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俺はグウェンのトレイラーやスプラッシュアートを見てめちゃくちゃワクワクしてしまった。モデルのクオリティは抜群に良いし、声もイラストも可愛い。それだけでも今回のチャンピオンに満足してしまいそうだったが、グウェンを作った開発デザイナーが誰なのかを確認するとさらに興奮が止まらなくなった。チャンピオンがリリースされるたびに誰が担当しているのか、どんな所にデザイナーの個性が出るのかを調べるのが好きな俺にとって、Stashu氏とMaxw3ll氏の合作は、大当たりだ。今回はそんな興奮をみなさんと共有させてもらおうと思う。知らない人にも興味を持ってもらえるよう、チャンピオンデザイナーの簡単な解説もしてみた。
Stashu
チャンピオンデザイン
リワーク
※ウディアは前回のチャンピオンアップデート投票
とても独創的で細部にまでこだわりが多く、理解するのに比較的長い時間を必要とするチャンピオンを作ることが多い。キヤナは独自の要素「エレメント」があり、同じスキルを使ったとしても効果はエレメントによってが大きく違う。アフェリオスは独自のUIに加え新たな5種類の武器と参考書並みに長い説明が必要なパッシブを持つ。レルはStashu氏のチャンピオンの中で比較的シンプルだが事前にスキルを使って騎乗しているか否かによってスキルが変わる部分があり、やはり彼らしい作品とも言えよう。QWERの4スキルだけでは飽き足らず、更に別のスキルを加えようとする様は捉え方によってはStashu氏は欲張りとも言えるかもしれない。
Maxw3ll
チャンピオンデザイン
リワーク
※ザックはリワーク前に巻き戻された
彼もまた、Stashu氏と同様に挑戦的なスキルキットを生み出すことが多い。ユーミと聞いて身構える人は少なくないだろう。自身を対象指定不可にしてキャリープレイヤーに寄生し、延々と体力を回復させるあの猫はMaxw3ll氏が考えたのだ(余談だが、Riotによると、ユーミは決して簡単なチャンピオンではなくむしろ難しい部類に含まれるそうだ)。
高速でぴょこぴょこ走りながら継続ダメージと確定ダメージをばらまき続けるユニークな存在であるリリアもまさしく彼の生み出したものチャンピオンだ。私の主観だが、リリアを見るに、Maxw3ll氏はCertainlyT氏(ヤスオ、ダリウス、ゾーイ、アカリの生みの親)をリスペクトしているのかもしれない。
リリアのQとパッシブの継続ダメージはダリウスのQとパッシブを思い出させ、眠らせるというCCを持つのは現在リリアとゾーイだけだ。CertainlyT氏がチャンピオンデザイナーでは無くなった今、Maxw3ll氏が代わって我々を楽しませ続けてくれるのかもしれない。
グウェンのスキルキットを予想してみる
さて、グウェンを担当したデザイナー達は両者とも良い意味でも悪い意味でも、ブッ飛んでいる。ここからは、以上の傾向からグウェンがどんなチャンピオンなのか、スキルキットを予想をしてみる。根拠のない憶測なので、真に受けないで欲しい。
詳しく見ていく前に2つ予想がある。一つ、グウェンのスキルは恐らく4つだけではない。もう一つ、グウェンはCertainlyT氏の系譜を受け継ぐメカニクスを応用している。
針を発射するシーン。発射と同時にグウェンの周囲に小さな針の様なものが3本回りだす。
2回目の発動では小さな針が5本に増える。また、スウェインを見るに命中するとマークとスローを付与するようだ。針を発射する頻度が高いのでクールダウンが短い、もしくは再発動が可能なスキルなのかもしれない。グウェンのスキルであろう青い円はアカリのパッシブの様に越えようとすると、円がグウェンを追って移動する。円を越えたタイミングで比較的早めに針を放つ場面があったので、おそらくだが針を射出するスキルのクールダウンを短縮する効果があるのだろう(動画参照)。
また、別のカリスタ、エリス、スレッシュを追うシーンで針が当たっていない敵にもマークが付与されていたので、針が当たった敵の近くにいる敵にもマークが付与されるらしい(動画参照)。
円が移動したことを確認して欲しい。グウェンの周囲の小さな針は、3回目では増えずに2回目までにスタックしていた5本全てを消費して発射している。おそらく追加ダメージなどがあるのだろう。
リヴェンがブリンクで避けたシーンより、針は対象指定ではなくスキルショットのようだ。スキルショットにすると対象指定スキルと比較して、プレイヤーの技術にダメージ量を依存するので難しいチャンピオンになりやすい。
円は自身を中心に召喚している。どうやらヤスオやサミーラのような飛び道具無効ではないようだ…見たところでは。
マオカイのRを通過した際のスネアを無視している。自身へのCCを無効化することが出来るスキルらしい。再三、動画で確認してもらわなければいけないのは申し訳ないが同様にリヴェンのRとスウェインのEも無効化している。
ハサミを間違った方法で切りつけている。スローがあるのは事前にQを当てていたからかもしれない。おそらくこれがオートアタックのアニメーションだろう。
ハサミを正しく使う攻撃。
不規則に何度か切り刻み、エフェクトも大きくなっている。ハサミを使った攻撃方法は3種類確認できたのだが、一番最後の大きな切り方はアルティメットかもしれない。
グウェンはブリンク持ちのようだ。
確認できたスキルは派生も含めて合計7種類で、stashu氏はやはり4つじゃ満足いかないようだ。では、説明した点と動画の細かい部分を照らし合わせながらスキルキットの予想をまとめてみる。
パッシブ – Qが命中した敵とその周囲の敵にマークを付与し、マークを付与された敵がWの範囲内に入ることで追加ダメージを与える
Q – 針を放つ 一度目は自身に針を3本スタックさせ、二度目では5本、3度目では全て消費して追加ダメージを与える
W – 円を出し自身に移動妨害スキルを通過できるようにする リングを移動で超えた際はリングがグウェンを追うように移動し、Qのクールダウンを短縮させる
E – 短い距離をブリンクし、次の2回のオートアタックを強化する
R – ハサミで大きく複数回切り刻み大ダメージを与える
いかがだっただろうか。みなさんの予想も是非聞かせて欲しい。
執筆者: Jim
PBE11.8に登場予定でござる。
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コメント
RiotMaxw3ll
2 days ago
I don’t want to get into too many specifics, but her Hallowed Mist essentially provides her with an area of safety from enemies outside it. She plays around it a little like Wind Wall, protecting her from enemies outside it, but if they cross the threshold, they’re in there with her able to fight.
She’s not designed to fight ranged champions; her target access isn’t that great. She just wants some safety while she snips up the frontline.
RiotMaxw3ll
2日前
具体的な説明は省きますが、彼女のHallowed Mistは基本的に外の敵から安全な領域を提供します。風の壁のように、外の敵から身を守ることができるが、もし敵が境界線を越えたら彼女と戦えるようになる。
彼女はRangedチャンピオンと戦うようには設計されていないので、ターゲットへのアクセスはそれほど良くありません。彼女は前線を切り刻む間、安全を確保したいのです。
reddit見てないけど外人のグウェンの期待値高いのかな
自分の期待値は高いです
しっかり頭おかしそうだな
いいぞもっとやれ
オートアタック ハサミで斬りつける近接攻撃
パッシブ 知らん
Q 針を放ち、周囲に針を浮かべる。針が浮かんでいる最中は自身のAAが強化される。スロー付き。
Q2 浮かべた針を再度放つ。最大2回使用できる。スロー付き。
W 非対象指定スキルを無効化するエリアを出す。エリア外に出ると1回だけ移動してくるが、2回目では消える
E 短距離リープ。スキル/AAが当たる度にCDを1秒リセット(大体トリンE)
R ちょっきん
こんなとこやろ
なるほど、この記事でWとされているスキルはリワーク前のポッピーのウルト+シン・ジャオのウルト的な感じか
Cの意思を継ぐものがいてくれて俺も嬉しいよ
色々予想しているこの瞬間が一番楽しい
AA 近接攻撃
P 追加ダメージなどのシンプルなもの
Q 通常攻撃を3回強化、AAキャンセルとP強化
W 自身の周りにフィールドを発生させ、範囲外からのCCを受けなくなる。また範囲外にいる敵チャンピオンにマークを付与し、フィールド内に入るとマークが解除される。マークがついた敵はグウェンに与えるダメージが一定値減少する。
E 2回短い距離ダッシュをする。他にパッシブ(少ないライフスティールなど)があるかも。ダッシュに対象指定は必要ない
R 針を飛ばし攻撃する。針は3回飛ばすことが出来、回数毎にダメージが増加。スロウを付与し各発射毎に方向を指定できる。
全員がQと思ってた針がRで草