LCP 2戦目にして初勝利を手にしたDFMのトップレーナー・RayFarky選手に試合後インタビューを実施。DFMで2年目を迎え、チームのまとめ役としての役割も担うようになったRayFarky選手が語る、チームプレイヤーとしての成長と手応え。フィアレスドラフト導入で新たな局面を迎えるトップレーンの役割と、”あのチャンピオン”をピックする可能性についても言及した。
チームの要として – コミュニケーション改善への取り組み
LoL忍者:RayFarky選手、今日は見事な初勝利、おめでとうございます。先週は正直、不安な試合運びでしたが、今週は一転して良い内容でした。コミュニケーションの改善について言及されていましたが、具体的にどのような点を意識されたのでしょうか?
RayFarky:僕たちのチームは全員がショットコールできるのですが、チームのテンションが上がった時に方針が混乱してしまうことがありまして。そういった場面で、話をまとめる役割を意識的に担うようにしました。例えば「Ariaのこのコアアイテムが完成するまで待とう」とか、「次のウェーブが来るまでは様子を見よう」といった具合に、自分から結論を提示することを心がけました。
LoL忍者:非常に具体的な取り組みですね。チームの意思統一がスムーズになったのではないでしょうか。
RayFarky:はい。「このタイミングまでは待機」「この条件が揃ったら仕掛ける」といった、明確なポイントを示してチームの同意を得られれば、その後の議論が迷走することもなくなりました。手応えを感じています。
LoL忍者:素晴らしいですね。選手としての成長が感じられます。
RayFarky:ありがとうございます。DFMでの2年目を迎え、オフライン大会の経験も積み重ねてきたことで、緊張を感じることもほとんどなくなりました。
経験の浅いMilanくんや、まだ国際試合の経験自体がないKakkun、他言語チームでの初プレイとなるGuwonがいる中で、この緊張しないという自分の強みを活かして、チームに貢献したいと考えました。
そこで、まとめ役を買って出ることにしたんです。チームメイトが焦りを見せた時に、落ち着きを取り戻せているなら嬉しく思います。
新生DFMでの成長と、チームメイトへの想い
LoL忍者:以前は孤高のトップレーナーという印象でしたが、選手としての器が大きくなった印象です。
そんなチームリーダーとしても成長を遂げつつあるRayFarky選手にぜひお聞きしたいのですが、本日の試合では、Milan選手がベタ足ADCで、敵の猛攻を受けながら懸命にダメージを出し続けていました。その場面についてどのように感じられましたか。
RayFarky:はい、試合中もその状況は把握していました。そもそも構成を決める段階で「ADCを守り切るのは厳しい構成になるな」という認識がありました。僕たちも前線に出て敵のキャリーを狙う構成でしたので……。
LoL忍者:味方のサポートが限られる中、懸命にカイトしながら健気にダメージを出すMilan選手の姿にグッときてしまいました。そんなMilan選手に対して、どんな言葉をかけたいでしょうか。
RayFarky:まず「守ってあげられなくてごめんね……」と伝えたいです。ただ、Milanくんは自分が厳しい状況に陥った時も的確に状況を共有してくれるので、非常に助かっています。「では次はこうしよう」という建設的な議論ができるんです。スクリム初期には全くできていなかったことですが、今では大きく改善されました。本当に頼もしく感じています。
LoL忍者:チームビルディングが着実に進んでいるようですね。先週は「DFMの今後が心配だ」という声も聞かれましたが、今日の試合は希望が持てる内容でした。
RayFarky:この1週間で劇的に上達したというよりは、僕たちの本来の実力が発揮できるようになってきたと考えています。先週は多くのメンバーが緊張で硬くなり、意思疎通も上手くいかない場面が多々ありました。実力の半分も出せていなかったかもしれません。今週はそういった面での改善を実感しています。
フィアレスドラフト時代のトップレーンとは
LoL忍者:では、トップレーナーとしての観点からお聞きしたいのですが、現在のメタにおけるトップレーナーの役割をどのように捉えていますか。
RayFarky:タンクジェイスやトップガリオなど、昨シーズンでは見られなかったピックが台頭してきています。それに加えてフィアレスドラフトの導入も相まって、トップレーンからの選択肢が大幅に広がったと感じています。トップレーンから様々な戦術が実現できる、非常に興味深いメタですね。
LoL忍者:では、退屈ではないと。
RayFarky:全く退屈ではないですね。実は僕、このフィアレスドラフトというシステムが大好きなんです。さまざまなチャンピオンを使えることはもちろん、レーン戦の対面も毎回変化に富んでいて。プレイしていて本当に楽しいです。
LoL忍者:そうなると、いつかRayFarky選手のダリウスも見られる可能性が……?
RayFarky:ありますね!他リージョンでも、Bo5の最終戦で得意チャンピオンを思い切ってピックする場面がありますから。チャンスがあれば、ぜひ試してみたいですね!
LoL忍者:是非とも、RayFarky選手のダリウスでサモナーズリフトを血に染めていただきたいものですね!
RayFarky:必ずやってみせます!(笑)
LoL忍者:最後に、読者にメッセージをお願いします。
RayFarky:日頃からの応援、本当にありがとうございます。先週は皆さまに不安を抱かせてしまいましたが、今週の試合で「DFMの実力はこんなものじゃない」ということを、少しでもお示しできたのではないかと思います。
このチームにはまだまだ伸びしろがあります。より一層エキサイティングな試合をお見せできるよう、精一杯努力を重ねていきます。引き続き、応援のほどよろしくお願いします!
いい感じになってきたでござる。
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コメント
DFMの柱になれ
俺も「この構成Milan君クソつまんねーだろうな」と思いながら見てたけど
ずっと可能な限りディールしてakariのスキルも丁寧に吐かせててマジで偉いと思った
あとRayfarkyがチームでそんな感じの立ち回りするキャラだと思ってなかったから失礼だけど見直した
上のコメントじゃないけどSteal引退しちゃったしマジでお前がDFMの柱になれって感じ
一旦CHFか。CFO相手にも頑張ってほしいけど
ゆたぽんが辞めsteelが兵役に行き日本の競技シーンもう期待できねーんだろうなと思ってたらDFMはやってくれた
特別新体制ってわけでもないけど雰囲気的に新しくなった気がするDFMの今後に期待
若いADCが強いからADCを丁寧に育てて運用するメタになるのも見たいね