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DFM Pazヘッドコーチ「この結果はコーチの責任が大きい。僕自身がもっと変わらなければいけない」LCP2026 TSW戦後インタビュー

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LCP20260517-043

「もう一歩がいつも足りない」DFM・Pazヘッドコーチが語る、TSW戦の敗因とスプリット3への覚悟

LCP2026 DFM対TSW。DFMは現LCP最強チームのTSWから1ゲームを奪う健闘を見せたものの、シリーズ勝利には届かなかった。試合後、Pazヘッドコーチは「ゲームを取れる力は確実についてきている」と手応えを語りつつ、ドラフト、チャンピオンプール、試合で露呈した弱点、そしてスプリット3に向けた自身の責任について率直に語った。

TSWから1本を奪ってもなお残った「もう一歩」

LoL忍者:Pazコーチ、お疲れ様でした。悔しい敗戦だったと思いますが、まずは今の率直なお気持ちをお聞かせください。

 

Pazヘッドコーチ:ゲームを取れる力は確実についてきていると思います。ただ、シリーズを勝ち切る、2本を取り切るというところには、まだ一歩足りていないなと感じています。

もう一歩、あと一歩がいつも足りない。

そう思わされる試合でしたし、シーズンでもありました。

3ゲームを分けたポイント:序盤の崩れ、TF対策、そしてプランの誤算

LoL忍者:ありがとうございます。今日の試合について、1ゲーム目、2ゲーム目、3ゲーム目それぞれ、Pazコーチから見た試合の流れやポイントを教えていただけますか。

 

Pazヘッドコーチ:1ゲーム目に関しては、ミッドの2対2がポイントでした。オリアナは1対1で勝てますし、ウーコンもジャーヴァンIVに対して1対1で十分戦えます。さらに、チームファイトのポテンシャルもかなり高いチャンピオンなので、オリアナ+ウーコンのところからゲームを動かしていくのが僕たちのプランでした。

ただ、ウーコンが序盤にかなり崩れてしまいました。1ゲーム目に関しては、正直、序盤でかなり苦しくなってしまったなというのが率直なところです。

2ゲーム目に関しては、相手の構成がかなり序盤のアクションに寄っていました。なので、ツイステッド・フェイトがアクションするポイントさえ潰せれば、僕たちが絶対に勝てるという話は、選手たちにもかなり伝えていました。

試合前のコーチボイスでもそのポイントについて話しましたし、実際にサイドレーナーの2人のところで、うまくコントロールしてくれました。相手のアクションポイントをしっかり潰せたので、2ゲーム目は選手たちがすごくうまくやってくれたと思います。

3ゲーム目に関しては、相手は僕たちのユナラ+ルルにオールインというか、基本的に僕たちに突っ込んでくる構成でした。逆に僕たちは、それを受けてどれだけカウンターできるかという構成でした。

序盤は僕たちのほうがミッドとボットでレーンの主導権を持てるはずでしたし、ジャングルもそこまでクリアスピードで遅れる想定ではありませんでした。そこをうまくやらなければいけなかったのですが、ジャングルのルートの部分だったり、ボットでも相手がうまくやって主導権を取ったりして、結果としてヴァイがカニを2つ取ってスタートする形になってしまいました。

その時点で、序盤から僕たちのプラン通りにはいかなかったです。さらに、3ゲーム目はドラフトももう少しうまくできたのかなと思うところがあります。僕自身にもミスがあったと思いますし、選手にもミスがありました。純粋に、TSWのほうが一枚上手だったというのが、僕の正直な感想です。

3ゲーム目のドラフトに残った反省点

LoL忍者:3ゲーム目のドラフトについて、Pazコーチご自身も反省点があるとのことですが、具体的に「ここをこうしていればもう少し違ったかもしれない」というポイントはありますか。

 

Pazヘッドコーチ:個人的に思うのは、ボットデュオをドラフトの4、5手目まで下ろすことができたので、3手目でもう少し強いピックを取る選択肢はあったかなと思います。

ただ、結局トップのピックは大きくは変わらないと思います。もし別の形にするなら、強いADジャングルを取るか、例えばトランドル+サイオンのような形にして、相手のアクションに対してもう少し対応しやすくする。相手の突っ込んでくるチャンピオンに対して、こちらの戦闘力をもう少し上げる。そしてボットの4、5手目で、例えばザヤ+ラカンのようなピックを取る。そういう形も一つあったのかなと思います。

 

LoL忍者:なるほど。突っ込んでくる構成に対して、トランドルは刺さりそうです。ザヤの自衛能力も効きますし。

 

Pazヘッドコーチ:そうですね。ただ、現状の僕たちのチャンピオンプールの制約があります。例えばジェイスができれば、ジェイス+トランドルを取って、下ではジグス+ノーチラスや、ジグス+ポッピーのような形を取ることで、さらにもっと相手のエンゲージを受け切るカウンター構成が組めたと思います。

でも、そこに関しては、まだ僕たちのチャンピオンプールの力が足りていないところもあります。なので、今回のピックに関しては、正直、今の僕たちのチームでできるベストに近い形を選んだつもりです。ただ、その先の選択肢は、もっとプールを増やしてから初めてできる話なのかなと思いました。

理論上で言えば、ユナラ+ルルよりも、例えばトランドル+ジェイスを優先するとか。スカーナー+ジェイスでもいいと思います。ただ、今回はアニーを取ったことで、トップとジャングルが少し弱めのピックをせざるを得なくなってしまいました。そこは僕自身の反省点だと思っています。

LCP全勝のTSWを支える、圧倒的なチャンピオンプール

LoL忍者:コーチというのは、限られた手札でやりくりするのが腕の見せどころでもあり、難しいところでもあるのかなと感じます。

 

Pazヘッドコーチ:そうですね。特にTSWは、LCPの中でもチャンピオンプールが一番広いチームだと思っています。相手がセカンドピックのとき、手札の多さという部分で、正直ピックを潰しきれません。

そこは、一度も負けずに勝っている全勝チームなだけあるなと感じました。プレイもうまいですし、今日もさすがだなと思いました。

 

LoL忍者:TSWは本当に強いチームですが、個々のスキルに加えて、チャンピオンプールの広さや深さも強さの一つと言えそうです。

 

Pazヘッドコーチ:そうですね。いつでもセトのようなポケットピックを出してきますし、一つ一つのピックもうまいなと思います。

特にベトナムのチームは、どのチームからもピックの工夫を感じます。GAMもMVKもTSWも、それぞれにピックのアイデンティティ、理論があります。対戦していて、その部分を一番強く感じるのは、やっぱりこの3チームですね。

スクリムでは勝てても、公式戦では「DFM」として対策される

LoL忍者:2ゲーム目は、TSWが実験的なドラフトをしていたようにも見えましたが、それでも現LCP最強クラスのTSWから1本取ったことは、特に選手たちにとって大きな自信になるのではないかと思います。そこについてはどう感じていますか。

 

Pazヘッドコーチ:そうですね。きっとお聞きしていると思うのですが、僕たちはスクリムでは、意外とどのチームともやり合えています。もちろんスクリムはスクリムなのですが。

ただ、僕が思うに、スクリムでは相手が僕たちを「DFMというチーム」として見ていないんですよね。

 

LoL忍者:なるほど、単なる練習相手としてしか見ていないと。

 

Pazヘッドコーチ:そうです。でも試合になると、相手は僕たちを「DFMというチーム」として捉えます。そうなると、ピックも変わりますし、インゲームのプランニングも変えてくると思います。

だから、そこに対応できるようにならなければいけません。選手それぞれに明確な弱点があるというのは、プロ選手であれば当然のことだと思います。海外の一流選手でも、どんな選手にも苦手な部分はあると思うんです。

 

LoL忍者:あります。誰にでも必ず弱点はあります。

 

Pazヘッドコーチ:はい。ただ、僕たちはその弱点が顕著に出てしまうタイプだと思っています。だからこそ、そこはしっかり直さなければいけないと思います。

スプリット3へ。Pazヘッドコーチが語る責任と覚悟

LoL忍者:ありがとうございます。そろそろ時間が来てしまったようです。本当はあと3時間くらい、お酒を飲みながらお話ししたいところなのですが……最後に、ファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします。

 

Pazヘッドコーチ:スプリットの結果としては、取ったゲーム数などはもちろん違いがありますが、最終的にはスプリット1と同じ結果になってしまいました。そこに関しては、僕としてはコーチ、スタッフ陣の責任が大きいと思っています。

僕自身がもっと変わらなければいけないと思っています。スプリット3では、選手たちは当然やってくれると思っています。だからこそ、僕自身も、自分が少しでも妥協している部分をなくしていきたいです。

毎日、「今日は全力でやった」と思えるくらい、しっかり頑張ってチームを良くしていきたいと思います。ファンの皆さんにも、信じて応援していただけたら嬉しいです。

 

管理忍

君子豹変でござる。

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