
名コーチ、LCP勢の手応えは?
First Stand 2026、初戦Gen.Gと対戦するJDG。強豪との戦いを控え、LCPからHongQとJunjiaを獲得したJDGのTabeコーチの勝算は? またGen.Gサイドに猛ダッシュは見られるのか? Hotspawnによるインタビューを紹介。
Q:ブラジルまでのフライトはいかがでしたか。
Tabe:2018年と比べると、私も少し年老いましたから、フライトは大変でしたね。今も右脚が少し痛いですが、まぁ大丈夫でしょう。またサンパウロに戻ってこられて本当にうれしいですし、ワクワクしています。8年前、私はCBLOLにいて、ブラジルでコーチをしていました。本当に多くのことを学びました。
Q:JDGはLPL Split 1のレギュラーシーズンでは少し浮き沈みがありましたが、プレーオフでは一気に調子を上げました。その理由は何だと思いますか。
Tabe:まず一つ目は、選手への接し方を大きく変えたことだと思います。レギュラーシーズンのときは、かなり厳しく選手たちに接していました。試合で完璧なパフォーマンスをしてほしいという思いが強かったのです。
でも、当時のチームには私のコーチングスタイルが合っていなかったのかもしれません。休暇期間のあとにいろいろ考えて、プレーオフではコーチングのやり方を変えることにしました。以前のように厳しく接するのではなく、どうすれば彼らを育てられるかを常に考えるようにしたんです。
もう一つは、私の考えだけを一方的に聞かせるのではなく、選手自身の考えを持ってほしいと思ったことです。
Q:各選手について、どう成長したと感じているかを聞かせてください。
Tabe:まずトップレーナーのXiaoxuですが、レギュラーシーズンと比べてかなり成長しました。私はXiaoxuにトップレーンでトップクラスの選手になるには、まず安全にプレーしてファームすることを覚えなければいけないと伝えました。というのも、このパッチ、そしてシーズン16全体を通して、トップレーンはほとんどの時間が純粋なレーニングになるからです。
レーンスワップもかなり少ないです。だからこそ、レーニングをたくさん練習しなければいけないし、同時にガンクも回避しなければいけません。
レギュラーシーズン以降、Xiaoxuはガンクを避けながら、より素早くファームして、自分にとって良い状況を作るのが本当にうまくなりました。これが一つ目です。二つ目として、Xiaoxuは集団戦で本当に印象的な選手だと思っています。国際大会の経験はありませんが、First Standでの彼の集団戦を私はとても楽しみにしています。
二人目はジャングルのJunjiaです。レギュラーシーズンのJunjiaは少し萎縮していて、焦りもありました。でもプレーオフでは本当に良くなったと思います。ジャングルでのプレーがより獰猛になって、勇気も育ってきました。スマイトもそうですし、リフトヘラルドも含めて全体的に良かったです。彼はいつもリフトヘラルドを使って印象的なプレーを見せてくれました。今ではLPLファンに対して、JunjiaがLPLでも屈指のジャングラーの一人だと示せていると思います。私は彼をとても誇りに思っています。
三人目はHongQです。昨年、LCPリーグのCFOでは本当に素晴らしい活躍を見せていました。でもLPLがまったく違う舞台だということは世界中の誰もが分かっていると思います。プレーのレベルはさらに高く、厳しさもあります。
でも驚くことに、HongQはとても若いのにメンタルが本当に成熟しているんですよね。レギュラーシーズンではXiaoxuと同じようにかなりアグレッシブにプレーしていました。
なのでコーチングスタッフは常に、どうやって守備的にプレーしてガンクを避けるかを教えていました。トップレーンと同じで、このパッチのミッドレーンもひたすらファームし続ける展開になりやすく、ガンクを避けることがとても重要だからです。プレーオフでは本当に良い仕事をしてくれたと思います。それに新しいチャンピオンもたくさん練習してくれたので、JDGにとってフィアレスドラフトでは非常に大きいです。
最後はGALAとVampireです。まずGALAは、プレーオフでVampireに2v2のボットレーンをどう戦うかを教え続けてくれて、本当に素晴らしかったと思います。Vampireは新人で、国際大会の経験もありません。でもLPLプレーオフで見せたプレーから、彼が本当に成熟したサポートだということは伝わったと思います。
そして私が気づいたのは、Vampireは本当に学ぶのが速いということ。知識を取り込むのがとても速くて、GALAやコーチングスタッフが教えたことをすぐ吸収してくれます。私は、VampireがLPLサポートのスーパースターになると思っています。そして新しいサポートを育て、JDGを背負える存在にしていくことは、私の責任であり使命でもあります。
それから、GALAがレイトゲームに強いADCだということは世界中の誰もが知っていると思います。でも今スプリット、そしてプレーオフを通じて私が驚いたのは、GALAが序盤の影響力も見せてくれたことです。プレーオフでのGALAとVampireのボット2v2は本当に素晴らしかった。大会で私たちが選んだもの、そして彼らのパフォーマンスが示していたのは、GALAは単なるレイトゲームキャリーではないということです。彼は序盤からでもチームをキャリーできます。私にとって最もインパクトがあって、最も驚かされたのは、うちのボットレーンが試合序盤から影響力を出していたことです。そこは本当にうれしかったですね。
Q:初戦ではGen.Gと対戦します。大会の優勝候補と見られている相手と初戦で当たることは、恵まれていると思いますか。また、このシリーズの結果を分ける重要な要素は何だと思いますか。
Tabe:正直に言うと、恵まれているとも思いますし、そうではないとも思います。恵まれていないと思うのは、今のGen.Gが世界最高のチームだと思っているからです。本当に厳しい相手です。ただその一方で、今このタイミングで世界最強のチームと戦える経験と機会を得られるという意味では、恵まれているとも思います。多くのことを学べますからね。
Gen.Gは全員が各レーンでトップクラスですし、全員が経験豊富です。ロスターも昨年から同じですし、年間を通して見事なパフォーマンスを見せてきました。だからJDGにとって、彼らから学ぶには本当に良い機会だと思います。そしてGen.Gに勝ちたいのであれば、私たちは本当に多くの戦術を考えなければいけません。
Q:同じグループにいるLOUDとLYONについてはどう見ていますか。
Tabe:LOUDとLYONも非常に印象的なチームだと思います。もしかするとスクリムをする機会もあるかもしれませんし、同じトーナメント表にいるので、実際に対戦する可能性もかなり高いですよね。こうしたチームの強みは、やはりバンピックだと思います。地域が違うので、チャンピオンプールも少し違いますし、私の経験上、大会ではかなり幅広いチャンピオン選択を見せてくることが多いです。しかもパッチ16.4と16.5の変更もあります。なので、彼らもまた対戦するのが非常に難しい相手になると思います。
Q:競技成績以外で、この大会を成功だったと思えるために、求める成果はなんでしょうか。
Tabe:コーチとして私が見たいのは、競技結果だけではなく、私たちがこの大会で何を経験するかです。5人の選手たちは、練習に多くを捧げながら、自分をどう改善していくかを考え続けています。そんな彼らを私はとても誇りに思っていますし、First Standに参加できることを光栄に思っています。
なので実際の結果以上に、私はこのFirst Standで5人の選手がさまざまなチームから学んでくれることを強く願っています。
私は彼らに、サンパウロに来ることができるすべてのチームは世界最高クラスのチームだと、すでに伝えています。今はフィアレスドラフトなので、ときにはかなり大胆なピックや、スクリムではまず出会わないような特別なピックが見られるかもしれません。この大会特有の緊張感や未知の要素は、選手たちにプレッシャーを与えるでしょう。
でもそのプレッシャーを乗り越えられれば、私たちは成長できます。そしてFirst Standを終えたあと、その経験をすべてLPLに持ち帰ることができます。それはチームが進化し、より良いチームになっていくうえで、本当に良いことだと思っています。
期待でござる。
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