ってもいられなくなるご経験がきっとおありだと思いますが、それにとても近い感覚ですね。
照れ屋Ceros:プロとしての生活習慣も学んだ
LoL忍者:なるほど(笑)
それにしてもCerosコーチは本当に細かい部分までケアしているのですね。LoL以外の面でご指導いただいたことはないのでしょうか。
tol2:たくさんあります!
メンタル面、プロフェッショナルとしての心構え、生活習慣など、何から何まで教えていただきました。
LoL忍者:生活習慣までですか! 何か印象に残っている生活習慣のご指導はありますか。
tol2:寝る3時間前までに食事を済ませて、寝る1時間前までに入浴を済ませて、寝る直前にストレッチをしてから寝ると良いとご指導いただきました。
ずっと続けているのですが、睡眠が深くなり、パフォーマンスが安定してきた気がします。
LoL忍者:もう単なるLoLのコーチの領域ではないですね。
Cerosコーチに褒められたことはないのでしょうか。
tol2:Cerosコーチは少し照れ屋さんな部分があるので、面と向かって褒められたことはないですね(笑)
でも、梅崎CEOから「さっきCerosがtol2君のことを褒めていましたよ」と言われたことがあって、本当に嬉しかったですね!
日本でLoLを盛り上げるためにも、結果を出す
LoL忍者:さて、いよいよMSIです。意気込みをお聞かせください。
tol2:僕にとっては初めてづくしのイベントですので、本当に楽しみです!
僕にできることを、全力でやりたいと思っています。
LoL忍者:初めてづくしとおっしゃいますと。
tol2:僕は国際大会もアカデミー時代を除けば初めてですし、オフライン大会も初めてですし、海外に渡航するのも初めてなのです。
LoL忍者:そうだったのですね。ある意味、非日常ですね。テンションが高くなりすぎないようにしないといけませんね(笑)
tol2:そうですね、気をつけます(笑)
それに、世界大会で結果を出すことは、僕の個人的な目標でもありますが、一方で、手段のひとつでもあると位置づけています。
日本でも、VALORANTと同じくらい、LoLを盛り上げたい。
それが僕の夢です。
韓国では20代の若者はみんなLoLを知っていますし、学校や会社帰りにPCバンに立ち寄ってLoLをプレイするのは当たり前のことです。日本でも同じくらいLoLが浸透して欲しいのです。
そのためには、僕が世界大会で結果を出すことが一番近道です。
いい結果を出せば、もっと多くの方たちにLoLに注目していただける。
そうすれば、みんなでもっとLoLを楽しめる。
そのためにも、負けられません。
LoL忍者:期待しています!まずは初めての国際戦、思い切り楽しんでください。
最後にメッセージをいただけますか。
tol2:ファンの皆さま、いつも応援してくださり、本当にありがとうございます。
本当に自分にできるのだろうか……と不安な日々を過ごしていましたが、皆さんにSNSでお寄せいただく温かいお言葉の数々に、どれだけ救われたか分かりません。本当に感謝しています。
まだまだ未熟者の僕ですが、先輩たちに一日でも早く追いつけるよう、努力を重ねていきます。
MSIでも恥ずかしくないプレーをお見せできるよう、全力で取り組みます!
これからも応援宜しくお願いいたします!
全力で応援するでござる。
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コメント
俺も夢の中でダリウスとセトが抱き合ってるの見たことある
ダリウスがEで引き寄せたのかセトがRで抱きしめたのか考えてもうた
セトがRで抱きしめた後は、壁ドンならぬ床ドンか… うん… うん…………
朝起きたら目の前に皇帝セロス立ってたら夢だと思って二度寝するわ
起床セイセイセイ
2人とも凄すぎ
姿勢が真摯すぎてほんと応援したくなるな
MSIのTOPレーナーはLJLとワケが違うから
レーン戦ボコられる事もあるだろうが頑張ってほしいわ
お昼時に素晴らしい記事を感謝
午後の仕事にも身が入るでござる
そしてtol2君、そしてCerosコーチ優勝おめでとう
MSIも応援してます
本当にプレッシャーが掛かるメンバーの中で結果出したのもすごい
MSIも期待してる
そしてまだここからセロスのインタビューが読めるのも嬉しい
待ってた
これだけのプレッシャーの中で潰れなかったのすごい
MSI楽しみにしてます
LoLが盛り上がってほしいから頑張るって言ってくれるのうれしいなあ。
Eviさんもそうだけど、プロとして、LJL代表としてほんとにリスペクトに値する人たちだ。
MSI頑張ってくれ!!
MSIは国内戦とは比べ物にならないぐらいのプレッシャーがあると思うけど頑張ってくれ、G2に勝つかLOUD、PSG、GGに全部勝たないと次のステージにいけないような厳しい戦いだけどやっぱり1勝とかじゃなくplayin突破して欲しい
出勤セロス
専属セロス
指導セロス
残業セロス
セロスコーチがご自宅にお戻りになる
自宅にお戻りになる
面白すぎる
行程セロス
お前さん見たいな新人が失敗した時どうにかするのが先輩の仕事だから安心してチャレンジしまくれ
そんで先輩になったら新人にしてやれ
国際大会も頑張ってな
MSIで素晴らしい経験が得られますように!
真の視界を獲得
もう嬉しくって感動で…
インタビューでマルファイトのult外したこと弄られまくってて可哀想だったw
うーん短いな(感覚麻痺)
セロスがユーミのように張り付いて指導されたら頭が日本サーバーになっちまうよ
フィオラが10キルってのがそれかは分からんけど、かずーたいわくGAMのtopレーナーにはボコられてるらしいな
新鮮なtol2記事だぜ!
あと4本くらい記事あるんですよね?
上皇セロス
かずーたが今春誰に感謝しているかで100%セロスと言いきっただけあるね
MSIの結果がどうなってもいいとは言わないけど勝っても負けても楽しんで糧にしてくれたらいいな
それくらいtol2のシーズン開始当初と今の違いには未来を感じる
経験を持ってかえって伸びてくれワールズも期待してるからね
俺もミスった場面が夢の中に何度も出てきたことがある
DFM公式チャンネルでゆたせろ動画がほとんど上がらなかった程、付きっきりでコーチングしてたんでしょうね。
それはレート的にデュオできないからだよ
ぽんさんの配信のモデレーターはセロスだけ?だし配信にもちょくちょく来てるよ
ユタポンティウスが優しいのマ?
インタビューとかの情報が出れば出るほどSGが可哀想になってくる
tol2可愛そうだけど、今回で性格バレちゃってるから
怖くて受け入れてくれるコミュニティないかもね。
特にビジネス的なコミュニティは地雷過ぎて無理に思う。
可愛そうだけど。