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【LoL】HLE Kanavi「中国か韓国かでかなり悩んだ。でもZeusに一緒にやりたいと言われ、それがきっかけになった」

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Worlds 2025 Semifinal Stage - Day 2

韓国に帰ってきた超攻撃的ジャングラーKanavi

eFocusによるKanaviへのインタビューを紹介。LCK復帰の実感からHLE加入の決め手、Hommeコーチとの合流の舞台裏、ロースターの手応え、ショットコールの方向性、そして2026年の目標まで、本人の言葉で語っている。


Q:まず、LCKに戻ってきた感想から聞かせてください。

 

Kanavi:ずっと中国チームにいる姿を見てきたので、韓国チームにいるのが不思議だと言われるのも分かります。最近はKeSPAカップでもファンのみなさんに会いましたし、最近は海外コミュニティでもやり取りが増えました。ファンの方との距離感が近いというか、関わり方がすごく上手だと感じたので、そこは楽しみですし、期待しています。

 

Q:ファンの関わり方というのは、具体的にどういう意味ですか?

 

Kanavi:まず、会場の応援が本当に大きいです。最近は、Popを一緒に使って交流しようという提案もファンの方から出ていました。僕がPopを投稿したら、返信がものすごくたくさん来て、本当に積極的に参加してくれていると感じました。

Popは、ファンプラットフォームb.stageのリアルタイムコミュニケーション機能。

 

Q:今はオフシーズンですが、どのように過ごしていましたか?

 

Kanavi:まずKeSPAカップの準備をたくさんしましたし、ランクも一生懸命回しました。最近はKeSPAカップが終わって、チームのスケジュール対応をしていました。そこが落ち着いたら少し休んで、また戻って練習試合を始める予定です。

 

Q:Kanavi選手ほどの実力ならオファーもたくさんあったはずですが、HLEを選んだ理由は何でしたか?

 

Kanavi:今回の移籍期間は、中国チームと韓国チームの間でかなり長く悩みました。でも今回は韓国チームが提示してくれた条件がすごく良かったですし、ロースターの構成もとても良かったので、HLEを選びました。

 

Q:そのロースターを選んだ決め手はありましたか?

 

Kanavi:移籍期間中にZeusと話したんですが、僕にも来てほしいという感じで言ってくれました。それがきっかけになったと思います。

 

Q:代表で一緒にプレーしていたので、距離が近かったんですね。

 

Kanavi:はい、そうです。

 

Q:中国に長くいたので生活にも慣れていたと思いますが、キャンプでの生活はいかがですか?

 

Kanavi:中国に長くいたので、あの生活が自分の中では当たり前になっていました。でもCamp Oneは設備がすごく整っていて、みなさん本当に親切です。特に適応するのに困ることはなかったですね。

 

Q:Hommeコーチが、長く中国にいたからこそ恋しくなるものがいくつかあると話していたインタビューを見ました。Kanavi選手も同じですか?

 

Kanavi:中国と韓国には違いがありますし、特に食べ物はそうですね。中国でしか食べられない料理が恋しくなることはあります。それに、あそこでの生活自体が本当に楽しかったので、懐かしく感じる部分はあります。

 

Q:HLEは福利厚生が良いことで有名ですが、実際に体験してみて一番良いと思ったのはどれですか?

 

Kanavi:まず、ご飯が本当においしいです。それと、何か必要なものがあればお願いするだけで、全部叶えてくれます。むしろ、もっといろいろお願いしてもいいのかなと思ってしまうくらいです。

 

Q:なるほど。韓国語での注文など、生活面でのコミュニケーションは慣れましたか?そこは問題ないですか?

 

Kanavi:韓国語を話すこと自体は全然ぎこちなくないです。自分でも上達したと思います。なので、韓国語でのコミュニケーションや、ゲーム内で指示を出すことも問題ないです。

 

Q:それは良いですね。LCKとLPLはゲームの見方や方向性が違うと言われることもありますが、そのあたりはチームメイトとどうすり合わせていますか?

 

Kanavi:LCKに来て感じたのは、視界の取り方がよりアグレッシブだということです。なので、視界をどう広げるかをチームメイトと話し合っています。視界がしっかりしていると、戦略も立てやすいですし、立ち位置も取りやすくなります。そこをより伸ばそうとしています。

 

Q:KeSPAカップは準優勝という良い結果でした。メインロースターで初めて大会を戦ってみて、いかがでしたか?

 

Kanavi:KeSPAカップに全力を注いだわけではないんですが、5人で戦う初めての大きな大会でした。みんな試合では全力を出しましたし、チームとして集団戦が強いという部分も見えました。これから練習量が増えたら、どれだけ良くなるのかが楽しみです。

 

Q:このロースターが決まった時点で、こういうプレーができそうだというイメージもあったと思います。実際はどうでしたか?

 

Kanavi:正直、最初の印象としては、ZeusやZekaは集団戦がすごく強い選手だと思いました。Delightはエンゲージ役として完璧で、Gumayusiは安定してダメージを出してくれます。これから連携が良くなれば、うまくいくと思います。

 

Q:加入を決める際、HommeコーチがKanaviに来てほしかったと話していたという話も見ました。Hommeコーチのどんな点に惹かれて、一緒にやりたいと思いましたか?

 

Kanavi:実は、僕が先にHLEに来たんですよ。HLEがヘッドコーチを探していたとき、第一候補がHommeコーチだったんですが、説得が難しそうだったので、僕にも協力してほしいと言われて、その結果こういう形になりました。

Hommeコーチの強みで言うと、経験が本当に豊富です。ほぼシーズン2の頃からずっとやってきた人なので、経験値が違います。試合当日は重要なポイントや核心を見抜くのが上手いですし、選手の基礎や癖を直すのも上手いです。悪い癖があれば見つけて、かなり指摘してくれるので、そういうところが強みだと感じます。

 

Q:とても情熱的な方ですよね。Zeus選手が、みんな情熱が溢れすぎて少し抑えたほうがいいかもしれないと言っていたのも見ました。Kanavi選手も、ドラフトやピックバンで意見を強く出すタイプですか?

 

Kanavi:中国にいたときは、ピックバンやゲーム内の部分にかなり深く関わっていました。ただ今回のKeSPAカップでは、韓国に来たばかりでLCKチームとして戦うこともあって、ドラフトはチームメイトが望む方向をまず聞こうと思いました。でもシーズンが始まったら、選手それぞれの考えも大事になるので、お互いの意見を出し合って、できるだけ歩み寄りながら調整するのが一番だと思います。

 

Q:ありがとうございます。HLEのYouTubeでも言っていましたが、これまで大事な試合で何度も戦ってきたZeus選手とGumayusi選手が、いまはチームメイトです。同じチームになってみていかがですか?

 

Kanavi:Zeusとはアジア大会で一緒にやっていたので、そこまで不思議ではないです。でもGumayusiは、ほぼ毎年のようにWorldsやMSIで相手として当たっていたので、本当に驚きました。いまチームメイトになったのが面白いですし、これからどれだけ強くなれるのか楽しみです。

 

Q:KeSPAカップでは、チームメイトから熱い雰囲気があるという話も出ていました。これは集団戦のことを指していますか?

 

Kanavi:集団戦も含まれていますが、それだけではないと思います。例えば、リソーストレードで済ませられる場面でも、あるいは少し不利な状況でも、ファイトに持ち込むことが多いです。それに、僕はLoLの本質はファイトだと思っているので、集団戦が激しくて爆発力があるのは理想です。

 

Q:個人的な質問です。Kanavi選手といえばカウンタージャングルの神というイメージがありますが、LCKでもこれまで通りカウンタージャングルを狙っていきますか?

 

Kanavi:カウンタージャングルは間違いなく強いです。レーナーがCSを落とすのは、自分のリソースを取り損ねるだけですが、カウンタージャングルは相手ジャングラーのキャンプを奪う行為です。

相手の分を奪って自分のものにできます。ただ状況次第で、リスクとリターンを計算して、リターンのほうが大きいと思えば狙います。なので成功率を上げて、リスクはできるだけ下げていきたいです。

 

Q:来年が本当に楽しみです。今のHLEロースターだとKanavi選手が最年長ですよね。Peanut選手の枠を埋める形にもなりましたが、以前から親しかったんですか?

 

Kanavi:Peanut兄さんとは、どちらも長くLoLのシーンにいたので、共通の知り合いを通じて知っている間柄、という感じです。

 

Q:その枠に入ることになった時、Peanut選手と何か話しましたか?

 

Kanavi:HLEに行くことになったとき、チームの雰囲気や、選手それぞれの性格について聞きました。

 

Q:Peanut選手は、チームを引っ張るような存在に見えました。最年長になったKanavi選手も、同じような役割を担うつもりですか?

 

Kanavi:自然にやってくれる人がいなければ、誰かがやらないといけないですよね。僕は本来、先頭に立つのがあまり好きではないんですが、HLEに来てからは環境的に避けられない感じがあります。日常生活でもそうですし、そういう部分はもう少し前に出ないといけないと思います。

 

Q:先ほど、Zeus選手とは代表で一緒にやったと言いました。Zeus選手はKanavi選手と組む感想をたくさん話していて、ファンもそこは馴染みがあると思います。一方で、Kanavi選手から見て、当時の代表チームで組んだZeus選手と、いまHLEで組むZeus選手の違いは何ですか?

 

Kanavi:アジア大会で一緒にやってから、もう2年以上経っていますよね。久しぶりに会って感じたのは、昔よりもゲームについて内側で考える量が増えたということと、自分の意見や主張をよりはっきり言えるようになったことです。話を聞いていて、頭が良くなったという感じがします。当時はそこまでではなかったんですが、今は本当に鋭いですし、メカニクスもすごいです。知性と強いメカニクスの両方を持ったトップレーナーだと思います。

 

Q:チームメイトとはみなさん仲良くなったと思いますが、ワークショップにも行ったんですよね。特に一番仲が良い人はいますか?

 

Kanavi:最近だとZekaと一番仲が良くなったと思います。

 

Q:性格が合うんですか?

 

Kanavi:Zekaは本当に優しいんですよ。最近一緒に筋トレもしていて、それで距離が縮まりました。

 

Q:最近は筋トレを定期的にして、健康的なルーティンを作っているんですね。

 

Kanavi:そうしようとしています。

 

Q:今は寮生活ですか?ルームメイトはいますか?

 

Kanavi:1人1部屋なので、ルームメイトはいません。

 

Q:Hanwha Lifeはみんなベテランなので、誰がメインショットコーラーになるのか気になっている人も多いです。KeSPAカップだけでは早いと思いますが、スクリムもしているなら、ショットコールはどんな方向になっていますか?

 

Kanavi:KeSPAカップの準備期間に、5人揃ってスクリムはしました。でもその形でまだ1日も経っていないくらいなので、この人がショットコーラーですと言い切るのは難しいです。そもそもショットコーラーは、状況が出てきた時に正しい判断を継続して出せる人が担うものだと思うので、これからプレーを重ねていく中で、一番良い判断を見せた人がその役割になっていくと思います。

 

Q:いろいろ試しながら決めていくということですね。今日は私にとって最後のオフシーズンインタビューなんですが、いろいろなチームに聞いてみたところ、来年一番怖いのはHanwha Lifeだという声が多かったです。Kanavi選手自身は、来年特に強そうだと思うチームはありますか?

 

Kanavi:Gen.Gは同じロースターを維持して、もう1年一緒にやりますし、T1もADCだけ変わって基本的には継続ですよね。なのでT1とGen.Gは当然すごく強いと思います。それと、今回Worlds決勝まで行ったKTも、とても良さそうです。

 

Q:どのチームも本当に強くなりましたね。では個人的に、来年一番活躍が楽しみなチームメイトは誰ですか?

 

Kanavi:個人的には、これまでGumayusiにかなりやられてきたので、同じチームになった今、チームのためにもっと良いパフォーマンスを見せてくれるのが楽しみです。

 

Q:私たちも楽しみです。では最後に、Hanwha Lifeの2026年の目標を聞かせてください。

 

Kanavi:まずは、すべての国際大会に出場することが目標です。そして国際大会では最高のパフォーマンスを見せて、全部勝てるチームになりたいです。

 

Q:個人としての来年の目標は何ですか?

 

Kanavi:個人目標ですか。僕はいつも同じで、プロとして観客を楽しませることが目標です。それと、ファンのみなさんに、すごく上手いジャングラーだと思ってもらえるようになりたいです。

 

Q:ありがとうございます。韓国に戻ってきたことで、来年のLCKを楽しみにしているファンが本当に多いです。ファンのみなさんへ一言お願いします。

 

Kanavi:2026年のHanwha Lifeに対して、ファンのみなさんの期待が大きいと思います。その期待に応えられるように頑張って、良い結果をお見せします。いつもありがとうございます。


Source: Kanavi on playing with Gumayusi: Personally, I’ve been beaten up by Gumayusi a lot in the past, so now that he’s joined the same team as me, I’m really looking forward to seeing him perform even better for the team. | HLE Kanavi interview with e-Focus

 

管理忍

リデンプションオラフのような革命をまた見たいでござる。

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